環境問題をテーマにする同大会にMIRAIはピッタリ
今年で73回目を迎える「びわ湖毎日マラソン大会」。2018年は3月4日に、滋賀県・琵琶湖の側にある皇子山陸上競技場にて開催される。
【疑問】トヨタ・ミライで話題になった水素戦略はその後どうなっている?
このマラソン大会では数多くのクルマが活躍。まず、大会の審判長が乗るクルマ「審判長車」としてコースを走るのが、燃料電池車のトヨタMIRAI。びわ湖毎日マラソンは環境問題をテーマに掲げており、第63回大会(2008年)より、環境保全活動なども行っている。
その一環として、ガソリンを使わないMIRAIが審判長車に選ばれたのだ。ちなみに昨年はプラグインハイブリッド車のプリウスPHVが大役を務めている。
審判長車を運転するのは今年で8年目という饗場(あいば)伸一競技役員。お話を伺うと、「MIRAIは排気ガス出ないので、後続のマラソンランナーに対して優しいのがうれしいですね。前を走る自衛隊のクルマや選手たち、そして後続の選手たちとの間合いを取りながら走らなければならなりませんので大変です」とコメントしてくれた。
そのほかにも、滋賀県警察本部交通部交通機動隊や陸上自衛隊大津駐屯地の方々も大会に協力する。白バイに乗り隊列を先導するのは、林 弘晃巡査部長(集合写真後列左端)と、青木拓也巡査長(同前列左端)のお2人。
白バイ隊員になって9年目という林巡査部長は、「ほかのマラソン競技などの先導はしたことがありますが、びわ湖毎日マラソンの先導は初めてです。後ろを走るランナーとの間合いを確認しながら、何かあっても対処できるようにしています」とのこと。
なお、先導する隊員を決めるのは隊員となった年数や経歴、などをもとに選考しているそうだ。
大会役員などを乗せて走るのは、陸上自衛隊大津駐屯地の隊員たち。大会を取材するカメラマンを乗せる「取材」、コースの確認や風速、気温を計測する「技術総務」、大会役員を乗せてレースを見る「監察」といったゼッケンを付けて大会をサポートする。
取材車を運転するのは、隊員になって13年目の神田さん。自ら運転を志願したそうで、マラソンのサポート車の運転は初めてだそうだ。
2015年の世界選手権で、1万メートル代表の村山謙太選手(旭化成)や、昨年の覇者エゼキエル・チェビー選手(ケニア)など注目の選手が走るびわ湖毎日マラソン。選手の活躍にも期待したい。
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