オペルの主力ハッチバック、製品力強化
オペルは、小型ハッチバックのコルサの改良新型を欧州で発表した。新しいデザインと大型の車載スクリーンを採用したほか、オペル初の48Vマイルドハイブリッド・システムも導入している。
【画像】高級感がアップしたドイツのコンパクトカー【改良新型オペル・コルサを写真で見る】 全15枚
6代目となる現行コルサは、2019年に発売された欧州Bセグメントの小型車で、日本への導入も予定されている。同じステランティス傘下のプジョー208の兄弟車にあたる。
今回の改良では、エクステリアデザインが刷新され、印象を大きく変えた。フロントエンドには新たにブラックのパネルが採用され、左右のヘッドライトをつなぐようなデザインとした。サイドの「エアインレット」はシャープな形状となり、モダンな雰囲気を演出している。
ヘッドライトにはオペルのマトリクスLED技術「Intelli-Lux LED」を引き続き採用するが、LEDエレメントを従来の8個から14個に増やしたことで、照射範囲の調整がより柔軟になったという。
リアエンドでは、ネームプレートがテールゲート中央に配置されるようになった。また、ボディカラーには新色として「グラフィック・グレイ」が追加された。
インテリアは、新機能を追加し、モダンな雰囲気に仕上げている。シートパターン、シフトレバー、ステアリングホイールは新しいデザインとなっている。
オプションのフルデジタルコックピットでは、クアルコム・テクノロジーズ社の「スナップドラゴン・コックピット・プラットフォーム」を採用し、グラフィックやマルチメディア、人工知能(AI)の機能が強化された。オペルによると、乗員の好みに合わせてシステムが進化していくという。
最大10インチのタッチスクリーンは、インターフェースが改善され、さまざまな情報や機能にアクセスしやすくなったという。コネクテッドサービス、「ヘイ・オペル」のボイスコマンド機能、無線アップデート機能を搭載するほか、アップル・カープレイとアンドロイド・オートに対応。充電もワイヤレスで行えるようになった。
パワートレインとしては、初めて48Vのマイルドハイブリッド・システムを導入した。1.2LエンジンとDCTを組み合わせ、最高出力100ps(74kW)または136ps(100kW)の2種類を用意する。
また、BEVのコルサ・エレクトリック(コルサe)には新モデルが登場した。兄弟車のプジョーe-208と同じ51kWhのバッテリーと最高出力156ps(115kW)のモーターを搭載し、1回の充電での航続距離は402kmとされる。
一方、50kWhバッテリーと最高出力136ps(100kW)のモーターを搭載する航続距離357kmの現行モデルも、引き続き設定される。
なお、オペルの英国版であるヴォグゾール・コルサも同様の改良を受けている。いずれも価格は公表されていない。
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みんなのコメント
ま、売れないだろうけど。