2024年12月17日、スズキの人気コンパクトスポーツ「スイフトスポーツ」の特別仕様車「ZC33S Final Edition」が発表された。標準グレードのスイフトスポーツは2025年2月に生産終了となり、以降は期間限定でこの特別仕様車が販売されるという。いよいよ次期モデル登場のカウントダウンが始まったようだが、いまこのタイミングで現行モデルを買うのも悪くない。スイフトスポーツならではの魅力に惹かれているのなら、なおさらだ。
文:立花義人、エムスリープロダクション/写真:SUZUKI、ベストカー編集部
さよならスイフトスポーツ…新型に期待しつつ「いま買わずしていつ買う!!」な現行型を褒める
【画像ギャラリー】深みのあるカラーと専用パネルがカッコイイ!! スイフトスポーツの特別仕様車「ZC33S Final Edition」(11枚)
新型のデザインは斬新だが、現行スイスポのデザインも悪くない!!
2016年12月の標準モデルのスイフト(ZC72系)登場から10か月遅れとなる2017年9月に発売された、現行スイフトスポーツ(ZC33)。標準モデルに新世代のプラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」が採用されたことで、車両重量は970kg(6速MTモデル)と、先代から70kgもの軽量化を実現。エンジンは先代の1.6L自然吸気ガソリンエンジンから、ダウンサイジングコンセプトの1.4L 直4直噴ガソリンターボが採用され、これにより最高出力・トルク共に先代より高められ、ブレーキの大径化なども施された。
軽量ボディだからこそ感じられる軽快感や気持ちのいい加速、絶妙なチューニングによって味わえるハンドリング性能、これが216万円~という価格で購入できるのは、バーゲンプライス級の安さ。標準モデルは、2023年に新型へモデルチェンジし、確かに、新しく斬新なデザインになったが、現行型スイフトスポーツが古めかしくチープにみえるほど大きく変わってはいない。すっきりとしたシンプルなデザイン性もスイフトスポーツの魅力であるから、そのよさに重きを置くオーナーであれば、現行型でも満足できるはずだ。
2017年登場の現行型スイフトスポーツ。かれこれ7年になるロングセラーモデルだ
Final Editionもすごくイイ!!
また、このたび発表となった現行スイスポの特別仕様車「ZC33S Final Edition」が、スイフトスポーツの魅力をよく引き出しているモデルとなっている。
特別仕様車のイメージカラーは、新型スイフトにも設定されている「フロンティアブルーパールメタリック」。深みのある艶が全体的な質感を高め、大人っぽい雰囲気を漂わせている。スイスポといえば明るいイエローをイメージすることも多いが、このイメージカラーも非常に似合っていると思う。
特別装備には、グロスブラックの専用グリル、フォグランプベゼル、専用17インチアルミホイール、レッドカラーの専用ブレーキキャリパーを用意。また専用Cピラーデカールやエンブレムなども、オーナーの所有欲をしっかり満たしてくれるものだ。
インテリアでは、チタンマフラー独特の焼き色である「ヒートグラデーション」を模したカラーをインパネやドアアームレスト、コンソールにオーナメントパネルに配置。クルマ好きにとっては、高揚感を高めてくれるうれしいアイテムだ。
2025年3月から2025年11月までの期間限定生産で、2025年3月19日より発売開始、価格は6速MTで232万9800円となるが、スイスポの魅力をさらに引き出してくれるデザイン性を考慮すると、決して高くはない。
2025年3月から期間限定生産されるスイスポの特別仕様車「ZC33S Final Edition」。深みのあるボディカラー「フロンティアブルーパールメタリック」がイメージカラーだ
新型を待つべき……か!??
ただ、購入するとなると、新型スイスポの動向は気になるところ。次期型は1.4Lガソリンターボ+48Vマイルドハイブリッド搭載になることが噂されており、これによりパワー・トルクは現行型より向上すると思われるが、重量増は避けられない。もちろん、スイフトスポーツの魅力である軽快な走りを楽しめるスペックで登場してくれるのは間違いないだろうが、多少の重量増は覚悟しなければならない。
また、価格についても、原油高、原材料価格の高騰、円安など様々な要素が絡むため現行型より高くなるのは避けられないだろう。おそらく10~15万円ほどアップした、230~240万円といったところではないだろうか。
絶対的な性能でいえば新型のほうが上回るだろうが、噂どおりならば、純ガソリンモデルのスイフトスポーツは現行型でしか買えないということになる。シンプルなメカニズムで軽快に走りたい、しかもコスパ最強のスイスポが欲しい、ピュアにガソリン車の走りを堪能したい、というならば、現行型を買ったほうが満足できるかもしれない。
ベストカー編集部による新型スイフトスポーツの予想CG。現行型より性能は向上するだろうが、価格も上がるだろう
◆ ◆ ◆
スイスポのような軽快なホットハッチは、いまや世界中探しても見つけることができない。もちろんスズキは、新型でもスイフトスポーツファンの期待を裏切ることはしないだろうし、気になる存在ではあるが、現行型もスイフトスポーツならではの魅力を余すところなく味わえることは確かだ。スイフトスポーツならではの魅力に惹かれているのであれば、現行型を買っておくべきかもしれない。
【画像ギャラリー】深みのあるカラーと専用パネルがカッコイイ!! スイフトスポーツの特別仕様車「ZC33S Final Edition」(11枚)
投稿 さよならスイフトスポーツ…新型に期待しつつ「いま買わずしていつ買う!!」な現行型を褒める は 自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
510万円から! トヨタが新「アルファード」発売! 一部改良で何が変わった? シンプルだけど十分豪華な“最安グレード”「X」新設定!
レクサスと同価格のアルファード最上級グレード!! 新グレード投入の意味
期待の国産原付ミニカー「Lean3」に試乗! コスパと実用性に優れた次世代3輪モビリティの実力とは?【試乗レビュー】
本州~九州に悲願の「新ルート」誕生へ!? 「下関北九州道路」いよいよ着手目前 大渋滞“関門トンネル”に代わって「小倉直結」のスゴさとは
東名~上信越道「最短ルート」誕生へ!? 「中部横断道 北部延伸」計画に反響多数「早く作って」「峠越えの坂やばすぎ」まさかの“圏央道第二ルート”にも!? どこまで進んだのか
トヨタ斬新「クラウンオープン」実車展示! まさかの「屋根なし」ボディ採用! “美しいデザイン”&開放感を追求した特別な「クラウンクロスオーバー」とは?
マツダ“11年ぶり”ロータリー搭載車「MX-30」がスゴイ! “全長4.4m”の「2ドアクーペ」ライクな流麗ボディ採用! 「Rotary-EV」の特徴とは?
国民ブチギレ! 政府「ガソリン価格“10円”あがります」 12月と1月の2段階で家計の負担増! 「ガソリンの暫定税率」廃止も実現は先… 政府のイジメに国民はウンザリか
ホンダ新型「フリード」なぜ“普通のシフトレバー”採用された? ハイブリッド車に備わる最新「ボタン式シフト」非搭載となった理由とは?
マジで危険…。 信号待ちで「バイクのすり抜け」違反じゃない? 「マジで危ない」「クルマの後ろで待て」との声も 何がダメな行為なのか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント