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【箱根駅伝】 数々の名勝負のまさに「舞台裏」 中継を支えるプロの仕事たち

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【箱根駅伝】 数々の名勝負のまさに「舞台裏」 中継を支えるプロの仕事たち

 今年もあと3週間とすこしを残すところとなった。年が明け、ほどなくすれば、またあの疾走と歓声とが交錯するドラマを味わうことができる。箱根駅伝(2019年1月2日(水)・3日(木)両日とも午前8時00分出発)だ。

 実はベストカーwebでは、この時期になると毎年箱根駅伝についての記事を掲載している。

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 今回は、例年とはすこし趣向を変えて、2015年の箱根駅伝の現場に潜入した際のレポートを、あらためてお届けしたい。すこし古い記事となるが、当時の雰囲気も合わせてお楽しみいただければ幸いだ。

 ベストカー的にはこの箱根駅伝、毎年選手団を先導する車がどの車種になるのかも気になるところ。ちなみに本年の大会会長車(学連会長乗車)がMIRAI、大会本部車(審判長乗車)はPHVのプリウスGR SPORTだった。個人的には2017年大会の発売直前プリウスと発売直後C-HRが強烈に印象に残っている。

 2019年大会、平成最後となる箱根駅伝の先導車は果たしていかに。こちらも要注目である。

〈第95回 東京箱根間往復大学駅伝競走〉

・総距離(217.1km)


・往路(107.5km)


・復路(109.6km)

〈区間〉

第1区(21.3km)……大手町 読売新聞社前~鶴見


第2区(23.1km)……鶴見~戸塚


第3区(21.4km)……戸塚~平塚


第4区(20.9km)……平塚~小田原


第5区(20.8km)……小田原~箱根町 芦ノ湖駐車場入口


第6区(20.8km)……箱根町 芦ノ湖駐車場入口~小田原


第7区(21.3km)……小田原~平塚


第8区(21.4km)……平塚~戸塚


第9区(23.1km)……戸塚~鶴見


第10区(23.0km)……鶴見~日本橋~大手町 読売新聞社前

※本稿は2015年2月のものに適宜修正を加えたものです


文・写真:ベストカー編集部


初出:『ベストカー』 2015年2月26日号

■手に汗握る襷リレーが熱い!!

 お正月の風物詩といえば、毎年1月2~3日にかけ、東京・千代田区大手町から箱根・芦ノ湖までの往復で争われる箱根駅伝だ。

 今年の第91回大会では青山学院大学が圧倒的な強さで初の総合優勝を果たしたのはご存じのとおりだが、その様子を伝えたテレビ中継の視聴率は往路で28.2%、復路で28.3%(ともにビデオリサーチ調べ。関東地区の番組平均視聴率)という高視聴率だった。

 さて、そんな箱根駅伝の醍醐味といえば、中継所での各校の襷リレー。

 今年は小田原中継所から芦ノ湖までの第5区で青山学院大学の神野大地選手が、“山の神”こと東洋大学(当時)の柏原竜二選手の記録を24秒上回る1分16秒15という記録を達成(コース変更のため昨年までの記録は参考記録)したことも記憶に新しいところ。

 このように中継所では毎年数多くのドラマが生まれるのだが、みなさんはこの中継がどのように行われているのか知っていますか?

 ということで、今回は箱根駅伝中継の舞台裏に大の箱根駅伝ファンの担当が潜入してきました!!

■さまざまな人々の手によって中継は成り立つ

 やってきたのは復路、第6区から第7区の襷リレーが行われる小田原中継所。沿道は多くの観客で鈴なり状態。そんななか発見したのが下の写真のクレーン車。

 クレーン車が停車している中継所の反対側にある駐車場に回り込むとベースとなるトラックの車種は日野レンジャーであることがわかった。

 そしてクレーンの先にはゴンドラのようなものが設置されていて、クレーンを上に伸ばせば地上4階建てのマンションほどはあろうかという高さ。さらによく見ると、そのゴンドラには人が乗っているではありませんか。

 ちなみに後日、日本テレビにクレーン車の詳細について取材を求めたが「箱根駅伝はあくまで選手がメインですので公表は差し控えさせていただきます」ということで回答は得られなかった。

 しかし、現場ではゴンドラには撮影スタッフが乗り込み、カメラ機材と集音用のガンマイクで、選手を上から撮影する様子が見られた。

 そう、このクレーン車は手に汗握る襷リレーの瞬間を撮影するテレビ中継用のもの。中継所付近で選手が上から撮られている映像は、こうして作られていたのだ。

 こうしたプロの技と道具とがあってこその箱根駅伝中継。今から年明けが楽しみである。

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