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【今日は何の日?】S2000発売「ホンダ設立50周年を記念したFRオープンスポーツ」20年前 1999年4月15日

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【今日は何の日?】S2000発売「ホンダ設立50周年を記念したFRオープンスポーツ」20年前 1999年4月15日

ホンダとしてはS800以来、29年ぶりに登場した「FRスポーツモデル」がS2000だ。自然吸気ながら250psを発生、9000rpmまで淀みなく回るF20C型エンジンは、まさに「官能」のひと言だった。

S2000ってどんなクルマ?
ホンダ設立50周年を記念したリアルオープンスポーツカーがS2000だ。発表/発売はいまからちょうど20年前の1999年4月15日で、販売はホンダベルノ店。

平成スポーツカー図鑑10「スバル アルシオーネSVX」

1995年に開催された第31回東京モーターショーで、「SSM」というコンセプトカーがホンダブースに参考展示された。SSMとはSports Study Modelの略で、当時ホンダのラインアップにはなかったFR駆動の2シーターオープンモデル。このモデルを市販化したのがS2000となる。

スイッチひとつで約6秒で開閉する電動ソフトトップを採用するオープンモデルながら、クローズドボディ同等以上の剛性と衝突安全性を実現するため、ハイX(エックス)ボーンフレームを採用。

これはボディ中央部に位置するフロアトンネルをメインフレームの一部として活用し、フロアトンネルを前後のサイドメンバーと同じ高さで水平につなぐX(エックス)字型の新構造だった。

エンジンは新開発となるF20C型2リッター直4DOHC。自然吸気のVTECを採用、最高出力250ps、最大回転数9,000rpmと世界トップレベルの性能を誇った。それにもかかわらず、10・15モード燃費は12.0km/Lを達成、性能と燃費を両立したのも特徴だ。

組み合わされたトランスミッションも、新開発された6速MT。前後方向36mmという世界最高水準のショートストロークによるクイックなシフトフィール実現のために、IORと呼ばれる独自の独立出力側減速機構を採用した。

これは、トランスミッションの入力側に減速ギアを設けるFRの一般的な手法に対し、出力側に独立した減速ギアを設ける機構で、これによりシンクロナイザー負荷を低減。ショートストロークと軽快なシフトフィーリングを両立させた。発売当時は、生産はNSXと同じ栃木製作所高根沢工場。

その「人車一体感」で、自動車雑誌媒体やモータージャーナリストなどの評価は非常に高かったが、日本での販売は低調。その後10年あまり生産は続けられていたが、2009年夏に生産終了した。ただその稀少さから、中古車市場では、いまなお高値で取引される人気モデルであるのも事実だ。

車両価格(東京)
S2000(6速MT) 338万円

メーカーオプション
BBSアルミホイール4本:20万円
本革シート:10万円
ホンダDVDナビゲーションシステム:22万円

S2000主要諸元
全長×全幅×全高:4135×1750×1285mm
ホイールベース:2400mm
車両重量:1240kg
エンジン:F20C型・直4DOHC
エンジン排気量:1997cc
最高出力:250ps/8300rpm
最大トルク:22.2kgm/7500rpm

1999年(平成11年)には何があった?
●地域振興券支給
●上信越自動車道全線開通
●アイボ(ソニー)発売 ●iBook(アップル)発売 ●五体不満足(乙武洋匡)発売

ヒット曲
●だんご3兄弟 速水けんたろう/茂森あゆみ
●Winter again GLAY
●monochrome 浜崎あゆみ
●energy flow 坂本龍一
●Automatic 宇多田ヒカル


[ アルバムはオリジナルサイトでご覧ください ]

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