■トヨタ博物館が「お蔵出し展」
トヨタ博物館(愛知県長久手市)が、普段は展示していない希少車を「蔵出し」する特別企画「お蔵出し展」を2024年6月30日まで開催。その一環として、3月20日に「春だ!今こそオープンカー走行披露会」と称し、レクサス「LFAスパイダー」のデモ走行が行われます。
【画像】激レア! レクサス投稿の黒い「LFA」を写真で見る(28枚)
お蔵出し展は、様々な事情から常設展示されていない400台ほどの貴重な車両から選ばれた13台を、5つのテーマに沿って展示していく特別企画です。
テーマは「1950-60年代の日本と欧州の大衆車」「日米欧、憧れのスポーツカー3選」「日本では見られない日本車」「昭和のコミューターバス」「トヨタ博物館が収蔵する二輪車」を予定しています。
この特別企画会期中のイベントとして、3月20日には「春だ!今こそオープンカー走行披露会」として2012年式のLFAスパイダーが走行します。
ベースのLFAは、2010年から2012年までというわずかな期間に、世界で限定500台のみが生産されたスーパースポーツカーです。
圧倒的な走行性能だけでなく、表情豊かに奏でられるエンジンサウンドや人車一体となったハンドリング性能など、人の五感を刺激する官能性能も磨き上げられ、レクサスブランドのプレミアムスポーツを示す“F”の頂点に立つクルマとして開発されました。
ボディサイズは全長4505mm×全幅1895mm×全高1220mm、ホイールベースは2605mmです。レーシングカーと同様のカーボンモノコックシャシーを採用しています。
パワートレインは、ヤマハと共同開発した最高出力560ps・最大トルク480Nmの4.8リッターV型10気筒エンジンと6速ASG(Automated Sequential Gearbox)を組み合わせています。最高速度は325km/h、0-100km/h加速は3.7秒です。
今回デモ走行に登場するLFAスパイダーは、クーペのLFAに対して、屋根をなくしオープンエア走行を楽しめるスパイダー仕様のモデルです。
レクサスがデモンストレーション用にワンオフ製作したもので市販はされておらず、世界にたった2台しか存在しない超貴重なクルマといいます。
なお、同イベントには、トヨタ「2000GTロードスター」も登場する予定です。
※ ※ ※
トヨタ博物館は、トヨタ自動車創立50周年記念事業のひとつとして1989年4月に設立された施設です。
19世紀末のガソリン自動車黎明期から現代のクルマに至るまで、その資料の数々を展示しています。
車両のほとんどは走行可能な動態保存となっている点も特徴で、イベントなどでは走行披露や同乗体験なども開催されています。
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唯一ヤマハエンジンの音が良かっただけのトヨタらしい車