トヨタの新型3列シートSUV、ダイハツ テリオス・テリオスキッド、マツダ2など、来年に向けて動き出したSUVたちの話題が届いた。トヨタの新型SUVライズ絶好調の報とともに詳しく解説。
スズキのハスラープレキャンペーン、ホンダの低金利クレジットなどのキャンペーン情報もお届け!
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※本稿は2019年12月のものです
文:遠藤 徹/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2020年1月10日号
■トヨタの3列シートSUVはRAV4、次期型ハリアー、それとも新規モデルか?
トヨタが現在、SUVラインナップで唯一参画していないのはミディアムクラスの3列シートSUVとなっています。かつて3列シートSUVはヴァンガードなどが存在していましたが、当時は需要が少なくモデル廃止とした経緯があります。
ところが最近はマツダCX-8をはじめ、日産エクストレイルやホンダCR-Vにも3列シート仕様が設定されていて人気を集めています。そのため、トヨタも3列シートSUVを近く復活させることが濃厚になっています。
この場合、全長を伸ばした新規モデルになるか、RAV4や次期型ハリアーのラインナップに追加設定するのか、いずれかを選択することになりそうです。これによってトヨタはコンパクトクラスからラグジュアリークラスまでのSUVフルラインナップが完成することになります。
トヨタはミディアムクラスの3列シートSUVを発売する可能性が高く、RAV4や次期型ハリアーの追加仕様、または新規モデルでの登場となりそう(写真はRAV4のプラグインハイブリッド車「RAV4 Prime」)
■トヨタの新小型SUV、ライズが絶好調の滑り出し
トヨタがダイハツからのOEM供給で発売した新型コンパクトSUV「ライズ」の売れゆきが絶好調の滑り出しを見せています。11月下旬現在の納期は約2カ月待ちの来年1月下旬で、生産が間に合わない状況になっているのです。
今のところの受注構成比では、ほとんどが最上級の「Z」グレードに受注が集中しています。支払い方法の半分以上は残価設定クレジットであり、3年後51%、5年後は35%の残価率、実質年利は4%の設定で売り出している販売店が多くなっています。
最初からトヨタ4系列店で併売されていて、先行予約開始後1カ月の受注累計台数は1万台を突破した模様です。スタート時の勢いではC-HRを超える可能性もあります。
ダイハツからのOEM供給で発売されたトヨタの新型コンパクトSUVであるライズが好調に売れていて、納期が2カ月待ちとなっている
■スズキ 新型ハスラーのプレキャンペーンがスタート
スズキは2020年1月初めから発売を開始する新型ハスラーのプレキャンペーンをスタートさせました。
8ページ刷りの簡易パンフレットを作成して店頭に設置し、さらに営業マンが既納ユーザー向けに郵送したり、訪問するなど周知してもらうため徹底を図っています。
新型のグレード構成はハイブリッドG、ハイブリッドGターボ、ハイブリッドX、ハイブリッドXターボの4タイプ。トランスミッションはCVT、駆動方式は各グレードに2WDと4WDが設定されます。ボディカラーは2トーンが6色、モノトーンは5色の合計11色で、2トーンのほうが多いのが特徴です。
現行モデルは発売直後のピーク時に月販1万台を突破するほどのヒットモデルで、納期が半年以上も延びていました。2代目がどれほどの人気を見せるか注目されます。当面は月販5000台以上を目指す見込みです。
12月下旬にフルモデルチェンジして登場する新型ハスラーのプレキャンペーンが早くも始まっている。新型も現行型同様にヒット車となるか? 注目だ
■フィットなどに1.9%の超低金利残価設定クレジットを年末まで実施
首都圏にあるホンダディーラーは、フィット(現行モデル在庫車)、フリード、ステップワゴンの主力3車種に異例の1.9%超低金利残価設定クレジットを実施し、年末セールの盛り上げを図っています。
この1.9%の低金利は通常3.5%で実施していた金利を1.6ポイント引き下げることで15万円以上の実質金利分を値引きするものです。
超低金利クレジットの対象車は、これまで1車種程度と車種を絞って実施する例はありましたが、今回のように主軸3車種一斉に拡大したのは初めてです。
さらに同期間に成約するとステップワゴンは15万円分、フィットは7万円分のカーナビ購入プレゼントと、5万8300円分のドライブレコーダーパッケージをプレゼントしています。
※タッチ・クリックするとホンダサイトに移動します
■ダイハツ テリオス&テリオスキッドが復活か?
ダイハツ販売店筋によるとダイハツは近い将来、コンパクト&軽自動車SUVのラインナップとして、かつて存在した「テリオス&テリオスキッド」を復活させる方向で次世代モデルの開発に取り組んでいるといいます。
軽自動車のボディを使った軽自動車のテリオスキッド、そのワイドフェンダーバージョンであるテリオスを派生させるというものです。
テリオスキッドは660ccのノンターボとターボエンジン、テリオスは1.5L3気筒エンジンを搭載。駆動方式は4WDのみで、CVTとの組み合わせになります。
足回りはラフロード走行にも配慮したチューニングが施されます。ボディはモノコック構造を採用しており、スズキのジムニー&ジムニーシエラの対抗モデルとして設定するものと思われます。
ダイハツ テリオスキッド(2012年)
●【関連記事】【背水の陣!? ダイハツがジムニー対抗車!!】軽SUVテリオスキッドが2020年5月に復活!!!
■マツダ 次期型マツダ2は新開発3気筒1.5LのSKYACTIV-Xを搭載か?
マツダは2020年9月にも一新する次期型マツダ2(旧デミオ)に、新開発3気筒1.5LのSKYACTIV-Xを搭載する方向で開発を進めている模様です。
基本的にこのエンジンは、現在マツダ3とCX-30が搭載している4気筒2LのSKYACTIV-Xの1気筒を外すことで1.5Lにスケールダウンを図る手法を採用します。これにモーターアシストのマイルドハイブリッドユニットを付加するのもマツダ3などと同様です。
次期型マツダ2におけるSKYACTIV-X搭載車の比率はグローバル、国内ともに60%の販売構成比を目指す方針です。
現行型のマツダ2
■新型フィットの発売は新型ヤリスとほぼ同じ時期?
ホンダは2020年2月中旬に新型フィットを発売しますが、トヨタの新型ヤリスと発売時期がほとんど同じであることが判明しました。先行予約の開始も12月初めと肩を並べる見通しです。
新型フィットはシリーズ全体では月販1万5000台の計画で、登録車のトップセラーを目指します。対するヤリスは発売時がネッツ店専売となるため月販1万台程度の計画ですが、発売から3カ月後の2020年5月からはトヨタ全系列店扱いに拡大することで、月販計画は倍増の2万台に拡大する可能性もあります。
■ダイハツは1.2Lハイブリッド車の開発に着手か?
ダイハツは1.2Lハイブリッドモデルの独自開発に着手しているようです。
ハイブリッドはトヨタからのユニット供給も行いますが、トヨタの最小ハイブリッドユニットが1.5Lのため、ダイハツのオリジナルモデルには搭載できないからです。
1.2Lハイブリッドは2021年をめどにコンパクトミニバンへの投入を検討しており、この新規モデルに搭載する方向で開発を進めているようです。このコンパクトミニバンは、遊び感覚を重視した3列シート6~7人乗りミニバンで、トヨタのシエンタよりもひと回り小さいボディサイズを採用し、コンセプト分けを明確にします。トヨタにOEM供給する可能性もあります。
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