走りとスタイリングを徹底追求!
サーキットを走り込んで開発されたNC1用エアロキット
「このクラウン、最強すぎる!」220系&210系をセダンカスタムの名門が徹底改造【幻の東京オートサロン2021】
ホンダNSXを専門に扱うショップとして知られる“ルートKS”が、幻の東京オートサロン2021のために製作したのがこのNC1型NSXベースのデモカーだ。フェラーリやランボルギーニなど世界を代表するエキゾチックカーに匹敵する存在感を生み出す源は、ノーマルの状態から徹底的にサーキットを走り込んで作り上げたオリジナルエアロキットによるものだ。
フロントは純正バンパーの下に取り付けるフロントハーフスポイラーを設定。そこに新作のアンダーフラップを追加することでダウンフォースを徹底増強する。フロントボンネットダクトから伸びるフィンもルートKSオリジナルのアイテムだ。
フロントフェンダーのエアアウトレット部にもフェンダーフィンを装着し、前後方向へのエアの流れをアピールする。
フロントスポイラーからのデザインを受け継ぎアクセントとしての効果も発揮するサイドステップ。サイドに流れる走行風を整流することでリヤフェンダーに配置されるインタークーラーにも効率的に走行風が導かれるため、パフォーマンスアップにも繋がる。
前後フェンダーには張り付けタイプのオーバーフェンダーをインストール。車検対応のサイズ設定ながら、段付き形状とアーチラインのオフセットによりローダウン感を高める。
リヤディフューザーは大型化を図ることで、リヤビューでNC1のスポーティムードを高めることに成功。ディフューザーに加え、左右のバンパーエンド部分にはリヤアンダーカウルを設置し、フロント~サイドからのボディラインを整えている。
スワンネックタイプのGTウイングは、ウイング長を従来の1650mmから1850mmに拡大したタイプを試作。リヤウインドウを覆うメカニカルなゲートルーバーも含めて、ユーザーからの反響次第でリリースを検討したいとのこと。
次世代スーパースポーツらしい気品に満ち溢れたインテリアのアクセントになっているフロアマットは、ルートKSのオリジナル。その他、カーボンファイバータイプのステアリングやメーターバイザーは純正オプション品だ。
走りのパフォーマンス向上効果が抜群というのが、BBS製の超超ジュラルミン製ホイールRZ-Dとミシュランパイロットスポーツカップ2。サイズは純正同様となっており、1台分で約4.3kgの軽量化を実現。素材や形状に拘ったスペーサーとの組み合わせで、カスタム感溢れる“ツライチ”スタイルが可能になっている。
V6ツインターボ+3モーターハイブリッドシステムという先進的なパワーユニットは現状ノーマルだが、さらなるパフォーマンスアップを目指して排気系の効率アップを模索中とのこと。スーパースポーツをさらなる高みへ導くルートKS。その動向に注目していきたい。
取材協力:ルートKS 三重県鈴鹿市住吉3-29-17 TEL:059-392-6677
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この内装の安っぽさ