■バブルの象徴「テスタロッサ」もいまやクラシケに!
フェラーリのクラッシックカー部門、フェラーリ・クラシケが定めた、クラッシック・フェラーリの定義は、新車でのデリバリーから20年以上を経過したモデルのことである。
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したがって2020年の現在からさかのぼるのならば、2000年以前に生産されたモデルは、すべてクラシケとされることになる。
今回紹介する1980年代製の12気筒ミッドシップ「テスタロッサ」は、もちろんその定義からすれば正真正銘クラシケの資格を持つモデルである。それだけに最近では、フェラーリ・クラシケの正式な認定を得ようとするテスタロッサも、相当な数にのぼるという。
オークション・シーンにおけるテスタロッサ、そしてその進化型である「512TR」、「F512M」の動きもよい。とりわけ最後のプロダクション12気筒ミッドシップとなったF512Mの人気は高いが、この世代のファーストモデルであるテスタロッサは、その優美なスタイルで多くのファンの目を魅了する。
さまざまなオークションのリザルトを見ても、特に割高な印象はしないから、フェラーリの世界を楽しむには最高の1台なのかもしれない。
先日開催されたRMサザビーズの「オープン・ロード・ザ・ヨーロピアン・サマー・オークション」にも、2台のテスタロッサが出品されていた。
1台はセンターロック式のホイールと、ピラーの中央付近左右にドアミラーが装着されていることからも分かるように、テスタロッサとしては比較的早い時期にデリバリーされた1986年型である。最初のデリバリー先はスイスで、2005年にはノルウェーのオーナーの手に渡った。
現在の走行距離は1万5200km。ロッソコルサのオリジナルカラーやインテリア、ドキュメント類はすべて完全な状態だが、RMオークションによれば、EUの輸入時に支払いが必要となる関税や輸入手数料、管理手数料等々、さまざまな金銭が未納のままになっているという。
つまり落札者はそれを加えた金額を落札価格に加えて支払う必要があるとうわけなのだ。参考までに今回の落札価格は9万1300ユーロ(約1023万円)。コンディションや必要経費を考えれば、十分に魅力的な価格といえる。
■リチャード・ギアも運転した「テスタロッサ」とは?
もう1台のテスタロッサは、鮮やかなホワイトのエクスリア・カラーが特徴的なモデルだ。
1987年11月にアメリカ仕様として製造されたものである。走行距離はテキサス州にデリバリーされて以来、2万7000マイル(約4万3200km)を刻むが、コンディションは素晴らしい。
さらに興味深いのは、ファースト・オーナーであった弁護士のヤンクス・ギャレット氏が、テスタロッサの初期型モデルに装着されていたセンターロック・ホイールである「モノダド」を装着したことだ。
つまり彼のテスタロッサは、通常では存在しない初期型と後期型の両方の特徴を備える、きわめて珍しい仕様となっているのだ。
このテスタロッサは、アメリカで数人のオーナーの手を渡り、ロサンゼルスであるオーナーに所有されている間には、俳優のリチャード・ギアによっても運転される機会があったという。
そして純白のテスタロッサは最終的にデンマーク、そしてドイツへと渡ることになる。この両国ではいずれもオーナーに恵まれ、頻繁なメンテナンスを受けた記録が、すべてそのまま残されている。
ガレージにクルマを仕舞い込むのではなく、フェラーリの走り、しかも12気筒ミッドシップの走りを積極的に楽しむには、この個体は最高の1台だろう。
落札価格は11万ユーロ(約1320万円)。車両はオランダでピックアップせよと、いう指示に従った輸送費等を考えると、ちょっと頭は痛くなるけれど、十分に魅力的な落札価格である。
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みんなのコメント
せっかく長生きしたのに、メンテナンスをする
知識も無く面倒を見てくれるショップも知らないヤツが
クルマを買ってダメにするなら
最初から買わないで下さい。