世界の高級車に進化したトヨタ・クラウン・クロスオーバーが目指す「革新世界」とは

クロスオーバーはセダンにSUVの発想をプラス。全車4WD

　1955年の登場以来、クラウンは「日本の高級車」として進化・熟成を重ねてきた。新型は、クラウンのDNAである「革新と挑戦」を再構築。「セダン」と「日本専用車」からの脱却を図った。グローバルな国際車として、これまでの概念を覆す４種のボディバリエーションを用意している。
　中でも「クラウンの変身」を象徴するのはクロスオーバーだろう。セダンにSUVの発想をプラスすることで「セダンを超えたセダン」という新たなジャンルを創造した。

　エクステリアは、クーペシルエットとリフトアップを融合したデザイン。伝統の大型グリルをやめたフロントマスク、面の抑揚で表現したサイドビュー、左右一直線につながるヘッド＆テールランプなど、新たな高級車像に挑戦している。
　インテリアは水平基調のクリーンな意匠で構成。シンプルな印象でまとめた。ドライバーは運転に集中でき、パッセンジャーは心地よく移動を楽しめる空間に仕上がっている。後席の居住性はもちろん優秀。2850mmのホイールベースと大きなドアガラス、そしてラウンジのようなシートにより心地いい空間を作り出している。さらに車高アップは、良好な乗降性にも大きく貢献している。ラゲッジスペースはゴルフバック3個が収納可能。ユーティリティ性能も抜かりなしだ。

　パワートレーンは全車ハイブリッド×AWDの組み合わせ。2つの選択肢を用意する。中でも上級モデルのRS系はフロントに2.4リッター直4ターボ（272ps）＋モーター（61ps）＋ダイレクト6速AT、リアにモーター（eアクスル／59ps）＋バイポーラ型ニッケル水素バッテリーを組み合わせたデュアルブーストハイブリッドシステムをトヨタ初搭載。ハイブリッドのネガを払拭するダイレクトでリニアな走りを追求した。

　プラットフォームはＳＵＶ用とセダン用の「いいとこ取り」をした専用品。クラウン初となる横置きレイアウトだ。サスペンションはストラットとマルチリンク式。基本性能を高めたうえで、最新の制御技術を積極的に採用する手法で、駆動方式の概念を変える「意のままの走り」と歴代クラウンが培ってきた「リラックスできる乗り心地」を高いレベルで両立したという。

　価格は435万～640万円と意外にリーズナブル。トヨタのクルマづくり改革・TNGAとカンパニー制、そしてトヨタの伝家の宝刀ともいえる原価改善で実現したそうだ。
　新しいコンセプト、そして新しい走りを備えた新型クラウンは革新の1台である。

クラウン・クロスオーバー主要諸元

グレード＝Gアドバンスド・レザーパッケージ
価格＝THS　570万円
全長×全幅×全高＝4930×1840×1540mm
ホイールベース＝2850mm
トレッド＝フロント：1605／リア：1615mm
最低地上高＝145mm
車重＝1790kg
エンジン＝2487cc直4DOHC16V（レギュラー仕様）
最高出力＝137kW（186ps）／6000rpm
最大トルク＝221Nm（22.5kgm）／3600～5200rpm
モーター最高出力＝フロント：88kW(119.6ps）／リア：40kW（54.4ps）
モーター最大トルク＝フロント：202Nm(20.6kgm)／リア：121Nm(12.3kgm)
WLTCモード燃費＝22.4km／リッター（燃料タンク容量55リッター）
（市街地／郊外／高速道路：21.2／23.8／22.1km／リッター）
サスペンション＝フロント：ストラット／リア：マルチリンク
ブレーキ＝前後ベンチレーテッドディスク
タイヤ＆ホイール＝225／45R21＋アルミ
駆動方式＝4WD
乗車定員＝5名
最小回転半径＝5.4m

Comments

ここ見ても分かるがトヨタ信者が必死こいてるからある程度は売れるだろ
だが今までクラウン乗ってたユーザーは殆どレクサス行くだろな日本国内では

こりゃ想像以上にダサいな。