デザイン・内装を先行公開!
2023年秋に発売を予定しているホンダのスーパーハイト軽ワゴン「N-BOX(Nボックス)」の新型モデル。その一部情報が8月3日に先行公開となった。
【画像】カスタム初撮り! 新型「ホンダNボックス」 デザイン/内装【じっくり見る】 全115枚
ホンダの人気車種はステップワゴンやオデッセイに代表されるように、初代、2代目は比較的キープコンセプトであるものの、3代目で大きく印象を変えることが多かったが、今回デザインが公開となった3代目Nボックスは詳しい人でなければ新型であることに気付かないのでは? と思えるほどのキープコンセプトとなっている。
従来通り標準系とカスタム系が用意されるのは不変であり、標準系には新たに丸穴デザインのフロントグリルや上下2分割のヘッドライトリングが設定されたほか、さり気なくオシャレな雰囲気を楽しめる「ファッションスタイル」が新設。
一方のカスタム系は新たに立体感のある緻密な造形のフロントグリルや横一文字ライトを採用し、ヘッドライトにはホンダ初となるダイレクトプロジェクション式LEDライトを採用するなど、より先進性をアピールした。
インテリアに目を移すと、シンプルな2本スポークタイプのステアリングやスッキリとした視界を実現したインホイールメーターに、ホンダの軽としては初となる7インチTFT液晶メーターを採用するなど、こちらもしっかりと進化している点が見て取れる。
ではここからはNボックスの進化の歴史を振り返ってみよう。
初代 出遅れた軽スーパーハイト
ダイハツ・タントやスズキ・パレット(のちのスペーシア)など、背が高く室内空間の広いスーパーハイト軽ワゴンが人気となっていた2000年代後半、ホンダはライフやゼストといったトールワゴンしかラインナップがなく、販売面で苦戦を強いられていた。
そこに投入されたのが待望の新モデルであるNボックスであり、プラットフォームは空間効率を最大限に活用するために新設計されたものを使用。このプラットフォームはフィットにも取り入れられたホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用してクラストップの低床を達成した結果、限られたボディサイズの中で最大の室内空間を実現していた。
またエンジンも新開発となるS07A型エンジンが搭載されており、このエンジンは軽自動車としては48年ぶりのDOHCエンジンとなっただけでなく、ミニマムなエンジンルーム内に収めることも意識した結果、室内長もより長く採れるようになっていたのである。
こうした成果により、発売直後から高い人気を誇っただけでなく、数々の賞を受賞。それも後押しとなり、ホンダの4輪車としては史上最速で累計販売台数100万台を達成し、ホンダを代表する1台となった。
また初代モデルには2012年7月に荷室スペースの床を斜めとし、オプションのスロープと組み合わせることでさまざまな可能性をプラスした「Nボックス+(プラス)」が登場したほか、2014年12月にはルーフをカットオフし、全高を100mm下げてリアドアをヒンジドアとしたメーカー謹製カスタマイズモデルとも言える「Nボックス・スラッシュ」も登場し、派生車種も人気を博した。
2代目 全車にHonda SENSING
初代で圧倒的な人気を誇ったNボックスは、2017年9月に2代目へとフルモデルチェンジを実施。
基本的なデザインは初代を踏襲していたが、ヘッドライトには全グレードでLEDを採用し、カスタム系には軽自動車初のシーケンシャルウインカーを採用するなど先進的なイメージをプラス。インテリアは標準系をベージュ基調、カスタム系はブラック基調にしてキャラクターを明確に分けていたが、メカニズム的には共通のものとなっている。
ボディは新たな技術などを導入することで軽量・高剛性化を実現し、搭載エンジンもNAモデルには新たにi-VTECを採用、ターボモデルの方は電動ウェイストゲートを装備したS07B型に進化した。
また先進安全装備の「Honda SENSING」は全グレードに標準装備とし(レスオプションも設定)安全性能を強化した点も大きなトピックとなっている。
一見するとキープコンセプトでありながら、実はエンジンルームはさらにコンパクトとなり、リアゲートもより薄いものを採用することで室内空間をより拡大。
またリアゲートの開口部高を低めて使い勝手を向上させたほか、通常のベンチシート仕様だけでなく、助手席シートのスライド量を570mmとしてさまざまなシートアレンジを実現できる「助手席スーパースライドシート」仕様を設定し、より幅広いユーザーに対応できるようになっていた。
初代モデルに存在していた派生車種のNボックス+は新たに「スロープ仕様」としてNボックスの中の1グレードとなり、チョップドモデルのNボックス・スラッシュはしばらく2代目と併売されたのちに廃止となったが、初代から引き続き軽自動車の新車販売台数の第1位を獲得し続け、2023年1月には8年連続の第1位を獲得している。
3代目はどうなる?
なお、今回新型が発表となったNボックスではあるが、2023年6月度でも2代目モデルが軽自動車の販売台数ランキングトップを独走しており、新型もこの勢いのまま売れ続けることは容易に予想できそうだ。
またランキング上位には2位にタント、4位にスペーシアが位置しており、現在話題沸騰中のデリカミニ/eKスペースが11位、マイナーチェンジをしたばかりのルークスも12位につけており、今後も軽のスーパーハイトモデルの人気は続くことだろう。
新型Nボックスについては、詳細な発売日やスペック、装備などはまだ明らかになっていないが、もしかしたら今後新たにSUVテイストを盛り込んだNボックス派生車種が登場する……という可能性もあるかもしれない。
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