かつてマカオGPを席巻した日本人ライダーをリスペクトする香港、マカオのライダーらおよそ70名が来日し、福島県エビスサーキットで2日間、走行会が行われた。REPORT●栗栖国安(KURISU Kuniyasu) PHOTO●村岡力(MURAOKA Chikara)
鈴木忠男さん、荘利光さん、江崎正さん、毛利良一さん、酒井清孝さんら元ワークスライダーが勢揃い
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市街地コースのレースといえばモナコGPが有名だが、アジアで唯一開催されているマカオGPも1954年から始まった歴史のあるレースだ。当初はクルマのレースのみだったが、67年からバイクによるレースもスタート。エスケープゾーンがなく路面状態も悪い市街地コースはまさに危険と隣り合わせ。ライダーにとってはリスクの高いレースである。
そんなマカオGP草創期の70年代、表彰台を独占したのは安良岡健、金谷秀夫、荘利光、毛利良一らワークスライダーや、輝井嶂をはじめとした日本人ライダーだった。そんな日本人ライダーの活躍を目の当たりにしていた香港やマカオのライダーたちは、いまも当時の日本人ライダーをリスペクトしている。そして、往年の名ライダーたちと一緒に走りたいとの願いをかなえるべく6月4日、約70名の中国人ライダーが来日。福島県二本松市のエビスサーキットへとやってきたのである。 実は、香港、マカオに縁の深い輝井嶂氏らは以前から現地のライダーたちと交流があり、昨年、やはりエビスサーキットで交流走行会を行い、約40名が日本のレジェンドライダーと親睦を深めていた。したがって今年は、第2回目となる日中交流走行会となり、昨年以上の70名がやってきたのである。
走行会の最後は日中合同チームによる耐久レースで締めくくられた
5日から6日の2日間に渡るエビスサーキット東コースを貸し切っての走行会では、とにかく中国のライダーたちが目一杯走り込んでいたのが印象的。香港、マカオにはクローズドサーキットがない。そのためか中国のライダーたちは寸暇を惜しんでコースへと飛び出していく。「そんなに走り続けていたら疲れちゃうんじゃないの?」と心配になるほど精力的に走り込んでいた。
対する日本チーム(?)は、忠さんことSP忠男の鈴木忠男さん、荘利光さん、江崎正さん、毛利良一さん、酒井清孝さんら元ワークスライダーはじめ約30名が、休み休み走行を楽しんだ。
昨年の走行会では、日本側が250から1000ccの個人車両を持ち込みなんとか走ったという感じだったが、今年は元スズキワークスライダーで現在JSB1000に参戦している加賀山就臣選手率いるチームカガヤマによって、20台のGSX-R150が用意された。昨年のスズキアジアンチャレンジに使用していたマシンで、すべてレース仕様車である。レーサーといっても4サイクルシングルの150ccマシンは強大なパワーを発生するわけじゃなく、しかも軽量なので思い切り全開走行ができる。そういう意味では、中国のライダーだけでなく、還暦を過ぎた日本のライダーにとっても気軽にサーキット走行を楽しむことができた。
年齢はさておき、少なくともバイクはイコールコンディションとなったので、最終日の締めとして日中合同チームでの耐久レースが行われた。中国人2名、日本人1名の3名がチームを組み、5周で交代するというスタイルのレースである。
遊び要素が大きいレースだが、レースとなるとやはり熱くなる。一斉にスタートした20台のGSX-R150は、随所で激しいバトルが展開。応援も白熱した。しかしゴール後はみなが笑顔で、盛んに写真を撮り合っていた。
6日夜には宿泊先の土湯温泉『山水荘』で親睦会、表彰式が行われ、総勢100名の酒の席は大いに盛り上がったのである。
日中交流走行会の閉めに行われた耐久レースでは、随所でバトルが繰り広げられた。優勝は加賀山選手が最終ライダーとなったチーム。さすが現役の全日本ライダーである。
パドックには、HYDO、KUSHITANIなど4店舗がブースを出展。
最終日の夜には表彰式を兼ねた盛大な宴会が行われ、日中の親睦が図られた。
地元の福島テレビも取材に訪れ、「消費型観光から体験型観光へ」と題してその日の夜のニュースに取り上げられた。
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