次期レクサスISはワゴンやファストバックも!? EV化で2025年デビューへ
掲載 carview! 文:ピーコックブルー/写真:トヨタ自動車 54
掲載 carview! 文:ピーコックブルー/写真:トヨタ自動車 54
「Intelligent Sport」の略とされるレクサス「IS」は、扱いやすいコンパクトなサイズと優れたハンドリングを兼ね備えたスポーツセダンとして人気を博してきました。
ただ、ISの現行モデルは2013年に登場しており、すでに10年近くが経過しています。2016年と2020年にマイナーチェンジが行われているものの、競合モデルであるメルセデスベンツ「Cクラス」が2022年、BMW「3シリーズ」が2019年、アウディ「A4」が2016年にフルモデルチェンジを行っていることを考えると、やや古さが目立つようになってきました。
>>Cクラス(セダン)の価格・スペック詳細はこちら
>>3シリーズ(セダン)の価格・スペック詳細はこちら
>>A4(セダン)の価格・スペック詳細はこちら
2023年1月現在、次期ISについてレクサスから公式なアナウンスはなされていません。しかし、業界関係者からの情報をまとめると、おぼろげながら次期ISの姿が見えてきます。
>>ISの価格・スペック詳細はこちら
>>ISのユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>ISのグレード詳細はこちら
現在、世界中の自動車メーカーの間でキーワードとなっているのが「電動化」です。そこにはさまざまな意味が含まれますが、ほとんどの自動車メーカーがなんらかのかたちで「電動化」に対する取り組みを行っていることは事実です。
それはレクサスも例外ではありません。トヨタ自動車は、2021年12月に行われた会見で、レクサスブランドのすべてのモデルを2035年までにBEV化すると明らかにしました。
多くの人に移動の手段を提供する必要のあるトヨタブランドと異なり、購入者層が限定されているプレミアムブランドのレクサスが、電動化を推進しやすいという側面はたしかにあります。
とはいえ、現時点で「RZ」や「UX」などごく一部のBEVしかラインアップしていないレクサスにとって、今後すべてのモデルをBEV化していくことは決して簡単なことではありません。
>>RZのスペックや専門家の評価はこちら
>>UX EVの価格・スペック詳細はこちら
パワートレインはもちろん、プラットフォームや足回りなどをBEV専用で新たに開発する必要があるだけではなく、それぞれ車格やモデルに応じた複数のバリエーションを用意しなければなりません。世界で最も巨大な自動車メーカーのひとつであるトヨタ自動車をもってしても、それはかなりハードルの高いことです。
一方、こうしたトレンドが明確化したのは2010年半ば以降のことです。現行型のISが登場したのは2013年のことでしたが、6年前後でフルモデルチェンジされることが一般的となっていることから、当初は2019年頃に次期型が登場すると予想されていました。
当然、この時点では内燃機関をベースとしたモデルとして登場すると見られていましたが、「電動化」に対するあまりに急速なトレンドの変化に対して、新型ISの開発はいったん白紙となり、マイナーチェンジで乗り切ることになったようです。
つまり、2019年頃には、次期ISはBEVとして開発される方針になったと考えられます。
>>ISの価格・スペック詳細はこちら
>>ISのユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>ISのグレード詳細はこちら
2021年12月にトヨタ自動車が行なった「バッテリーEV戦略に関する説明会」では、「Lexus BEV 集合」という名が与えられた13台のレクサス車が並ぶ画像が公開されました。
それから1年あまりが経過した現在、「NX」や「RX」などのPHEVモデル、そしてBEVである「RZ」が実際に発表されています。つまり、次期ISがBEV化するのであれば、この画像のなかにその姿が見られる可能性があるということになります。
>>NX PHEVの価格・スペック詳細はこちら
>>RX PHEVの価格・スペック詳細はこちら
>>RZのスペックや専門家の評価はこちら
次期ISが、これまで同様ミドルクラスのセダンであることを前提とすると、この13台のうちに該当するのは1台のみとなりますが、これは、説明会で実車が展示された「Lexus Electrified Sedan」であると見られます。
画像を見ると「Lexus Electrified Sedan」は4ドアであることがわかりますが、リアのルーフラインはセダンというよりファストバックと呼べるものです。この点は、現行のISとはやや異なりますが、スポーツセダンというアイデンティティをもつISにとって、流線系のファストバックスタイルへと進化することは決して違和感のあることではありません。
