大いに働いてくれたワゴンだった…
四代目マークIIのワゴン(GX60G)に関して、前編の記事(下の「関連記事」参照のこと)ではその実車についてと、プラモデルについて説明した。このプラモデル作例は、自動車模型専門誌「モデルカーズ」の264号(2018年)における巻頭特集「はたらくくるま」用に制作されたものである。本来は商用車の特集であるからワゴンは対象外と言うこともできたのだが、その点も含めて、特集記事に掲載された作者・棚瀬氏による文章をお読みいただきたい。
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「今回の特集は『はたらくくるま』であるが、このマークIIワゴンは私にとって、大いに『働いてくれたクルマ』である。実車は1980年より登場した四代目のモデル(X60型)であり、この代から4ドア・ハードトップの販売が主となって、トヨタ・ビスタ店専売のクレスタが登場。いわゆる『マークII三兄弟』の筆頭として、これ以降のハイソカーブームを牽引したクルマである。
マークIIワゴンは他のモデルのほとんどがそうであるように、セダンボディの後席より後部の屋根を延長して荷室を確保した形態で、バンも外形はほぼ同一である。マークIIワゴンの存在としては、これより次代のX70型や、これより先代のX30/40型の方が皆様のイメージが強いのではないだろうか。デザイン的には先代のボディサイドのキャラクターラインやリアゲートの木目調のワンポイントを継承しつつ、全体としては次代の直線基調にも繋がるラインを持つ、今から見るとなかなかに味わい深いものを感じるのは私だけであろうか。
私はこのクルマを、大学生時代の後半から、社会人になったのちの平成17年頃まで所有していた。元々は建築デザイン系の大学に通っていた弟が、荷物が多く積めるクルマとして車種にこだわりなく購入したのだが、維持に苦しくなって私が引き継いだものである、結局のところ、私自身の就職・転勤に伴う引っ越しや、父親の単身赴任先からの荷物の引き揚げ、弟の転職のための引っ越し等々、色々な所を(もちろん模型店巡りも含めて)走り回って、手放すころには確か17万km以上走行していた、非常に愛着のあったクルマなのである。
経験を重ねたモデラーなら同様の改造は可能、かも…?
元となるキットは、マイクロエース(旧エルエス金型)のトヨタ・クレスタである。同社からは同世代のマークIIも発売されているが、雰囲気的にはクレスタの方が似ている気がしたので、こちらを採用した。キットそのものは以前クレスタのまま制作したときも記したように(注:こちらも「関連記事」参照のこと)、版を重ねてパーツに表面の荒れやバリは多いものの、基本設計はしっかりしたキットだ。
ワゴンに改造するための工作はプラ板の切り貼りの積み重ねで、ある程度数をこなしたモデラーなら誰にでもチャレンジできるものであると考える。同じクルマを制作の対象とするかはさておき、何かしらのセダンのキットをワゴンに改造する際の参考となれば幸いである。
塗装は自分のクルマのボディ色であったモントルーホワイトを調色して行った。今回の作例では前後バンパーもボディ色で塗装しているが、これはあくまでも自分のクルマの仕様である(フロントは上級モデルのグランデのものに取り換えた)。メーカー純正ではそれらは無塗装(黒)であるので注意されたい」
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