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ホンダ初代「シビック」は何がスゴかった? 排ガス・燃費で偉業を成し遂げた軌跡とは

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ホンダ初代「シビック」は何がスゴかった? 排ガス・燃費で偉業を成し遂げた軌跡とは

■アメリカで4年連続で燃費テスト首位となった初代シビック

 ホンダは1963年に四輪事業へ参入して以降、さまざまなモデルを販売してきましたが、もっとも長く販売されているモデルが「シビック」です。50年近い歴史をもつシビックの初代モデルは、どんなクルマだったのでしょうか。

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 1972年に登録車として発売されたシビックは、ボディサイズが全長3405mm×全幅1505mm×全高1325mm(グレードはDX、以下同様)の2ドアで、全長は2021年現在の軽自動車規格とほぼ同等(軽自動車規格の全長:3400mm)という小柄なボディでした。

 ちなみに現行モデル(10代目)のシビックは、ボディサイズが全長4520mm×全幅1800mm×全高1435mmで(ハッチバック)で、全長を比較すると初代シビックより1メートル以上も大きなボディサイズになっていることがわかります。

 発売当初、エンジンは1.2リッターが搭載され、トランスミッションは4速MTのみの設定でした。

 しかし、その後ラインナップが拡大され、トランスミッションに自動変速機「ホンダマチック」が追加されたほか、ボディタイプも3ドアハッチバックや5ドアハッチバックなどが登場します。

 そして、1973年には排出ガス浄化技術「CVCC」を組み込んだ1.5リッター車を発売しました。

 当時、排出ガスの浄化のためには複雑なシステムが必要とされていたなか、エンジン本体の改良だけで排出ガス対策を実現したことは快挙といわれました。

 1974年には1.5リッター車のアメリカへの輸出が開始され、海外でも低公害でかつ燃費の良いクルマとして認知されます。

 アメリカ環境保護庁が当時おこなった燃費テストでも、初代シビックの輸出仕様車は1974年度から1977年度まで4年連続で首位を記録。

 CVCCが認められたことは、ホンダの本格的な北米進出の足がかりとなりました。

 初代シビックは1979年まで生産され、その後1980年代になると、燃焼技術の解析の進展や触媒の進化によりホンダもCVCC以外の排出ガス対策を併用するようになりましたが、初代シビックおよびCVCC技術の登場はエポックメイキングな出来事だったといえるでしょう。

 それではここでクイズです。

 ホンダのCVCCエンジンは、当時アメリカで達成不可能とされた厳しい環境規制(排ガス規制)を世界に先駆けてクリアしたエンジンでした。その環境規制の通称を何というでしょうか。

【1】アスキー法

【2】マスキー法

【3】ディーゼル車規制

【4】昭和51年排ガス規制

※ ※ ※

 正解は【2】の「マスキー法」です。

 1970年に施行されたマスキー法は、アメリカで1963年から施行されてきた大気清浄法を大幅に修正したもので、エドマンド・マスキー上院議員の提案により実現したことからマスキー法と呼ばれています。

 排出ガスの規制値は非常に厳しく、当時はマスキー法をクリアするのは不可能とまでいわれていましたが、ホンダのCVCCエンジンは世界で初めてクリアすることに成功。合格第一号となりました。

※クイズの出典元:くるまマイスター検定

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みんなのコメント

8件
  • 「CVCC」は確かにすごかった。
    でも、「CVCC」よりも、環境のために「CVCC」の特許を開放したホンダの志の方がもっとすごかった。

    「ハイブリッドはエコです♪」と宣伝しておきながら、
    特許でがんじがらめにして他のメーカーが作れないようにした守銭奴のトヨタとは雲泥の差。

    当時、トヨタはプライドもメンツも捨てて、ホンダに泣きついて「CVCC」を使おうとしたんだけれどな。
    でも、結局トヨタは自分では作れなくて、カリーナにそのままの「CVCC」を積んだ、というのは有名な話。


  • 当時親父がてんとう虫からこれの緑色に乗り換えてアマガエルだと思った
    家族を乗せていろんなところへ連れて行ってくれた
    てんとう虫では登り切ることが出来なかった峠の坂を登り切ったと嬉しそうだったのを覚えている
    他界してもう10年、懐かしい思い出
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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