現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > Sparcoブランド初のオフロードホイール誕生。スパルコ・ダカール×スズキ ジムニー

ここから本文です

Sparcoブランド初のオフロードホイール誕生。スパルコ・ダカール×スズキ ジムニー

掲載 更新
Sparcoブランド初のオフロードホイール誕生。スパルコ・ダカール×スズキ ジムニー

コンペティションの世界で「速さ」を磨きぬいたSparco(スパルコ)のホイール。その高性能は「オン」だけのものではない。世界一過酷なラリーレイドでもぎとった勝利を誇るかのような名を冠して、新たなフィールドへと挑もうとしている。 

オフローダーとしての逞しさとともに街乗りもOKなファッション性を兼備
このジムニー、すっきりしていてカッコいい。どこかのアフター向けブランドのボディキットを組み込んでいるのでは? ・・・と思う人も多いはずだ。だが、実はノーマル。純正オプションのハニカムグリルに交換してはいるものの、そのグリルとバンパー、さらにミラーカバーをボディ同色にアレンジしているだけだ。ドイツのサスペンションメーカーKW製STの車高調整式サスペンションを組み込み、さり気なく20mmローダウンしているものの、ノーマルと並ばなければわからないレベル。

クルマとゴルフのまったく新しいタイプのオンラインイベント。動画が見応えあり!

これで乗り心地とハンドリングの両方を向上させ、お洒落に街乗りできるジムニーに仕立てている。そして仕上げとして足もとを極めているのが、O・Z製ホイール「スパルコ・ダカール」だ。

O・Zと言うとF1やインディなどサーキットレースのイメージが強いが、WRCでも2000年から10連覇を果たしている。サーキットでの強烈な横Gに耐えるホイールも凄いが、ターマックやグラベルでの上下動の衝撃を受け止めるホイールも別な意味で凄い。O・Z=ウイニングホイールに求められる性能は半端じゃないはずだ。そこで得たノウハウを市販品に確実にフィードバックしているからこそ、O・Zホイールは高い信頼性を得ている。して仕上げとして足もとを極めているのが、O・Z製ホイール「スパルコ・ダカール」だ。

O・Z「スパルコ」は、イタリアはトリノに本拠を置き、レーシングスーツやシートなどを手掛ける老舗ブランドだが、O・Zはその名を冠したホイールをライセンス生産し全世界で展開している。むやみな大径化にこだわらず手頃な価格で、若者向けのカジュアルな立ち位置としているのがポイントだ。

O・Z「ダカール」というネーミングはもちろん、かのダカールラリーに由来する。全行程が1万km近くにも及ぶ超過酷なラリーレイドである。実はO・Zはここでも5回制覇している(三菱自動車やプジョー、フォルクスワーゲンをサポート)。そのイメージを継承するこのダカールは、砂漠ありガレ場ありのオフロードを走破するタフなイメージを、巧みなデザインで表現しているのだ。

デザインとカラーリングでタフな走りを絶妙にアピール
まず目を引くのが「エラ」とも称される大きなセンターディスクだ。ここでしっかりと強度を確保している。センターを極力小さくして細身のスポークでスポーツ性を追求するのがO・Zの定番。ダカールはそれとは真逆のアプローチだが、ターゲットを絞って性能を追い求めた姿がここにある。

短めのスポークは10本。2×5のレイアウトは、オフロードでの衝撃を受け止めるのに適していると言われている。下からの力を真上でも受け止めるからだ。リム側にはアメリカンオフロード用ホイールのお約束、ビードロック風にピアスボルトが打ち込まれている。そのピアスボルトはリムを縁取る切削を回避した箇所に立体的に設えているだけに存在感が大きく、スポークの延長線上からオフセットさせることで動きを感じさせてくれている。マットブラックは、オフロードでのタフネスぶりの演出にひと役買うカラーだ。

ジムニーはハブの形状からセンターキャップの装着は不可。センター部を開けねばならない。そのためダカールは、ジムニー用とシエラ用をインセットを変えて専用に対応している。シエラと異なりジムニーは国内専用車だけに、まさに日本専用の特注品扱いだ。

ちなみに本来備わるスパルコのセンターキャップはアンダーバーの付いた「S」マーク。ジムニーもセンターにスズキの「S」ゆえ、キャップなしでもスパルコをイメージしてくれている、とも言えるだろう。

国内外の人気クロスオーバーなど対応ラインナップを鋭意拡大中
ダカールはジムニー用の16インチの他、17インチも用意する。ランドクルーザー プラドやハイラックス用に加え、アウディQ2&Q3やBMW X2やMINIクロスオーバーにも対応、さらにはホンダCR-VやトヨタRAV4用も揃えている。今後はサイズや適応車種の拡大も検討中と言うから、ダカールを履きたい向きには今後の展開に注目して欲しい。

O・Zでは2020年を「オフロードホイール元年」と位置付けている。今回のスパルコ ダカールをはじめ、本家O・Zのオールテレインシリーズでジープ系にも対応する「ラリーレイド」など、タフなホイールを今後、広く展開して行くと言う。実戦で得たノウハウが息づくオフロード用O・Zホイール。ラフロードで似合うのはもちろん、街中でも存在感をアピールしてくれる。愛車の4WDに履かせて、颯爽と街を駆け抜けてはいかがだろう。(文:河原良雄/写真:小平 寛)

