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「これが筑波最速のS660だ!」進化を続ける200馬力のエスロク究極パッケージに迫る

掲載 更新 14
「これが筑波最速のS660だ!」進化を続ける200馬力のエスロク究極パッケージに迫る

ハイパワーだけでなく鋭いレスポンスも実現!

660ccのまま200馬力を達成する驚異のパワーパッケージ

「これが筑波最速のS660だ!」進化を続ける200馬力のエスロク究極パッケージに迫る

S660のリリース当初から積極的にパワーチューンを展開してきたトップフューエル。今回紹介するのは、そんな同社が「究極のパワー」をテーマに2019年末から開発を続けてきた200ps仕様のデモカーだ。各部の熟成具合を確認するべく、筑波サーキットアタックにチャレンジしたのである。

エンジン内部に組まれたパーツは全てトップフューエルオリジナル品だ。鍛造ピストンは純正ボアの高強度設計。フルフロー対応(要コンロッド小端穴加工)で、表面にはWPC加工が施された逸品だ。そして軽量コンロッドは、SNCM総削り出しのI断面で、小端部はフルフロー仕様(ベリリウムブッシュ)となる。コンロッドボルトを8mmにサイズアップしている点も見逃せない。

一方のヘッドは、燃焼室マシニング加工仕様となる。スキッシュを削ったフルサークル形状にすると同時に、容積を約1.56cc拡大。ハイブースト対応の高効率燃焼室をマシニングで作るメニューだ。大型タービンの性能を引き出すには不可欠なメニューとなるだろう。

組み合わせるタービンは、軽自動車としてはかなり大型の試作モデル。シリンダー径が小さくノッキングの起こりにくい軽自動車用エンジンのメリットを活かし、最大ブースト圧2.4キロをかけて目標である200psに到達。当然、インジェクターや燃料ポンプも強化するが、制御はコストパフォーマンスも考慮してフラッシュエディターでの最適化を図る。

旋回性に影響するフロントは、他車流用のハーフサイズとしたラジエターで軽量化を敢行。電動ウォーターポンプも常時回転させているため、走行風で積極冷却できるラジエターをサイズダウンしても水温は一切問題ない。

ノーマルに対してポテンシャルが大きく高まっていくと、トータルパッケージングの底上げが重要だ。とくに足回りはフロントのストローク不足がネックとなってくるため、トップフューエルは、ストロークを増やせるアッパーマウント(キャンバー調整式)を用意。そこにトップフューエル・ブルーダンパー(F8kg/mm R10kg/mm)をインストールして旋回性能を高めている。

タイヤはアドバンA050のGSコンパウンド。タイヤの外径サイズに理想的な設定がないことから、フロント195/50-15&リヤ205/45-16としている。ホイールはアドバンレーシングRG-D2(F6.5J+42 R7.0J+42)を履く。

これまでのベストタイムは1分5秒121だったが、当日は自己ベストを更新する1分4秒547をマーク! 見事、筑波タイムアタックランキングにおけるS660最速の座に躍り出たのだ。

「今回は気温が高すぎてベストコンディションではなかった。ブーストも下げて180ps仕様だったしね。気温が低ければ3秒台は確実に狙えるよ!」とはアタックを担当した飯田章選手。さらなる躍進に期待したい一台だ。

●取材協力:トップフューエル 三重県松阪市中道町500-1 TEL:0598-56-5880

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みんなのコメント

14件
  • S660をここまでやるのはすごい。

    けど、他の車を使ったほうが安くて速いような…
    と考えてしまう俺は貧乏人だからかな…。
  • 楽しそうな車
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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