VW『ID.4』はEV専用のプラットフォーム(MEV)からなる、まったくの新モデル。それに対して『e-up!』(と『e-GOLF』)は、内燃機関を擁する「MQB」をベースに生まれた、いわば当時のUP!の1バリエーションのような位置づけのクルマだった。
写真のカタログはe-up!が発表された2014年10月のもの。当時筆者も、ボディサイドに“e-up!”の大きなデカールが貼られた、まるでディーラーのデモカーのようなクルマで都内をひと回り試乗し、床下にバッテリー(重さは230kgだった)を積むことで、ガソリンエンジンのUP!とはひと味違うドッシリと快適な乗り味とスムースな加速を実感したことを覚えている。
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が、こんな立派なカタログまで用意されたものの、実車の発売は中止されたのだった。今となっては何とも惜しいクルマだった……そんな気持ちで眺めさせられる、そんなカタログでもある。
“60kW/82ps(注:最大トルクは210Nm/21.4kgm)を発揮する電気モーターは、制止状態からアクセルペダルを一踏みするだけで、4.9秒で60km/hに達し、12.4秒で100km/hまで加速可能、トップスピードは130km/h”とはカタログの一節から。リチウムイオンバッテリーは合計204セルで374Vの電圧と18.7kWhのエネルギー容量を提供。当時のJC08モードで一充電走行距離は185kmだった。
回生ブレーキはシフトレバーを左右にシフトすることで3段階が選べ、さらに手前(B)にシフトすれば最大に。ドライビングプロファイルはNormal/ECO/ECO+の3つのモードに切り換えが可能だった。
充電はガソリン車の給油口と共通の場所にCHAdeMOの充電ポートが用意され、約30分で80%までの充電が可能だったほか、ボンネットの中に普通充電用のポートが設けられ(コード刃ボンネット前端下の“隙間”を通す仕掛けで充電中はボンネットが閉められた)、こちらは約8時間で満充電を可能にしていた。
パソコンやスマホから充電中の状態を確認したり、出発前に暖房の操作をしたりといったことも可能なサービスも用意されていた。
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