現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ新型「アリオン」なぜ発売? 後席重視の豪華仕様を中国市場に投入

ここから本文です

トヨタ新型「アリオン」なぜ発売? 後席重視の豪華仕様を中国市場に投入

掲載 更新 48
トヨタ新型「アリオン」なぜ発売? 後席重視の豪華仕様を中国市場に投入

■新型アリオンが2021年3月に復活してた?

 トヨタの中国法人は、2020年11月20日に開催された広州モーターショーにて、2種類のセダンとなる新型「アリオン」とその姉妹車となる新型「レビンGT」を世界初公開されました。
 
 その後、2021年3月に中国市場で発売されましたが、どのような仕様なのでしょうか。

【画像】これが新型アリオン!? 豪華仕様を見る!(25枚)

 日本市場でアリオンという車名は、トヨタ「カリーナ」の後継車として登場した同名の「アリオン」の初代を2001年から、2代目を2007年から販売していましたが、2021年3月末に姉妹車となる「プレミオ」と同じく生産終了しました。

 従来の生産終了は、事前告知はされないもののアリオン/プレミオは、2020年11月下旬に国内向けのホームページにて、「長い間たくさんのお客様にご愛顧いただきました。誠にありがとうございました」というコメントとともに生産終了を発表しています。

 この発表の少し前のタイミングで前述の中国専用車となる新型アリオンが発表されたのです。

 元々、日本で販売されていたアリオン/プレミオは、2007年に2代目へとフルモデルチェンジして以来、13年もの間で一部改良やマイナーチェンジは実施されていましたがフルモデルチェンジには至っていませんでした。

 そのため、中国で発表された新型アリオンに関してSNSでは「次期型?」という噂が出ていましたが、生産終了の発表があったことで国内向けのアリオンの歴史は幕を閉じました。

 中国で新たに発表された新型アリオンは、同市場で人気のトヨタ「カローラ」のホイールベースを延長した仕様です。

 中国では、セダンの後席を広くして快適性を向上させた仕様が人気なこともあり、カローラのロング版として新型アリオンを投入したと見られます。

 そのため、国内市場で販売されたアリオンとは、まったくの別車種となり、ボディサイズにおいても異なります。

 国内向けの2代目アリオンは全長4565mm×全幅1695mm×全高1475mm、ホイールベース2700mmなのに対して、中国の新型アリオンは全長4720mm×全幅1780mm×全高1435mm、ホイールベース2750mmです。

 エクステリアデザインは、水平基調のフロントメッキグリルや横方向に広がるロアグリルによって、ワイドなスタイルを強調。

 リアは、ベースとなるカローラ(セダン)と同様のテールライトデザインとなっています。

 パワートレインでは2代目アリオンが1.5リッター/1.8リッター/2リッターなど複数展開していますが、新型アリオンでは2リッターのみの設定です。

 そのほか、装備面では8インチディスプレイオーディオまたは9インチナビゲーションシステムを搭載。USBポートにおいても後席を重視しているため、後席用に2ポートが用意されています。

 また、中国ならではの仕様としてPM2.5フィルター機能付きオートエアコンや、PM2.5濃度表示システムなども採用されています。

※ ※ ※

 日本では生産終了となったアリオンですが、名称を受け継ぐ形で新型アリオンが中国市場に投入されました。

 現地価格は、14万2800人民元(約243万円)から17万9800人民元(約305万円)となっており、中国市場ではカローラと「アヴァロン」の間を担う車種として注目されています。 

