■スポーツカーは「子育てカー」になれるのか?
子育て層に人気のクルマといえば、ミニバンやコンパクトカー、軽自動車など日常使いにおいて利便性の高いものが挙げられます。
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一方、スポーツカーは速く走ることや運転の楽しさという部分に特化してることもあり、利便性はいまひとつというイメージを持つ人もいます。
では、子育てにスポーツカーは向いていないのでしょうか。
スポーツカーといえど、ボディタイプや乗車人数などモデルによって異なり、そのぶん使い勝手も色々です。
しかし年齢が6歳未満の子どもを乗せる場合には、法律により一律でチャイルドシートの使用義務があります。
また年齢が6歳以上でも、子どもの身長が140cmに達するまではチャイルドシートの使用が推奨されています。
チャイルドシートはいくつかの種類に分けることができ、国土交通省によれば「乳児用(体重:13kg未満/身長:70cm以下」、「幼児用(体重:9-18kg/身長:65-100cm)」、「学童用(体重:15-36kg/身長:135cm以下)」となっています。
さらに乳児用では、年齢によって後ろ向き(横向き)や前向きなど使用方法が異なるほか、設置に関してもシートベルトを用いるものやシートに金具で固定するISOFIXなどがあります。
そうした中で、今回は2+2シーターというパッケージのトヨタ「GR86(SZ・AT)」を使って、子育て真っ只中のふた組のご家族にその使い勝手を体感してもらいました。
ひと組目は、乳幼児の息子さんがいるAさんご家族で、所有するクルマはトヨタ「GR86(RC/MT)」とボルボ「V60クロスカントリー」の2台。
普段、Aさんは主にV60クロスカントリーを運転しているといいます。GR86はパパの趣味車のようなものだとかで、稀に息子さんを乗せ出かけることもあるそうです。
今回、くるまのニュース編集部が用意したGR86にチャイルドシートを載せて息子さんと出掛けてみたAさんは、次のように話しています。
「子育てカーとして、チャイルドシートの取り付けはやっぱり大変。だけど、そんなに頻繁に付け外しするわけでも無いからいいかな……と思います。
子どもを乗せるのはちょっと大変。ドアを開けてから結構、後ろの方に後席があるから、サイドシルにいったん座ってから子どもを持ち上げるような動作をする必要がありますね。
対して、運転席から子どもをあやしたりするときは距離が近くて良いと思いました。
ただ、チャイルドシートに乳児を後ろ向きで乗せる場合は、助手席がかなり狭くなります。とはいえ、そこは割り切るしかないです。
長距離移動では、後席に大人が乗るのは厳しそうだけど、小学生くらいまでなら問題なさそうな印象を受けました。
2歳、3歳以上の子どもなら、チャイルドシートを前向きで取り付ければ全然、問題無いと思います」
このように子育てカーとしては100点満点ではないものの、チャイルドシートが必要な年齢の子どもがいても日常で使うことに問題は無いようです。
また、ユーティリティに関してAさんは次のように話しています。
「トランクスペースが見た目よりとても広いですね。
大型のベビーカーでも余裕で入るし、日常品の範囲での大きめの品物くらいなら一緒に載せられます。
パパ、ママ、息子なら後席もひとつ空いているし、お買い物車としての利便性もそれほど悪くないと思いました」
GR86のトランクスペースは231リットル(フル乗車)となり、数値的には狭い印象を受けますが、実際には日常での使用に問題は無いようです。
また、Aさんは実際に息子さんと海まで出掛けてみた感想を次のように話しています。
「子育てカーという目的を第一にして買うのはちょっとどうかなと思うけど、使えないことは無いと思いました。
ただ、そうしたことに目をつぶるのに見合う楽しさを持っているクルマのような気がします。
毎日のドライブが楽しくなるクルマなのは間違い無いので、多少は利便性を落としても楽しさを優先したい、という人ならば買っても後悔はなさそう。
『アイサイト』が付いているから安全性能が高い、というのも、奥さんを説得するに当たってアピールできるポイントだと思います」
■普段はSUV! 今年から小学生のCちゃんはスポーツカーに乗ってどう思った?
ふた組目は、小学校低学年の娘さん(Cちゃん)のいるBさんご家族。所有するクルマはレクサス「NX」です。
普段Bさんは、習い事に通うCちゃんをNXで送迎するなど、クルマは日常的に運転しているといいます。
小学校低学年になると、平均身長は男女ともに約115cmから130cm程度となり、GR86の後席にちょうどおさまりの良いくらいの体格で、パパ、ママ、子どもで出掛けるのにも問題は無さそうです。
また身の回りのことは自分で出来るくらいに成長している年頃でもあり、乗り降りに関しても、自分で前席を前に出して着座するくらいは出来るものです。
実際に後席に座ってみたCちゃんは「普段のクルマより、狭くて落ち着く。パパとの距離も近いので安心する」と話しています。
走行中についても、Cちゃんは「いつもよりゴツゴツする(笑)。けど、気持ち悪くはならなかった」といい、SUVとスポーツカーにおける乗り心地の違いが分かるようです。
ただ、GR86はクーペならではのスタイリングのために、リアウインドウが後席に着座した人の頭部に近くなります。そのため、天気が良い日や夏場などは日差しが気になるかもしれません。
今回、GR86+チャイルドシートの組み合わせをふた組のご家族に体感してもらいましたが、スポーツカーも子育てカーとして十分使えるようです。
一般論として、チャイルドシートを必要とする子どもがいる家庭では、スポーツカー1台ですべてをまかなうのは難しい部分もあります。
しかし、スポーツカーに乗りたいという気持ちがあるのであれば、「スポーツカー=子育てカーにならない」と間口を閉ざす前に、妥協点を探してみるのも良いのかもしれません。
また地方部では、ファーストカーとセカンドカーというように複数台のクルマを所有するケースが見られます。
そうした際に、「ミニバン(SUV)と軽自動車」といった定番の組み合わせではなく、「ミニバン(SUV)とスポーツカー」といった選択肢があれば、ファミリー層も嬉しいかもしれません。
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みんなのコメント
クーペのリア上部は暖かい空気が溜まるからね。