◆彼らはヨンヒャクを渇望している
日本での発売を予定しているスズキのニューモデル『DR-Z4S』と『DR-Z4SM』が、バイクファンらの間で話題沸騰中だ。21日に開幕した「大阪モーターサイクルショー2025」で国内初公開され、28日の「東京モーターサイクルショー2025」でも目玉となること間違いなし。
多用途で頼れるデュアルパーパスバイクは誰が見ても魅力的だが、両モデルを心待ちにしたライダーは少なくない。愛すべき鈴菌/スズ菌(スズキ熱狂的ファン)感染者たち、そしてオフロード好きたちである。
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ダートを一度でも走ったことがある人ならわかるだろう。軽量であることは大きな武器であり、重量が増えるに従って不利になっていく。
そんななか、“DR-Z”はヨンヒャクであることを貫き通す。400クラスの本格オフは国内で唯一、世界的に見ても珍しい。
◆先代DRが唯一無二だった理由
その貴重さから、人気を博したのが先代の『DR-Z400S』だった。エンデューロ競技用の「DR-Z400」と共同開発され、2000年型としてデビュー。車体重量を140kgに抑えつつ、40psを発揮するシングルエンジンで豪快に走って、ライバルらを蹴散らした。
2004年には前後17インチのオンロードタイヤを履くモタードモデル「DR-Z400SM」をラインナップに加える。
アメリカで「スーパーバイカーズ」と呼ばれ、ヨーロッパに渡りフランスを中心に熱気を帯びて「スーパーモタード」として定着。日本ではバイク便のライダーが、オフ車にロードタイヤを履かせて走っていたこともあり、モタードブームとして火がついたのだった。
しかし、厳格化された排ガス規制の影響もあり「DR-Z400S」と「DR-Z400SM」は2009年式をもって絶版に。以来、ヨンヒャクのオフローダーをファンは待ち望んできた。
◆DRが帰ってきた!
そこへ来ての「DR-Z4S」と「DR-Z4SM」の登場だ! 昨秋(2024年11月)、イタリア・ミラノで開催された「EICMA2024(ミラノショー)」での発表に目を輝かせ、ついに日本へ上陸されたのだから、大阪モーターサイクルショーで熱視線を浴びるのも無理もない。
「DR-Z400S」がそうだったように、足回りは「DR-Z4S」はフロント21/リヤ18インチ、「DR-Z4SM」もまた「DR-Z400SM」同様に前後17インチだ。
もちろん、20年近くも待ったのだから「DR」は大きく進化していた。水冷4サイクル単気筒DOHC4バルブエンジンはもちろん、衝撃吸収性と剛性を併せ持つスチール製ツインスパーフレームをはじめ、アルミ製シートレールやスイングアームなど、シャシーを含めてすべてが完全なる新作。
車両重量は「DR-Z4S」が151kg、「DR-Z4SM」が154kgでしかなく、気になるシート高も920mm、そして890mmとしている。
◆テールスライドを許すGモード搭載
そして、両モデルともにライドバイワイヤ(電子スロットル)の導入で、最新の電子制御「S.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)」を搭載している。
出力特性を3モードから選択可能な「スズキドライブモードセレクター」をはじめ、リヤホイールの空転が感知された時にエンジン出力を制御する「スズキトラクションコントロールシステム」を装備。オフロードを想定した「G(グラベル)モード」を選ぶこともできる。
Gモードはリヤタイヤの空転を一定量許容し、グラベルでも駆動力を保持し、高い走破性と安定した旋回力をサポートしてくれる。また、リヤブレーキのABSを解除することもできるなど、未舗装路での操縦安定性を高めている。
モタードモデルの「DR-Z4SM」にもGモードが備わり、フラットダートなら爆走できることが想像できる。メーカーのオフィシャル画像にもカウンターステアを切ってエキサイティングに走る姿があり、オフロードやアスファルトを問わず、ヨンヒャクの実力を見せつけている。
スズキの名門「DR」がついに日本に戻ってくる!!
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しかし三角木馬