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

基本メンテナンスで100年間! HEツーリッター・スポーツ(2) 1924年を感じさせない製造品質
基本メンテナンスで100年間! HEツーリッター・スポーツ(2) 1924年を感じさせない製造品質
AUTOCAR JAPAN
ブガッティとベントレーの愛のない結婚? HEツーリッター・スポーツ(1) 100年前に5年保証!
ブガッティとベントレーの愛のない結婚? HEツーリッター・スポーツ(1) 100年前に5年保証!
AUTOCAR JAPAN
美と走りの頂点へ! 一部改良で進化したレクサス「LC」がラグジュアリーの新たな幕を開ける
美と走りの頂点へ! 一部改良で進化したレクサス「LC」がラグジュアリーの新たな幕を開ける
VAGUE
ほぼ新車な「“クラシック”ディフェンダー」がスゴイ! V8搭載&超豪華内装化も可能!? TWISTED JAPANの「ハイパフォーマンスモデル」とは
ほぼ新車な「“クラシック”ディフェンダー」がスゴイ! V8搭載&超豪華内装化も可能!? TWISTED JAPANの「ハイパフォーマンスモデル」とは
くるまのニュース
冬のツーリングこそ楽しい! バイク界の“高級サルーン” 快適装備満載の人気「バガー」3選
冬のツーリングこそ楽しい! バイク界の“高級サルーン” 快適装備満載の人気「バガー」3選
VAGUE
名機・A型エンジン搭載の歴代『サニー』が集結…オールサニーズ・ミーティング
名機・A型エンジン搭載の歴代『サニー』が集結…オールサニーズ・ミーティング
レスポンス
2024年問題で高速の景色が変わった! トラックドライバーの労働時間を縛る愚策がもたらした結果
2024年問題で高速の景色が変わった! トラックドライバーの労働時間を縛る愚策がもたらした結果
WEB CARTOP
[15秒でニュース]ラムが初のBEVトラックの発売を延期…PHEVを優先展開
[15秒でニュース]ラムが初のBEVトラックの発売を延期…PHEVを優先展開
レスポンス
「ここ有料道路だったの!?」がやけに多い“千葉県”なぜ? 今やフツーに使ってる“実は神ルート”な道たち
「ここ有料道路だったの!?」がやけに多い“千葉県”なぜ? 今やフツーに使ってる“実は神ルート”な道たち
乗りものニュース
約213万円! 旧車デザインの「バモス“カスタム”」実車展示! 角目の“アメ車“顔が超カッコイイ「ホンダ製“軽バン”」登場
約213万円! 旧車デザインの「バモス“カスタム”」実車展示! 角目の“アメ車“顔が超カッコイイ「ホンダ製“軽バン”」登場
くるまのニュース
スバル「BRZ」の限定車「STIスポーツパープルエディション」実車初公開へ! 東京オートサロン2025では“さらなるサプライズ発表”も!?
スバル「BRZ」の限定車「STIスポーツパープルエディション」実車初公開へ! 東京オートサロン2025では“さらなるサプライズ発表”も!?
VAGUE
アプリリアよ、シーズン中の新旧バイク変更はもう勘弁な! フェルナンデス心の叫び
アプリリアよ、シーズン中の新旧バイク変更はもう勘弁な! フェルナンデス心の叫び
motorsport.com 日本版
[Pro Shop インストール・レビュー]トヨタ ハイエース(山野幸夫さん)by アークライド 後編
[Pro Shop インストール・レビュー]トヨタ ハイエース(山野幸夫さん)by アークライド 後編
レスポンス
4度のGT500王者はこれだけやってる! 長年の蜜月ミシュランが知るロニー・クインタレッリの超ストイックエピソード
4度のGT500王者はこれだけやってる! 長年の蜜月ミシュランが知るロニー・クインタレッリの超ストイックエピソード
motorsport.com 日本版
スズキ「ワゴンR“スマイル”」改良モデルが公開! 両側スライドドア&丸目ライトがイイ! 3年ぶり顔面刷新の「新モデル」何が変わったのか
スズキ「ワゴンR“スマイル”」改良モデルが公開! 両側スライドドア&丸目ライトがイイ! 3年ぶり顔面刷新の「新モデル」何が変わったのか
くるまのニュース
周冠宇、F1復帰を諦めず「中国GPの開催契約が延長されたのは素晴らしい。シート獲得のモチベーションになった」
周冠宇、F1復帰を諦めず「中国GPの開催契約が延長されたのは素晴らしい。シート獲得のモチベーションになった」
motorsport.com 日本版
カー・オブ・ザ・イヤーのリベンジ!? マツダ「CX-80」が「オートカラーアウォード2024」を受賞…メルティングカッパーメタリックが生まれた過程とは
カー・オブ・ザ・イヤーのリベンジ!? マツダ「CX-80」が「オートカラーアウォード2024」を受賞…メルティングカッパーメタリックが生まれた過程とは
Auto Messe Web
「かわいい」と「カッコいい」が刺激的に競演。スズキ 東京オートサロン2025への出品を発表
「かわいい」と「カッコいい」が刺激的に競演。スズキ 東京オートサロン2025への出品を発表
Webモーターマガジン

みんなのコメント

48件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

189.8267.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

34.8262.8万円

中古車を検索
アリオンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

189.8267.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

34.8262.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村