ポロとup!に待望のGTIが登場！ ゴルフと合わせて13年ぶりに3モデルのGTIが揃う

　up!は600台限定なのでお早めに！

　フォルクスワーゲンの人気シリーズ「GTI」に、up!がとポロが仲間入り。すでに発売されているゴルフと合わせ、GTIシリーズは3台とラインアップが拡充された。up! GTIは限定600台となる。また、ポロGTIは7月3日（火）から発売される。日本でGTIシリーズの新商品3モデルが揃うのは、約13年ぶりとなる。

　注目はup! GTIだろう。1976年に登場した初代ゴルフGTIとほぼ同じボディサイズとなっている。2ドアのコンパクトなボディに、GTI専用バンパーやハニカムパターンラジエターグリルなどを装備。もちろん、GTIの代名詞であるフロントグリル内のエンブレムとレッドストライプも与えられる。

　また、GTI専用の17インチアルミホイールも、スポーティさを演出。前輪にはレッド塗装のブレーキキャリパーも顔を覗かせ、走りを楽しむためのクルマであることを感じさせる。リヤは、専用リヤウイングを装備。全体的に引き締められた印象だ。ボディカラーはピュアホワイト／トルネードレッド／ディープブラックパールエフェクトの3色を用意する。

　エンジンは、インターナショナルエンジンオブザイヤーに選出された1リッター直3ターボエンジンを搭載。116馬力／5000～5500rpm、200N･m／2000～3500rpmとなっており、わずか1000kgの車重と相まって気持ちのよい加速を味わうことができる。組み合わされるトランスミッションは、6速MTのみだ。

　インテリアも、もちろんGTIらしさが満点。シートは伝統のタータンチェック柄のファブリックタイプとなり、インパネはレッドでコーディネートされ非常にスポーティ。ステアリングやサイドブレーキレバーは本革となっている。

　わずか限定600台のみということで、早くも数多くの注文が入っているそう。一番小さなGTIのパフォーマンスを味わいたい人は、ディーラーへ急ぐことをおすすめしたい。219万9000円（税込み）。

　もう1台は、MQBで生まれ変わったばかりのポロだ。こちらもup!同様に、GTIバッチとレッドストライプ、そしてハニカムパターンのラジエターグリルなどGTIを象徴するエクステリアデザインが与えられている。新デザインの17インチアルミホイールはシルバーとブラックの2トーン仕様だ。GTI専用色のライムストーングレーメタリックのほか、フラッシュレッド／ピュアホワイト／ディープブラックパールエフェクトの4色を用意する。こちらはカタログモデルとなり、344万8000円。

　パワートレインは、ポロGTIシリーズ初となる2リッター直4ターボエンジン。200馬力／4400～6000rpm、320N･m／1500～4350rpmを発揮する。組み合わせるのは6速DSGのみで、0-100km／h加速は6.7秒、最高速235km／hという実力を秘めている。また、高速コーナリングでのトラクション性能を最適化する、XDSディファレンシャルロックシステムも標準装備している。

　また、シーンに応じて最低なドライビング体験ができるドライビングプロファイル機能もGTIに標準装備。ノーマル／スポーツ／エコ／インディビジュアル（個別設定）の4つのモードから選択することができる。

　インテリアは、マットレッドのパネルが目を引く。ブラックとレッドのコントラストが非常にスポーティな仕立てた。シートはもちろんタータンチェック柄のシートを採用。ナビ画面を表示できるデジタルメータークラスターや、スマートフォンのワイヤレス充電機能といった先進装備も、オプション設定されている。

　もちろん、ドライバー披露検知システムやプリクラッシュブレーキシステム、アダプティブクルーズコントロールなどの安全装備も採用している。

　合わせて、ゴルフGTIにも「ダイナミック」と名付けられた特別仕様車も用意された。デジタルメータークラスターなど最新テクノロジーを標準化。さらに。ハイビーム使用時のダイナミックライトアシストや、ダイナミックコーナリングライトなども標準装備。専用のレッドストライプ付きダークカラーアルミホイールが用意される。DSGと6速MTの両方に設定されるが、6速MTのみ100台限定。また、日本でゴルフGTIのMT仕様を購入できる最後のチャンスとなる。

　3台のGTIが揃い、走りの気持ちいいモデルが充実。その走りは試乗記などでお届けしたい。