■「新城ラリー2023」開催! トヨタが新型マシン投入&豊田社長が今後を語る
2023年3月4日-5日に愛知県新城市で全日本ラリー第2戦「新城ラリー2023」が開催されました。
ラリージャパン2022や東京オートサロン2023でデモランを行った「Rally2」が世界で初めてラリー競技に投入された他、トークショーではトヨタの豊田章男社長が登壇。モリゾウ選手としての今後やラリーへの想いなどが明かされました。
【画像】ぶつかる!? ヒヤヒヤ連続の激走マシンに驚愕! 走りを写真で見る! (27枚)
TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は、2023年のラリー活動について2022年11月18日に発表しています。
FIA世界ラリー選手権(WRC)では、世界のあらゆる道で戦いクルマを鍛え続けることで「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」をさらに進めるとしています。
チーム「TOYOTA GAZOO Racing WRT」として、チームオーナーに豊田章男氏、チーム代表にヤリ-マティ・ラトバラ氏、ドライバーとしてカッレ・ロバンペラ氏/エルフィン・エバンス氏/セバスチャン・オジエ氏/勝田貴元氏という布陣となり、参戦車両は「GR YARIS Rally1 HYBRID」です。
また日本では、全日本ラリーにおいて「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」に加えて、社員が監督、エンジニアおよびメカニックとして参加し「人材育成」を実践する他、「ラリーファン」の裾野を広げる活動に取り組むとしています。
そうしたなかでチーム「TOYOTA GAZOO Racing」として、チーム監督にトヨタ自動車 凄腕技能養成部 豊岡悟志氏、ドライバーに勝田範彦氏/眞貝知志氏という布陣です。
参戦車両は、第2戦の新城ラリー2023から勝田範彦氏が前述のデモランを行ったRally2をベースに全日本ラリー用のチューニングを施した「GR YARIS Rally2」。
眞貝知志氏は、開発中の次世代スポーツ自動変速機(DAT)を搭載した「GR YARIS GR4RallyDAT」で参戦し、2台共に開発中のクルマ、ユニットを鍛える目的として参戦しました。
当日会場には、実践投入されるRally2を一目見ようとサービスパーク内のTGRピットには人集りが出来ており、実車を見たユーザーからは「黒も良かったけど、GRカラーリングもカッコいい」や「ノーマルのGRヤリスよりもワイドで迫力がある」といった声が聞かれました。
またイベント会場ではトークショーが行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTの豊田章男氏(モリゾウ選手)、ヤリ-マティ・ラトバラ氏、勝田貴元氏が登壇。
まず新城ラリー2023でRally2が世界で初めて実践投入されることについて豊田章男氏は次のように語っています。
「私にとって新城という場所はモリゾウとして初参加したラリーなんですね。
それでそのきっかけを作ったのはノリさん(勝田範彦氏)です。
そのノリさんが今回Rally2という世界で初めて公式に投入されるクルマのドライバーとして、新城ラリーに出てるのは、ちょっと感動してますね。
Rally2はリザルトに載らないオープンクラスとして参戦していますが、初日途中で総合2位という位置で、本当にいい意味でびっくりしてます」
また今回の新城ラリー2023は、2023年1月26日に豊田章男氏が社長を退任して会長に就任することが明かされてから初の公の場となります。
司会の森田京之介氏からは「先日、豊田社長退任というニュースがありまして、あのニュースがあってからファンの皆さんの前に出るのが初めてですが、ラリーやモータースポーツの現場にこれからもモリゾウさんは来てくださるんでしょうか」と質問がありました。
それに対して豊田章男氏は、次のように語っています。
「モリゾウの役割は、私自身が運転好きだってこともあるんですけど、私が動くことによって、例えばカーボンニュートラルへの考え方が変わるとか、ラリーやモータースポーツの応援の仕方が変わるなどのことがあると関係する人たちは喜びます。
そういうことでお役に立てるであれば、好きなクルマに触れる時間が増えるとも期待はしているので、これからも行動をしていきたいなと。是非応援も頂きたいなという風に思います」
このニュースに対してヤリ-マティ・ラトバラ氏は「最初聞いて本当にびっくりしましたが、もしかしたらこれはもっとモータースポーツに時間をさけるということじゃないかと思いました。これは良いことだと私は思ってます」と話しています。
また勝田貴元氏は「僕も皆さんとおそらく同じようにすごいびっくりしたのもあるんですけど、モリゾウさんはクルマが大好きなドライバーでもありますし、これでようやく本当に好きなことだけに時間がさけるんじゃないかなと思っています」と話していました。
■2023年11月に愛知県・岐阜県で開催される「ラリージャパン2023」はどうなる?