[ アルバム : スパルコ・ダカール×スズキ ジムニー はオリジナルサイトでご覧ください ]

こんな記事も読まれています

[空飛ぶクルマ]6輪車で登場か!? 実用化なれば結構アリかも!! でも意外な欠点とは?
[空飛ぶクルマ]6輪車で登場か!? 実用化なれば結構アリかも!! でも意外な欠点とは?
ベストカーWeb
自動車界の生きた化石、モーガン「4/4」に中学時代から憧れて…念願かなって16年前に購入!「オリジナルのまま乗り続けるのが目標です」
自動車界の生きた化石、モーガン「4/4」に中学時代から憧れて…念願かなって16年前に購入!「オリジナルのまま乗り続けるのが目標です」
Auto Messe Web
定年間近のクルマ好きの方から「定年後にポルシェ911を買いたい」と聞かれてマジレスした話
定年間近のクルマ好きの方から「定年後にポルシェ911を買いたい」と聞かれてマジレスした話
旧車王
家の中で愛車を楽しむ!クルマを飾れるギャラリー付きマンション誕生 東京・千歳船橋
家の中で愛車を楽しむ!クルマを飾れるギャラリー付きマンション誕生 東京・千歳船橋
グーネット
シトロエン ありがとう「C3」! 日本販売ラストを飾る限定車「メルシー!」は人気カラー採用
シトロエン ありがとう「C3」! 日本販売ラストを飾る限定車「メルシー!」は人気カラー採用
グーネット
ホンダ ポータブル電源「パワーポッド e:」発売 着脱バッテリーで長時間の連続使用も可能に
ホンダ ポータブル電源「パワーポッド e:」発売 着脱バッテリーで長時間の連続使用も可能に
グーネット
ポルシェ 新型「タイカン」六本木ヒルズで初公開!大谷翔平選手とのコラボキャンペーンも
ポルシェ 新型「タイカン」六本木ヒルズで初公開!大谷翔平選手とのコラボキャンペーンも
グーネット
まるで走りはスーパーサルーン! アストン マーティンDBX707へ試乗 タッチモニター獲得で誘引力UP
まるで走りはスーパーサルーン! アストン マーティンDBX707へ試乗 タッチモニター獲得で誘引力UP
AUTOCAR JAPAN
なぜホンダ新型「ヴェゼル」は純正のタイヤ銘柄が増えた? 辛口モータージャーナリストがFFと4WDの走りの進化を検証します
なぜホンダ新型「ヴェゼル」は純正のタイヤ銘柄が増えた? 辛口モータージャーナリストがFFと4WDの走りの進化を検証します
Auto Messe Web
マクラーレン育成ボルトレートが初優勝。マシントラブル相次ぐ一戦に/FIA F2第7戦レース2
マクラーレン育成ボルトレートが初優勝。マシントラブル相次ぐ一戦に/FIA F2第7戦レース2
AUTOSPORT web
マツダ、ヤマハ、ホンダ、スズキの「認証不正」どうなった?  調査結果を国交省が公表! マツダは同日にコメント発表
マツダ、ヤマハ、ホンダ、スズキの「認証不正」どうなった? 調査結果を国交省が公表! マツダは同日にコメント発表
くるまのニュース
クルマの「怒り顔」 20選 意外と好印象? 不機嫌そうに見えるデザイン
クルマの「怒り顔」 20選 意外と好印象? 不機嫌そうに見えるデザイン
AUTOCAR JAPAN
アウトバーンは130キロで走行しても遅くて流れを止めることも!? 安全かつスムーズな走り方をドイツ在住ジャーナリストが解説【みどり独乙通信】
アウトバーンは130キロで走行しても遅くて流れを止めることも!? 安全かつスムーズな走り方をドイツ在住ジャーナリストが解説【みどり独乙通信】
Auto Messe Web
2024年F1第11戦オーストリアGP予選トップ10ドライバーコメント(1)
2024年F1第11戦オーストリアGP予選トップ10ドライバーコメント(1)
AUTOSPORT web
2024年F1第11戦オーストリアGP予選トップ10ドライバーコメント(2)
2024年F1第11戦オーストリアGP予選トップ10ドライバーコメント(2)
AUTOSPORT web
乗るなら目立つブラックキャブ! 石油王が好んだ特注オースチン・タクシー(1) ベースは定番のFX4
乗るなら目立つブラックキャブ! 石油王が好んだ特注オースチン・タクシー(1) ベースは定番のFX4
AUTOCAR JAPAN
ペニンシュラ・ホテルが現オーナー 石油王が好んだ特注オースチン・タクシー(2) 日産リーフの部品でEV化
ペニンシュラ・ホテルが現オーナー 石油王が好んだ特注オースチン・タクシー(2) 日産リーフの部品でEV化
AUTOCAR JAPAN
ブリヂストン 無敵となるか?!GR86/BRZ Cup用ハイグリップスポーツタイヤ「ポテンザ RE-10D」を発売
ブリヂストン 無敵となるか?!GR86/BRZ Cup用ハイグリップスポーツタイヤ「ポテンザ RE-10D」を発売
Auto Prove

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

165.4200.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

10.8403.9万円

中古車を検索
ジムニーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

165.4200.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

10.8403.9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村