また、スペース効率に優れたSUVが主流となっている昨今において、セダンに求められるものは居住性よりもスポーティな走りへとシフトしています。そのため、次期ISがまるで4ドアのスポーツカーのようなルックスになるのは、自然な流れと言えそうです。
ちなみに、公開された画像のなかの「Lexus Electrified Sedan」は、実際に展示されたものに比べて、よりスポーティなエクステリアデザインとなっていることにも注目です。
現行型のISには、高性能モデルの「IS F」や「IS500 Fスポーツ」などがラインナップされてきましたが、BEV化した次期ISにもそうしたバリエーションが設定される可能性が高いと考えられています。
>>意外とお得? 5.0L V8搭載のレクサス IS500、価格判明。販売時期は冬以降アナウンス
一方、公開された画像のなかには、「Lexus Electrified Sedan」と同じようなボディサイズとデザインをもった、シューティングブレーク(ワゴン)も見られます。現行のISにはワゴンモデルは設定されていませんが、競合モデルとなるCクラスや3シリーズ、A4はそれぞれワゴンモデルもラインナップしていることから、次期ISにも複数のボディタイプが設定されても不思議ではありません。
>>Cクラスワゴンの価格・スペック詳細はこちら
>>3シリーズツーリングのユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>A4アバントのグレード詳細はこちら
ここまでの情報をまとめると、次期ISはコンベンショナルな3BOXスタイルではなく、BEVのクーペライクなスポーティセダンとして登場する可能性が高いようです。
一方、公開された画像には、シルエットのみが映る6台のクルマが後方に並んでいます。そのなかに、セダンもしくはクーペと見られる1台があります。
横に並ぶSUVのなかにNXやRXと見られるものがあることから、この並びのモデルは既存のプラットフォームを活用したBEVであると予想することができます。
>>NX PHEVの価格・スペック詳細はこちら
>>RX PHEVの価格・スペック詳細はこちら
現在、レクサスのセダンラインナップは、ISと「ES」、そして「LS」となっていますが、ボディサイズから判断すると、ISもしくはESである可能性が濃厚です。
>>ESの価格・スペック詳細はこちら
>>LSの価格・スペック詳細はこちら
このシルエットのモデルは、既存のESに追加されると見られるBEVグレードであると考えられますが、これが次期IS、もしくは今後ISに追加されるBEVグレードである可能性も否定できません。
次期ISが登場するのは2025年頃になると見られ、全貌が明らかになるにはもう少し時間が掛かりそうです。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
周冠宇、中国マクドナルドのビーフバーガー・アンバサダーに就任
【輸入車BEV販売比率1位のアウディ】 急速充電ステーションを東京都千代田区にオープン
フリード&シエンタの対抗馬はこれでいい! 日産にはキューブキュービックという3列ミニバンがあったじゃないか!
【MotoGP】クアルタラロ、タイヤ内圧違反でスペインGPスプリント3位失う。代わってペドロサが2017年以来の表彰台
ニュルの頭文字を掲げる電気自動車【ヒョンデ Nブランド】
自由に闊歩するロバたちはゴールドラッシュの名残り!? オートマンは街まるごとテーマパークのような観光スポットです【ルート66旅_49】
ジャガー、してやったり! 完璧チームプレイで他チーム翻弄ワンツーフィニッシュ|フォーミュラE第8戦モナコ
ボルボの雪上テスト現場へ潜入! EX30でエルク避けを体験 ソフト開発での重要性も増す
MotoGPスペインGPスプリント|マルク・マルケス、転倒で勝利幻に……荒れた展開生き残りマルティンが制す
なんちゃってセレブが「オートモビルカウンシル 2024」に潜入。インパクト大賞は「ランボルギーニ」顔のソファです
複数年契約を結んだヒュルケンベルグはアウディF1の一員に「ドイツ製PUを搭載し自動車ブランドを代表するのは光栄なこと」
フェラーリの『499P』理解度は約8割。「残り20%をうまくコントロールする必要がある」
史上最強のディフェンダー“オクタ”まもなく登場。V8搭載で2000万円級も初回220台は即完売か
ホンダが斬新デザインの電動SUV「e:NP2」を中国で発売。足元揺らぐBEV市場に不安も…
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す
【1年以内に発売予定!】トヨタ新BEV「bZ3C」&「bZ3X」を中国で世界初公開
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった