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日産「フェアレディZ“SUV”」!? 400馬力超え「ツインターボエンジン」搭載! ガチガチすぎる“本格スポーツモデル“「Zトリビュート」とは

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日産「フェアレディZ“SUV”」!? 400馬力超え「ツインターボエンジン」搭載! ガチガチすぎる“本格スポーツモデル“「Zトリビュート」とは

■ダットサン「240Zラリーカー」をオマージュした「サファリラリーZトリビュート」

 2023年に開催された「SEMAショー2023」で、日産の米国法人が世界初公開した「サファリラリーZトリビュート」。 

【画像】超カッコイイ!日産「フェアレディZ”SUV”」を画像で見る(32枚)

 このクルマは、2022年にデビューした7代目「フェアレディZ」をベースにトミー・パイク・カスタムズがカスタマイズを手掛けたものである。

 サファリラリーZトリビュートは、1971年のサファリラリーで優勝した「ダットサン240Zラリーカー」をオマージュしたもので、オフロードでも、サーキットと同じく爽快な走りを実現するスポーツカーをイメージしたものだ。

 400psオーバーの3リッターV型6気筒ツインターボエンジン(VR30DDTT)に、NISMOトラックキャットバックエキゾーストシステム、コールドエアインテーク、カーボンファイバーエンジンカバー、クーラントエキスパンションタンク、ヒートエクスチェンジャー、ストリートツインディスククラッチとフライホイールを組み合わせている。

 フロントバンパーガードとスキッドプレートを採用し、パワートレインやシャシの重要部品を保護し、NISMOオフロードLEDライトによって、ひどい粉じんのあるエリアやナイトレースの走行にも対応している。

 また、4点式ハーネスを装備したカスタムロールバーや、レカロ製ポールポジションシートも採用された。

 加えて、KW製サファリサスペンションとNISMO製サスペンションパーツを装着することで車高を2インチ上げ、17×7.5インチのNISMO製サファリホイールに、ダート走行に適したヨコハマGEOLANDAR M/T G003タイヤを装着している。

■1971年のサファリラリーで優勝した「ダットサン240Zラリーカー」

 サファリラリーは、アフリカのケニアを舞台に開催される世界有数のラリーレースだ。その過酷さから「世界で最も過酷なラリー」の一つとされており、未舗装の道路、極端な気候変化、野生動物との遭遇など、ドライバーとマシンに極限の試練を与えるものとして知られている。

 1971年のサファリラリーは、4月に開催された。この年、日産はダットサン240Zをラリー仕様に改造したマシンで参戦した。

 過酷な路面に対応するため、シャーシやサスペンションが強化され、信頼性とパワーを両立させるために、エンジンの各部品が最適化チューニンングされた。

 ロールケージや強化シートベルトなどを始めとする安全性を高める装備が追加され、長距離走行に備えて、大容量の燃料タンクやスペアタイヤ、補助ライトなどが搭載されたのだ。

 1970年代初頭の日本は、高度経済成長期にあり、自動車産業も急速に発展していた。欧米市場への進出を図る日本の自動車メーカーにとって、国際的なモータースポーツでの成功はブランド力向上の重要な手段だったのだ。

 信頼性の高いエンジン技術や生産技術の向上により、日本車は品質面での評価を高めていた時期でもある。

 過酷なサファリラリーでの勝利は、ダットサンの耐久性と信頼性を世界に示したことになり、欧米市場での240Zの販売促進に大きく寄与し、日本車の国際的な地位向上に繋がったのだ。そしてラリーで得られたデータや経験は、後の車両開発や技術革新に活かされることとなる。

 1971年のサファリラリーでのダットサン240Zの優勝は、日本の自動車産業が世界に飛躍するきっかけとなる歴史的な出来事であり、過酷なレースを制したことで、日産の技術力と信頼性が国際的に認知され、その後の日本車の海外進出やモータースポーツへの参入を促進した。

 当時の高度経済成長期の勢いと相まって、この勝利は日本の自動車産業の発展に大きく寄与したと言える。

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みんなのコメント

7件
  • 山田太郎
    アメリカでは余っていて日本では数年待ちで受注停止中の不思議な車フェアレディZ。
  • b16********
    なにがSUVやねん
    ラリー用に車高上げたセッティングしてるだけじゃん
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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