メルセデス・ベンツ日本は6月29日、フルモデルチェンジした新型「Cクラス」を発表した。さっそく新型のポイントをさっと押さえていこう。
■ラインアップ:セダン、ワゴンが同時デビュー、パワートレインは3タイプ
>>現行型Cクラスのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
ボディタイプはセダンとワゴンが先に登場する。パワートレインはガソリン、ディーゼル、それにセダンではプラグインハイブリッドも用意される。注目は全モデル電動化されることで、ダウンサイジングターボエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせた機構となる。これにより、例えばC200は1.5リッターターボながら最高出力204PS、最大トルク300Nmと十分なスペックを得ている。
他モデルも見ていこう。C220dは2.0L直4ディーゼルターボ(200PS/440Nm)で、C200同様ISG(インテグレーテッド スターター ジェネレーター)によるマイルドハイブリッドシステムが短時間のみ20PS/200Nmのブーストを行う。一方、C350eは2.0L直4ガソリンターボ(204PS/320Nm)に電気モーター(129PS/440Nm)を組み合わせたプラグインハイブリッドで、電気のみでも100kmの走行が可能だ。トランスミッションは全車9速AT、ステアリング位置は右のみとなる。
■エクステリアデザインのキモはDIGITALライト
エクステリアでは、薄型になったウルトラハイビーム付きの「DIGITALライト」に注目。片側130万個の微小な鏡により光を屈折させるこのシステムによりハイビームアシストの精度が大きく高まった。
新機構という部分では、同位相、逆位相ともに2.5度まで後輪を操舵し、定評ある小回り性能をさらに引き上げる「リア・アクスルステアリング」がオプションで用意されるのも注目ポイントだ。
■インテリアはSクラス譲りのデザインや装備を搭載
インテリアは新型「Sクラス」を思わせるもので、11.9インチ縦型ディスプレイや、静電容量センサーを内蔵した新デザインのステアリングホイールなどを装備。同セグメントで初めてAR(拡張現実)ナビもオプション設定する。また、シートポジション等のメモリー機構には指紋や声による生体認証が導入されている。
■価格は現行モデル比で約40万円高
注目の価格については、目下のエントリーグレード「C200アバンギャルド」が654万円と、従来モデルの同等グレードであるC200セダン・ローレウスエディション(613万円)に比べて約40万円高に設定された。
セダン
・C200アバンギャルド(ISG搭載モデル):¥6,540,000
・C200 4MATIC アバンギャルド(ISG搭載モデル):¥6,840,000
・C220d アバンギャルド(ISG搭載モデル):¥6,820,000
・C350e アバンギャルド:未定
ワゴン
・C200 アバンギャルド(ISG搭載モデル):¥6,800,000
・C220d アバンギャルド(ISG搭載モデル):¥7,080,000
■今秋から順次発売 7月下旬に先行予約開始
販売開始時期は、セダンのC200およびC220dが今年秋頃、C200 4MATICが2022年第一四半期、C350eが2022年中頃、ステーションワゴンのC200およびC220dについては2022年第一四半期の予定。まず、7月下旬からC200およびC220d各モデルの先行予約が開始されるとのことだ。
本文の表記に一部誤りがありました。お詫びして訂正いたします。(2021.8.27)
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みんなのコメント
C200でもAMGラインにしたら700万くらいになりそうですね。