人気急上昇中、400cc以下の輸入バイク!
輸入車の新型モデルが一堂に揃うメディア向けの輸入車二輪試乗会。各メーカーが様々なモデルを登場させているが、今回注目したいのは、近年海外メーカーが力を入れてきている中型バイクだ。
中型バイクとは、普通自動二輪車免許、いわゆる中免で運転をすることができるバイクのことで、排気量125cc超400cc以下のモデルのことを指す。これまでは中型モデルのカテゴリーというと、その選択肢はほぼ国産モデルの独壇場で、海外メーカーのモデルはごく一部に限られていた。ところが近年では、様々なメーカーが新たなライダー層の獲得に乗り出し、ブランドのエントリーモデルとして中型モデルを開発・発売するようになり、その流れが徐々に中免所有者の考え方を変えてきている。
国産モデルとは異なる個性を求める人や外車には憧れるが、大型モデルしか選択肢がないと諦めていた人、また大型モデルまでは必要ないが、“外車に乗る”所有感を満たしてくれるモデルが欲しいという人に刺さる傾向にあるようだ。
そこで今回は、輸入二輪車メーカー各社が期待を込めて導入している中型モデルの中でも注目の4モデルをご紹介していく。
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2024年注目の中型輸入二輪モデル4選!
【1】KTM「DUKE 390」
KTM「DUKE 390」は、現在オートバイレースの最高峰「Moto-GP」でも活躍しているオーストリアの二輪ブランドのモデル。エッジを効かせたシャープなスタイリングとオレンジ×ブラックのカラーリングが特徴。DUKEは人気のスポーツネイキッドシリーズで、2024年にフルモデルチェンジがおこなわれ、エンジン、フレーム、外観が刷新された。
凝縮感のあるコンパクトなボディに跨るとスッと足を下ろすことができ、足つき性は上々。ニーグリップしやすいタンク形状で車体を操作しやすく、力強い走りを発揮する新世代の398.7cc水冷単気筒エンジンと軽快なハンドリング、調整機能付のサスペンションと相まってストリートで軽快かつアグレッシブなライディングを楽しめる。価格は78万9000円。
【2】トライアンフ「SCRAMBLER 400X」
「SCRAMBLER 400X」は、英国のモーターサイクルブランド、トライアンフが登場させた400シリーズのスクランブラーモデルだ。
1950年代の初代ファクトリースクランブラーのDNAを継承したモデル。美しいタンク形状とクラシカルなエンジン形状、そしてモダンなアップウェプトサイレンサーなどを特徴とし、ネオクラシカルな雰囲気たっぷり。スクランブラーらしく少し高めのシート高と厚みのあるシートで足つきは悪くなるも、平均身長くらいの男性であればそこまで気にする程でもない。
搭載する新型のTRシリーズエンジン(398cc)は、力強い走りとレスポンスの良いスムーズな加速、さらに躍動感のあるエキゾーストを実現。また標準で盗難防止用イモビライザーも装備されている。価格は78万9000円。
【3】ハスクバーナ「VITPILEN 401」
ハスクバーナ「VITPILEN 401」は、スウェーデン生まれのモーターサイクルブランドが展開するストリートスポーツモデル。ミニマムでモダンなデザインを特徴とし、そのスタイリッシュな外観から若い世代のライダーに支持されている。
2024年モデルは前型からフルモデルチェンジがおこなわれ、スチールトレリスフレームを採用。また373ccから398ccへの排気量アップ、そして「Street(通常時)」と「Rain(悪天候時)」の異なる出力設定が選べるライドモードも搭載された。外観もシャープな前型からややスマートな印象となり、足つき性も向上、ハンドルもセパレートタイプからバータイプに変わって、ライディングポジションも穏やかになっている。重量配分の改善と排気量がアップしたエンジンによって、スムーズかつ爽快な走りを実現している。価格は79万9000円。
【4】ハーレーダビッドソン「X350」
「X350」は2023年後半にバイク業界で話題となったアメリカを代表するハーレーダビッドソンが登場させたミドルクラスのロードスポーツモデル。
スピード感溢れるスタイリングは、70年代に活躍したフラットトラックレーサーの名車XR750にインスパイアされたもので、パワーユニットは353ccの水冷直列2気筒エンジンを搭載。跨ると低めのシート高によって足つきは良いが、シートはやや固めで、ロングライドよりも街乗り向きだ。エンジンは扱いやすく、パワフルというよりもアクセルを回して楽しむ仕様となっている。
ボディもコンパクトで扱いやすく、カジュアルに走りを楽しむことできるまさにハーレーのエントリーモデル。カラーは橙、黒、白、銀の4色展開となっている。価格は69万9800円。
海外メーカーの新世代モデルならカジュアルに乗れて、所有感も得られる!
二輪の運転免許の中で最も所有率が高い普通自動二輪免許ではここ最近、魅力的な400ccクラスのラインナップがあまり充実していなかった。そうした中、輸入二輪メーカー各社は、国産モデルにはないデザインや走りにキャラクター、機能性等を武器として、新たなライダー層だけでなく、中免を所持する潜在的ライダーたちの“バイクに乗りたい気持ち”を再燃させている。
そして現在では数多くの輸入二輪モデルがラインナップされ、扱いやすく、性能も高く、また同クラスの国産モデルと比較してもお手頃な価格に設定されている。自分の好きなバイクに乗るという考えだけでなく、気軽にバイクを使いたい、無理なく乗りたいというのが令和時代の新たなライダー層だ。いまこそ、円安でありながらミドルクラスの輸入二輪車を国産と大差ない価格で購入できる、絶好のチャンスなのではないだろうか。
※各車両のディテール写真は各画像をクリック、または【記事の画像ギャラリーを見る】よりご覧いただけます。(全68枚)
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みんなのコメント
699,000円
ロイヤルエンフィールド
ハンター350
657,800円~
こちらも手頃な値段でいいと思う
アジア圏では売れるはずなので、国内メーカーにも盛り上げてもらいたいです。