かつては最高級車のアイコン的存在だったV型12気筒エンジンが消えつつある。既にV12を量産モデルにラインナップしているブランドは数えるほどしかないが、中でも大きなボリュームを持つBMWが1月18日、その生産終了を記念する12台限定の「7シリーズ」の特別仕様車を米国で発表したのだ。
EVシフトを受け、大排気量の多気筒エンジンが真っ先にフェードアウトするのは時代の流れだが、スムーズな吹け上がりや超絶サウンドで五感に訴えるエンジンが消えてしまうのは寂しい限り。そこで、いま新車でV12を手に入れようとしたらどんな選択肢が残されているのか、まとめてみた。
>>BMW 7シリーズのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
ドイツ勢では、「メルセデス・マイバッハ S680」と「BMW M760Li xDrive」が存在する。うち前者は昨年販売開始だからしばらく安泰だろうが、後者は先述のように特別仕様車の登場をもって終売が決定している。もっとも、メルセデスも「EQS」の登場などラグジュアリーセダンの電動化を進めており、現行モデルがラストとなる可能性は否定できない。
次は英国車。ここには、ロールスロイスに「ファントム」、「ゴースト」、「カリナン」、ベントレー(W12だが)に「フライングスパー」、「コンチネンタル」、「ベンテイガ」、アストンマーチンに「DB11」、「DBS」という多数のモデルが残っている。さすが、伝統を重んじるお国柄と言いたいところだが、ロールスロイスは初のフル電動車「スペクター」を開発中。さらに、ベントレーは2026年までに全モデルを電動化する計画で、アストンマーチンもメルセデスとの緊密な関係を考えると電動化は時間の問題だろう。いずれにせよ、小排気量でもパワーアップできる電動デバイスの普及でV12は徐々に縮小していきそうだ。
最後にフェラーリとランボルギーニを擁するイタリア車。まず、現状「812」のみとなる跳ね馬のV12は、次期モデルでも電動化されてフラッグシップに搭載される。一方「アヴェンタドール」がフィナーレを迎えた猛牛も、後継モデルはV12搭載のプラグインハイブリッド(PHEV)と言われている。エキゾチックな魅力がもっとも重視されるこのカテゴリーがV12最後の聖域となりそうな気がする。
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みんなのコメント
なぜ平仮名の読みを付けるか意味不明。他に読み方なんて無いだろうし、エンスー気取りはダブルシックスなんて言ったりするから、どうでも良いこと。