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ボンネットをずっと閉めてたのに開けたらうわっ……密閉されているようにみえるエンジンルームがもの凄く汚れるワケ

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ボンネットをずっと閉めてたのに開けたらうわっ……密閉されているようにみえるエンジンルームがもの凄く汚れるワケ

 この記事をまとめると

■自動車のエンジンルームは密閉された空間ではないので必然的に汚れる

減ってるけど走れるからいいや……はちょっとまて! クルマのバッテリー液が減ったまま使うと「爆発」の恐れあり!!

■エンジンカバーが汚れても機能的には問題ないが4つのクリーニング方法がある

■エンジンルームをきれいにする確実な方法はカー用品店やディーラーにクリーニングを頼むことだ

 自動車のエンジンカバーが汚れるのはなぜ?

 最近のクルマはボンネットを開けても味気ないというか色気がない。というのも、大きな樹脂製のエンジンカバーが幅を利かせているからだ。エンジンカバーにはデコレーションのほかに、静粛性の向上といった役割もあるが、同時にメンテナンスフリーであることを視覚的にアピールしている面もある。

 たとえばプラグは電極がイリジウムになって10万kmごとの交換。エンジンオイルも1万5000kmごとの交換で、オイルレベルゲージ(ディップスティック)のないクルマも増えている(メーター内の車両情報ディスプレイでオイルレベルを表示)。クーラントだって、5年10万kmの長寿命タイプが当たり前で、新車から11年20万kmまで交換不要な超ロングライフタイプも登場。

 要するに、メーカーとしては「エンジンを封印してしまいたい」というのが本音であり、エンジンカバーはその象徴と考えてもいい。

 冷却するための穴からホコリやチリが入ってくるため汚れる

 さて、そんなエンジンカバーだが、ノーメンテを謳っていても、ときどきボンネットを開けると見事にホコリがたまっている。

 なんでこんなところが汚れるの? と思うかもしれないが、エンジンルームは密閉された空間ではない。フロントグリルからは空気が流れ、ラジエターやエアコンのコンデンサを冷やしたあと、フロアトンネルのほうへ抜けていくし、ボンネットの隙間からは、雨水なども入ってくる。

 これらの空気の出入りに合わせて、自然とホコリやチリも入ってきて、それらがエンジンカバーに付着するというわけ。

 エンジンカバーが汚れたとしても、機能的には問題ないが、クルマ好きとしてはやはり気になるところ。ホコリがたまってきたなと思ったときは、クリーニングしてやるといいだろう。

 エンジンカバー(エンジンルーム)のクリーニング方法としては、およそ4つの方法がある。 (1):ウエスで水拭き (2):専用シート(例:ソフト99「フクピカ エンジンルーム専用拭くだけシート」)で拭きとり (3):エンジンルームクリーナーやエンジンルームコートで洗浄 (4):カー用品店やディーラーにクリーニングを頼む(目安5000円~) 簡単なのは、(1)と(2)。ポイントはまずエンジンが冷めた状態で作業すること(もちろんエンジンは停止状態)。ホコリだけなら水拭きでもサッととれるが、油汚れなどもあるときは、洗浄液+艶出しと保護効果のある専用シートを使うのがオススメ。

(3)はとっても効果的だが、下準備が大変。クルマの取扱説明書には、「洗車をするときはエンジンルーム内に水をかけないでください」と書いてあるとおり、バッテリーやヒューズボックスなど、電装系の部品にビニール袋などでカバーし、しっかり防水対策を施してから作業することが肝要。洗浄後にしっかり乾燥させることも忘れずに。

 確実なのは、(4)の業者に頼むこと。

 ノーメンテナンスといっても、ウォッシャー液の補充は必要だし、バッテリーの健康診断、ブレーキフルードの汚れ具合や量のチェックぐらいは定期的に行なわなければならないので、そうしたタイミングで、サッとひと拭きして、汚れを取るのがいいだろう。

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