■ソーシャルディスタンス確保した移動が可能な新型ロンドンタクシー
LEVCの新型のロンドンタクシー「TX」(以下、新型ロンドンタクシー)の納車が、2020年6月から開始されました。新型ロンドンタクシーは、レンジエクステンダーエンジン(発電用エンジン)を搭載し、かつ外部からの充電にも対応した電気自動車として登場しています。
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そんな新型ロンドンタクシーについてLEVCは、新型コロナウイルス感染の感染予防にも対応したタクシーであると説明していますが、いったいどのような特徴があるのでしょうか。
新型コロナウイルスへの対応をおこなっている国のなかには、移動制限の緩和へ徐々に移行しつつある国もあり、仕事に復帰する動きが起きています。
しかし、ロンドンタクシーのお膝元である英国の政府は、制限緩和を始めた後も公共交通機関の利用を控えるよう積極的に呼びかけており、いわゆるソーシャルディスタンスの確保が大きな課題です。
日本国内においても、移動時に「密閉空間」「密集場所」「密接場面」の3密を避けることが、引き続き重要とされています。
そんななか、新型ロンドンタクシーは車内のドライバー側と乗客側を分離した専用設計となっていることから、ドライバーと接する頻度を大きく減らすことができることが特徴です。
後部座席に座る乗客はドライバーから離れており、さらにドライバープロテクションスクリーン(乗務員保護用仕切板)がドライバー側と乗客側のふたつの空間同士を完全に仕切ります。この専用設計された仕切り板は標準装備です。
後席での非接触型決済も利用可能で、乗客はソーシャルディスタンスを保ったままキャッシュレスで支払いをおこなえます。
また車載されたマイクとスピーカーにより、ドライバーは正面を向いたまま、乗客と対面することなく車内通話をすることが可能です。
車内の除菌についても、乗客の座席回りは耐久性が高く清掃も容易なので、ドライバーは運行毎に車内を衛生的に保つことができます。
なお、空質センサーが外気の汚染レベルの増加を検出すると、外気導入口を自動的に閉じ、有害な汚染ガスや微粒子の車内への侵入を防ぐ、マルチフィルター空調システムも搭載されています。
LEVCの最高経営責任者(CEO)であるヨルグ・ホフマン氏は、次のように述べています。
「ロンドンのシンボルでもある黒塗りのブラックキャブ(ロンドンタクシー)は、重要な移動手段として都市生活には欠かせない生命線です。現在の状況下では、タクシーが提供する移動サービスはますます重要性を増しています。
働く人々が英国全土で仕事を再開するなか、安全で快適な通勤手段が求められています。衛生的な室内環境を目標に専用設計された新型ロンドンタクシーは、上質で安心な乗車体験を提供します」
※ ※ ※
新型ロンドンタクシーの日本での価格(消費税込)は、1120万円です。
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