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中古車がほしい! でも…「1年落ち」「5年落ち」…新車登録からの年数で見るべきポイントは違うのか?【極上中古車大捜査線 Vol.01】

掲載 更新 8
中古車がほしい! でも…「1年落ち」「5年落ち」…新車登録からの年数で見るべきポイントは違うのか?【極上中古車大捜査線 Vol.01】

「中古車を買ったが、納車後すぐ壊れた」というのはよく聞く話。しかし「刑事の捜査手法」を参考に“タマ選び”を行えば、極上中古車を探し当てるのは意外と簡単なものだったりする。具体的な“捜査手法”をお教えしよう! 題して「極上中古車捜査本部24時」! 第1弾の本稿では、新車登録からの年数によって変わる中古車の「見るべきポイント」を伝授!

※本稿は2022年9月のものです
文/伊達軍曹、写真/AdobeStock(トップ画像=xiaosan@AdobeStock)、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年10月10日号

中古車がほしい! でも…「1年落ち」「5年落ち」…新車登録からの年数で見るべきポイントは違うのか?【極上中古車大捜査線 Vol.01】

■1年落ちと5年落ちで「捜査範囲」は異なるもの

 コソ泥を相手に県警をあげての捜査本部を立ち上げる必要はなく、逆に重大事件ともなれば、県境をまたいでの一大捜査本部を設置しなければならないだろう。

 中古車選びを始める際も、まずはじめに「ヤマ(事件=買いたい中古車)のシリアス度」を確認し、それに見合った捜査体制を敷くのが、合理的となる。

 極端な話、1年落ち以内で走行数千kmの中古車なんてものは新車とほぼ変わらない。

「キズはないか?」「クサくないか?」「修復歴はないか?」といった、軽度の捜査を行うぐらいで充分。悪徳店で買っても死にはしない。

たとえば走行0.5万kmの現行型レヴォーグであれば、現物を見ないまま悪徳店で買っても死にはしない

 しかし容疑者(中古車)というのは新車登録から3年ないし3万kmを超えたあたりから素行(状態)に若干のばらつきが出始める。

 7万kmあたりで機械部分やゴム部分などのコンディションに決定的な違いが生じてくる。

 いや近年のクルマにはコンピュータが大量に使用されているため、最初の山場は7万km前後ではなく5万km前後である可能性もある。

 そういった年代の容疑者に対しては、それなりに慎重な捜査が必要になることは言うまでもない。

 何をどう捜査すべきなのか? という「捜査会議」を事前に(脳内で)行わなければならないのだ。

 走行10万km超の容疑者(中古車)に対してもこれと同様のことを行うわけだが、20年落ち以上の“容疑者”ともなると、それとはまったく違うアプローチ方法を検討しなければならない。

 20年落ちのクルマに対して、例えば走行距離を捜査の指針とするのはナンセンスであり、よく言われる「法定点検時に記載される整備記録簿の有無」もアテにならない。

 記録簿なんてものはとっくに紛失されていたり、あったとしても、記載すべきページはとっくの昔に埋まっていたりするからだ。

■「記録簿」はもちろん重要だが…それと同時に「請求書」も重要な“証拠”になり得る!

 整備記録簿のほかに、「イレギュラーな整備や修理」の際の納品書や領収証などもきっちりファイリングされて残っている中古車は、上モノである可能性が期待できる。

 人間というのは「一事が万事」。日常的に几帳面な行動がクセになっている人は「クルマの扱いにおいても几帳面でキチンとしていた」と推測できるからだ。

 これと同様の理由で、古い車種なのに各種の「取説」がしっかり残っているような中古車はポイントが高い。

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みんなのコメント

8件
  • しょーもない例えやな
  • 結局何が言いたい記事だったのか全く不明な糞記事。
    中古車乗り継ぎ歴ウン十年の私から言えば、展示場でエンジン掛けて次にエアコン(冷房)点けた時の異音や振動の有無確認で大体我慢できるレベルか消耗部品の新品交換でイケるかダメかの判別がつく。
    あと記事にある前オーナーの整備記録って昨今個人情報保護の観点で、店でチラ見せ後納車直前で廃棄だし。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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