2019年5月19日(日)、山梨県山中湖村にある「山中湖交流プラザ きらら」で、「第11回 ルノー カングー ジャンボリー 2019」が開催された。
当日は、日本全国から1714台のカングーが集結。初代や現行モデルのほか、「ビボップ」などの限定モデルや、3列シート仕様モデル(並行輸入)など、さまざまなカングーが集まった。
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また今年は、ルノーのコンパクト・カー「トゥインゴ」専用の駐車スペースも設け、「Petit(プチ)トゥインゴ ジャンボリー」を実施(67台が参加)。ほとんどが現行モデルであったが、初代、2代目モデルもわずかではあるものの参加していた。
また、カングーやトゥインゴ以外にも「メガーヌ」や「キャプチャー」、そして「5(サンク)」オーナーも参加しており、会場内は多くのルノー車で埋め尽くされていた。なお当日、カングー以外のルノー車も708台参加したという。
当日は、会場内の各所にブースが設けられ、さまざまなイベントを実施、多くの来場者が思い思いに楽しんでした
メイン・ステージではオーケストラ演奏や、トークショー、短編映画の上映会がおこなわれた。ステージの前には、多くの来場者がテントを張り、終日のんびりと過ごしていたのが印象的だった。
メイン・ステージの周囲にはキッチンカーのほか、マルチルーフレールや専用ホイールカバーを装着した限定車「カングー エスカパード」が展示された。さらに、ピエール・エルメのブースでは、ドネーション(募金)に協賛してくれた来場者に、マカロンを振る舞っていた。
メイン・ステージから来場者の駐車場に向けて歩いていると、マルシェが出現。フランス菓子のカヌレなどを販売するブースもあり、終始賑わっていた。
駐車場に到着すると、カングーの多さに圧倒される。参加者によるフリーマーケットコーナーもあり、なかにはオリジナルのカングー・グッズを製作・販売している人もいた。
さらに、奥に進んでいくと、小編成のオーケストラによる演奏がおこなわれていた。今年は「街角演奏」と題し、さまざまな場所で4~5人のメンバーによる演奏会をおこなっていた。筆者も、いくつかの場所で見かけたが、そのたびについつい足を止めて聞き入った。
1番奥の駐車場ではドッグ・ランのスペースや、愛犬と一緒に参加する障害物競争「ドック エクストリーム・チャンピオンシップ」がおこなわれていた。
会場内のイベントを隈なく取材していたら、あっという間に数時間経ってしまった。イベント・ブースをなぜ1箇所に集約しなかったのか、広報担当者に聞いたところ「参加(駐車)したオーナー全員が楽しめるようにしました」とのこと。
例年は、奥に駐車したオーナーのカングーはあまり注目されなかったそうで、寂しい思いをしていたという。そこで今年は、イベント・ブースを分散したほか、メイン・ステージの大型モニターを使った会場内の中継レポートも実施。多くのカングーが注目されるようにしたという。
メイン・ステージに戻る途中にあった芝生のコートでは、スポーツ・イベントがおこなわれていた。これまでなかった初の試みであるという。
ルノー・ジャポンがサポートするトレイルランナー、上田瑠偉選手による実技指導では、実際に会場内をランニング。フォーム指導などをおこなった。
チームカー(カングー)を提供するプロバスケットボールチーム「東京エクセレンス」の選手(椎名雄大選手、植松大輝)による実技指導もおこなわれた。
コート内では、セグウェイの体験試乗会も実施。さらにとなりの小グランドでは、子どもたちが楽しめる遊具も用意されていた。
ほかにも、子ども向けの飴細工体験ブースや、ルッコクのオリジナル扇子づくり体験ブース、オフィシャルグッズ(オリジナルTシャツなど)の販売ブースもあった。大道芸のパフォーマンスやスタンプ・ラリーまでおこなわれるなど、イベント数の多さに驚くばかりであった。
参加者のひとりに感想を聞いた。「毎年、多くの仲間に会えるので楽しみにしています」とのこと。「ぜひ今後も毎年、開催してほしいです。こんなに素敵なイベントはありません」と、ジャンボリーへの熱い思いを語ってくれた。
帰り際、ルノー・ジャポンでマーケィングを務めるDさんに遭遇。カングー ジャンボリーについて話しているなかで「こんなにも多くの人に愛されているクルマのマーケティング活動に携われているのは幸せです」と、述べた。
参加者のみならず、輸入元の社員までが幸せになるカングー ジャンボリー。筆者も、多くの笑顔が見られて、帰るときにはすっかり幸せな気分になった。オーナーのみならず、参加者全員が幸せになれるイベント、これこそカングー・ジャンボリーの醍醐味かもしれない。
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