■今と昔で進化した、クルマのスイッチ5選!
クルマの操作性は、日々の技術進化によってより使いやすくなっています。
その象徴といえるのが「スイッチ」ですが、昔と今ではどのような違いがあるのでしょうか。
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クルマのボタンに関して、ユーザーにもっとも恩恵があるといわれるものに「レギュレーターハンドル」が挙げられます。
レギュレーターハンドルとは、窓を開閉する際のスイッチであるパワーウィンドウスイッチのことを指します。
パワーウィンドウが普及しはじめたのは1980年頃からで、それまでは手動でレバーを回して窓を開閉していました。
現在では窓の開閉は自動が主流ですが、昔は手動が当たり前で、今のクルマでも商用車などではレバー式のモデルが見られます。
また、「ドアロック」についても大きな変化を感じている人が多いでしょう。
昔は、鍵をドアの鍵穴に差し込んで回すことで、解錠・施錠をおこなっていました。
しかし、1985年にホンダ3代目「アコード」に「キーレスエントリー」を搭載。キーレスエントリーは、鍵についているボタンを押すことでドアロックの解錠・施錠ができるものです。
さらに、2000年からは「スマートキー」が登場し、現在多くのクルマに採用されています。
スマートキーではボタンを押したり、鍵を差し込んだりすることなく、ドアロックの解錠や施錠ができるようになっています。
また、鍵に関連するものとして、「スタートボタン(プッシュスタート)」も挙げられます。
昔のクルマの多くは、鍵穴にキーを挿し込み、回すことでエンジンを始動させていました。
その後、1999年に登場したホンダ「S2000」では、鍵を挿し込んでボタンをプッシュする方式を採用。また、トヨタ2代目「プリウス」では鍵を挿さずにスタートボタンのみでシステム起動が出来る機能が搭載されました。
物理的に鍵を挿し込む方式では、車種によってブレーキを踏んでいなくてもエンジン始動が可能でしたが、プッシュ式の場合は、基本的にボタンを押す際に、ブレーキを踏んでいることや鍵を車内に持ち込んでいること、シフトがパーキングへ入っていることなど、エンジンを安全に始動させるための条件が決められています。
■運転時に触れる部分も大きく変化している?
運転時に操作する可能性がある部分として、「シフトレバー」が挙げられます。
MT車/AT車のシフトレバーといえば棒状のものが主流で、インパネ部分にある「インパネ式」、そして運転席と助手席の間にある「フロア式」、ハンドルの根元から棒が伸びた「コラム式」などがあります。
近年では、国産車ではホンダ車や輸入車などで多く見られるようになった「ボタン式」も存在します。
また、ホンダ「CR-V」ではガソリン車は「インパネ式」、ハイブリッド車は「ボタン式」とエンジンによってことなっています。
この理由について、CR-Vの開発担当者は「ハイブリッド車には最先端なイメージがあるためボタン式を採用しています。なお、米国の上級モデルなどでもボタン式を採用しているケースがあります」と説明しています。
また、サイドブレーキも大きく進化した機能のひとつです。昔は、レバー式の「サイドブレーキ」が主流でしたが、その後に足踏み式の「パーキングブレーキ」が出てきました。
近年では、ボタンひとつで操作可能な「電動パーキングブレーキ」が増えつつあり、ボタン式のメリットとしては、省スペースなうえに力を入れなくてもしっかりとブレーキがかかる点があります。
また、最近のクルマでは先進安全運転支援機能が標準装備されつつあります。
そうした機能のスイッチは、ハンドルに集約されることで、運転時の視線移動や操作性を向上させています。
こうしたスイッチ類の変化について、とある自動車販売店スタッフは次のように話しています。
「ワイパーやウィンカー、ハザードなどクルマの走行にかかわる機能は当面物理ボタンとして形を残すと考えられます。
一方で、エアコンやオーディオやエンターテインメントにかかわる機能などは、ディスプレイオーディオなどに集約されると考えられます」
※ ※ ※
時代の変化とともにクルマのスイッチ類も進化を遂げています。しかし、あまりにも膨大に数が増えると運転時などの操作性に支障をきたすことから、ハンドルやディスプレイオーディオなどに集約するものと、すぐに操作可能な物理スイッチとして残るものに分かれているようです。
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みんなのコメント
パワーウィンドウ(パワーが必要なウィンドウ)
昔は重かったなぁ~