もくじ
ー 1966年に製作
ー 半世紀ぶりに元のオーナーへ
マイクロカー「ピールP50」に試乗 独特の世界観、理由はどこに?
1966年に製作
ミニの派生モデルでもあるピール・バイキング・スポーツGTがヨークシャーの倉庫から発見されたのは2015年のことであった。しかし、ミニの特別モデルに詳しいジェローン・ボーイは、さらに多くの個体がどこかに残されているはずだと語る。
ボーイがこのモデルについて初めて知ったのは、20年以上前にオランダ人のベン・コンストに教わった時であるという。現在73歳のコンストは1966年にマン島でこのクルマのボディを入手し、廃車の850ミニの部品を使用して製作したと見られている。
コンストはこの車両の登録に苦戦したようだが、1967年にはこのピールを日常の足として使用したほか、広報車などとしても活用された。
オランダの自動車誌では、「このクルマは非常に充実した装備とバケットシート、それに完璧なダッシュボードを備えています。インテリアの仕上げも美しく、とてもよくできた小型スポーツカーといえるでしょう」と評価している。
半世紀ぶりに元のオーナーへ
コンストはさらに4台か5台程度を販売したと見られている。バイキング・スポーツの総生産台数は24台にとどまることから、その大部分に彼が関わっていることになる。
数年間にわたって他の個体をさがしたものの、新たな成果が得られなかったボーイは、バイキングの生き残りがドイツに存在するとの情報を得てドイツへと向かった。バイキングを1977年以来40年間にわたって所有していたとされるそのひとは、オランダにルーツを持つコレクターであると判明した。
その個体はコンストが以前広報用に使用していたもので、当時と同じ88-49-EPのナンバーが取り付けられていた。
フィアット850ゆずりの大型リアスクリーンやテールライトなど、彼が施した改造はすべてそのまま残っていたのだ。コンストはこの個体が生き残っていたことに驚くとともに、49年ぶりに自分の手元へと買い戻すことになった。
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