今回トークショーでは、2023年11月に愛知県・岐阜県で開催される「ラリージャパン2023」についても触れられました。
ラリージャパン2023は、11月16日から19日に愛知県(岡崎市、豊田市、新城市、設楽町)、岐阜県(中津川市、恵那市)で開催されます。
競技については、ラリーの迫力や紅葉で美しい日本の四季の魅力を体感できる山間地や、2022年はセレモニーのみの開催となった豊田スタジアムの競技場内にコースを設置することが明かされています。
しかし、発表後には豊田市を拠点とする名古屋グランパスエイトの試合が豊田スタジアムで行えないという部分について一部のファンから否定的な声が挙がっていました。
そうした背景もありトークショーの途中では、ラリージャパン2023の主催者となる豊田市の太田市長も登壇し、名古屋グランパスエイトなどサッカーファンに理解を求める場面も。
一方で豊田章男氏はラリージャパンについて、次のように語っています。
「とにかくこのモータースポーツ っていうのはクルマを作る人、使う人、そしてそれを見て楽しむ人がみんなが協力して、みんなが楽しみながら盛り上げていくものなので、そのうち誰かが欠けても本当の喜びっていうのはできないと思います。
そのために、我々は世界で戦います。日本でも戦います。もっといいクルマづくりを頑張り、そしてもっといいドライバーも育てます」
※ ※ ※
また2023年の全日本ラリーにはスバルが「WRX S4」をベースとする新型マシンを投入することを明かしていますが、これに対して豊田章男氏は「スバルも全日本ラリーに新たな車両を投入し参戦してくれます。選択肢の幅が広がるのはいいことだと思いますね。ホントは『WRCでも待ってるよ』と言いたいですけど(笑)」と語っていました。
このように、新城ラリー2023では、Rally2の世界初実践投入や、1月26日の社長退任という発表から初めて公の場で豊田章男氏が想いを語るという特別なイベントとなったのです。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
マツダ「“5人乗り”軽トラ!?」公開! 「4人も寝られる」全長3.7m級ボディに「驚き」の声も! 「AZ-MAXラクーンツー」登場に反響集まる
スバル新型「“すごい”4ドアセダン」公開に反響多数! 約680馬力の2リッター「水平対向4気筒ターボ」に「スゴイ技術」「走りが気になる」の声も! 漆黒の最速マシン「プロジェクト ミッドナイト」米国で登場
スズキ新型「コンパクトSUV」いつ登場? MTあり&全長4m以下の「カクカクボディ」が超カッコイイ! 注目の「“5ドア”ジムニー」導入どうなる!?
全長2.2m級で3人乗れる! 59万円からの「小型マシン」に反響あり! 普通免許&ノーヘルでも乗れる新型「トライク」どんなモデル?
街に溢れる「マツダ車」の“1番人気”ってなに? 「流麗SUV」や10年続く“ロングセラーモデル”も! 爆売れの「マツダ車」トップ3とは?
メリットなかった!? トヨタもホンダも「アイドリングストップ機能」廃止へ! 「使いにくい」の声も! どんな反響があった?
原付二種の教習が最短2日に!それでも実際の免許取得には最低4日かかるって本当?
「ウインカー」出す意味知ってますか? 適切なのは「直前? 3秒前? 30m前?」道交法的に正しいのはどれ? 出さない人は免許返納を!
「左足ブレーキ」の是非を問う!…AT車普及率98%の日本なら、なおさら「踏み間違い」による事故を減らすことができます【Key’s note】
ホンダ「“ド迫力”コンパクトSUV!?」初公開! ローダウン×「真っ白」エアロが超カッコイイ! クールの「“シャコタン”WR-V」発表
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
中止じゃ無かったんだ。ビックリだ