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次期型は別モノの可能性大! 買うなら今しかない現行車4選(後編)

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次期型は別モノの可能性大! 買うなら今しかない現行車4選(後編)

 次期モデルは出ずに消滅が噂されるクルマもある

 クルマは新しいほうがいいと言われる。つまりモデルチェンジすれば性能が向上する機械モノだけに、狙っているクルマがあるなら基本的にはフルモデルチェンジやマイナーチェンジを待ちたいものである。しかし、中には「クルマのコンセプトが大きく変わってしまいそう」、「ボディサイズが大きくなってしまう可能性が高い」、「そのクルマ自体がなくなってしまう」というケースもあり、「現行モデルの方がよかった」、「現行モデルを買っておく価値は大きい」という場合もある。

新車を買ってすぐに「やってはいけない」こと3選

 そこで「今のうちに新車で買っておきたいクルマ」を次期モデルの憶測も含めながら、2回に分けて挙げてみよう。今回は後編をお届けしたい。

 1)トヨタ・マークX

 現行マークXは登場からすでに約9年が経過しているが、次期モデルは開発されず、いずれ昨年フルモデルチェンジされたカムリに統合されるという説が濃厚だ。といったことを考えるとクルマ自体には古さを感じるところもあり、ごく普通といえばごく普通ながら、今では希少となった6気筒エンジンを搭載するFR車が車両価格300万円以下で買える現行マークXは魅力的ではある。もし次期マークXがありそれがFR車だったとしても、その際にベースになると思われるフルモデルチェンジされたばかりの現行クラウンを見ても、マークXに6気筒エンジンが搭載される可能性は限りなく低く、現行クラウンの価格を考えるといずれにしても価格は350万円あたりからとなるだろう。

 それだけに数は多くないにせよ、現行マークX好きや「FRの6気筒エンジン車に乗ってみたい」という人なら、現行マークXを今のうちに買っておく価値は大きい。

 2)トヨタ・ポルテ&スペイド

 ポルテ&スペイドは右側が前後のヒンジドア、左側がスライドドアに加え、室内高の高さや豊富なシートアレンジによる使い勝手のいいプチバンだ。ポルテ&スペイドは登場から6年が経つが、フルモデルチェンジの噂もなく、同じくプチバンのタンク&ルーミーに統合される可能性が高いと言われている。さらにポルテ&スペイドを生産するトヨタ自動車東日本の東富士工場が2020年までに閉鎖されることが発表されたのも、ポルテ&スペイド消滅説の説得力を高める。このあたりを考えると、使い勝手のいいポルテ&スペイドを新車で欲しいなら今のうちに買っておくべきだろう。

 3)レクサスLC500

 レクサスのラグジュアリークーペであるLCは、コンセプトに相応しい各部の贅沢さに加え、とくに今では6気筒エンジン以上に希少なV8エンジンを搭載するLC500の存在が魅力的だ。しかし、トヨタのV8エンジンは登場から10年以上が経っているのに加え、フラッグシップセダンのLSのガソリンエンジン車はLS500を名乗りつつ新しいV6ツインターボを搭載しているので、LC500のエンジンも5リッターV8からV6ターボに変更されるかもしれない。もちろんV6ツインターボに変更されれば、軽さも含め動力性能も向上するなど不都合はまったくないが、ガソリン代を気にすることのないLCを買うようなユーザー層であれば、現在のLC500の魅力は捨てがたい。このことを考えるとLC500と共通のエンジンを搭載するRC FやGS Fにも同じことが言えるかもしれない。

 4)日産GT-R

 最高速やニュルブルクリンク北コースのラップタイムといった性能だけでなく、安全性や日本人のおもてなしをクルマで具現化した点など、GT-Rは登場から11年が経っても日本が世界に誇れるスーパーカーである。しかしGT-Rの次期モデルに関する噂は少なく、燃費規制の問題なども考慮すると、現行モデルでのGT-Rの消滅や次期GT-Rが現行モデルとはかなり方向性の違うクルマになることも多いに考えられる。それだけに完熟の域に入った現行GT-Rを買っておく意味は大きいのではないだろうか。

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