低燃費・低価格がウリの軽自動車「ミライース」がフルモデルチェンジした。今回のモデルチェンジでは、従来どおり燃費性能を追求しつつ、プラスαの魅力も加えたとのこと。これまでの「燃費がいいクルマ」から、「全体にいいクルマ」を目指そうとするダイハツの意気込みが感じられる改良内容となっている。
いいクルマといえば、まずは運転がしやすいこと……というわけで、新型ミライースでは、インパネやガラスの形状からアクセルペダルやステアリング位置までを見直すことで、見晴らしがよく、違和感なく座れるドライビングポジションが追求されている。
また、頭上空間にゆとりをもたせ、大人4人がしっかり乗れる居住性を確保したほか、ボディの穴の数を減らしたり、吸遮音材を最適な位置に配置するなどして静粛性も向上させた。
装備については、白色LEDの自発光式デジタルメーターを全車に採用し視認性を高めたほか、上級グレードにはエコドライブの情報などを表示するTFTマルチインフォメーションディスプレイを採用し、機能性をアップ。細かなところではバックドアを電気スイッチ式バックドアオープナーで容易に開けるようにするなど、日常の使い勝手を高める工夫が施されている。
安全性能が引き上げられたのも注目すべきポイント。新型では、対歩行者に対しても自動ブレーキが作動する最新のスマートアシストIIIを搭載。ヘッドライトのロー/ハイビームを自動で切り替えられるオートハイビームも装備し、より安心して運転できるようにした。
またフロントとリアの各コーナーに備わるセンサーで障害物を検知し、距離に応じてメーター内表示とブザー音で警告する機能により、車庫入れもしやすくなっている。
その上で燃費性能も追求。従来モデル比で最大80kgにおよぶ徹底した軽量化により、いいクルマ感を追求しつつ、カタログ燃費は35.2km/Lを達成した。
より安全・安心に走れて、実用性の向上も図られたミライース。入り口価格は84万2000円から、スマートアシストIII装着車は90万7200円から設定される。
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