■「まだ新車で売ってるの?」 驚愕の声
スズキ「エブリイ」は日本独自の軽規格に収まる商用バンで、1982年に登場。以来軽バンの代表的なモデルとなっています。
そんなエブリイですが、実は旧モデルが海外でも展開されています。このクルマについて、SNSなどではいまだに驚きの声があとを絶ちません。
【画像】「えっ…!」 これが途上国で大人気の「スズキ旧型バン」です!(70枚)
初代エブリイは日本だけではなく、スズキのインド法人であるマルチ・スズキも現地生産しており、「マルチバン」として販売。のちに「オムニ」として2019年まで販売されました。
さらに、パキスタンでは「ボラン」として販売され、いまだにラインナップされるなど、かなりの長寿モデルとなっています。
そして1985年に登場した2代目エブリイもまた、世界各国で生産されています。
韓国では「ダマス」として販売され、生産は韓国メーカーのデーウ(大宇)が担当。軽規格を超えた800ccエンジンを搭載し、商用の5人乗りモデルおよび乗用の8人乗りモデルをラインナップします。
なお、エブリイの源流ともいえる軽トラック「キャリイ」は「ラボ」として展開されていました。
そんなダマスとラボは、1996年からはウズベキスタンで現地生産を開始。
2008年以降は、ブランド名を「シボレー」に変更したことに伴って、シボレー「ダマス」、シボレー「ラボ」となり、現在も販売されています。
さらに中央アメリカや北アフリカなどでは、ダマスをシボレー「CMP」、ラボをシボレー「CMV」として販売しています。
それぞれ名前や生産国が異なるなど、複雑な経歴を持つモデルですが、源流はエブリイやキャリイであることには変わりありません。
このように未だに新車として販売されていることから、エブリイやキャリイの優れた信頼性や整備性が世界中で評価されていることを示すとともに、クルマ自体が高機能・多機能化する一方で、安価で簡素な商用車のニーズも強く残っていることを表しています。
そんなエブリイやキャリイの海外モデルについて、SNSなどではいまだに驚きを隠せないユーザーが少なくないようです。
「今も買えるの!?」「こんなスズキ車が、現役だなんて知りませんでした…」「この型のエブリイ好きだったんだよねー!」など、存在自体に驚愕する人が多いようです。
また、「『CHEVROLET』がカッコいい」「走りなんてどうでもいい惚れた」など、シボレーとの意外すぎるマッチングに心を打たれた人も。
さらに、「こういう様々な国に縁を持ちつつ、今なお社会を支え続ける化石みたいなクルマ大好き」「既に生産販売が終わったクルマが海外で継続生産されることは多いんですよね」「メキシコでは最近まで昔のサニーが販売されてましたし、ツルだったかな?」など、シンプルな構造や安価な価格から、途上国などでいまだに生産が続く旧モデルについて思いを馳せるコメントも見られました。
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みんなのコメント
軽商用車はドメスティックの代名詞のように言われているけど、実は国際商品なのだ。
どっかの国ではデリカトラックも現役だったか
海外では商用車は特に古いモデルが継続販売されとるね