山岳救助の潜在力はランクル以上!? 本気のハイテク救助装備を満載したRAV4のデモカーがカッコいい

トヨタグループの機械メーカー豊田自動織機は、14日に開幕する東京オートサロン2022に、RAV4をベースにしたコンセプトモデル「RAV4"5D ADVENTURE 2022"」を出展すると発表した。

豊田自動織機はトヨタグループの源流メーカーで、社名のとおり繊維機械のほかカーエアコン用コンプレッサーなど自動車部品を主力製品とするとともに、トヨタの一部モデルの生産も行っている。今回カスタムベースとなったRAV4も同社の長草工場が生産を担当するモデルなのだ。

今回披露されるRAV4"5D ADVENTURE 2022"は、昨年オンライン公開されたRAV4"5D ADVENTURE "の「山岳救助」というテーマを継承し、内外装のアイテムを強化したニューバージョン。豊田自動織機によると、サブネームの「5D」とはラダーやステップなど車外空間も最大限利用する「3Dアクセス」と、ドローンなどのデバイスと隊員同士の意思疎通および現場と車両で同じ災害状況を認識できる空間リンクから成る「2ディメンション」の融合を意味する。

エクステリアは、ブロックパターンがワイルドなオフロードタイヤや各部のグリップなど、山岳地帯の悪天候時の走行にも耐える外装と足回りが特徴で、ブラックアウトされたグリル中央のロゴは伝統の「TOYOTA」に変更。救助活動で必要なレーザー測定装置「LiDAR」やWi-Fiなど各種機能は脱着可能なキューブユニットにまとめられ、視界が確保できない悪天候時にはフロントガラスに映し出されるAR機能が安全に最深部までの運転を補助する。

また、車体外部には機動性を重視し、取り出しやすく収納力を強化したアウトサイドストレージを新たに追加。さらに、荷室のマキシマムスペースは積載スペースを最大限有効活用し、救助装備を素早く取り出すことも可能となっている。

国産クロスオーバーの中では、オフテイストを強化した存在感が魅力のRAV4。その方向性をとことんまで突き詰めたのが今回のRAV4"5D ADVENTURE 2022"で、その自然な仕上がりは日頃から生産を担当しているメーカーならではといえるだろう。アフターパーツとしての展開を期待したいコンセプトカーだ。

Comments

連投してまで…惨めだね

なぜランクルorプラドをベースにしないのか？
RAV4ベースじゃ張りぼてなんちゃって感丸出し。