マクラーレン、570Sを世界初公開 スポーツシリーズ第1弾として展開

英マクラーレン・オートモーティブは、スポーツシリーズの第1弾となる「570Sクーペ」を初披露した。マクラーレンは従来のスーパーシリーズ（12C、650S）、アルティメイトシリーズ（P1）に、新たにスポーツシリーズを加え、3モデル戦略で展開していく。スポーツシリーズはレース由来の技術やデザインを取り入れるドライバー中心のモデルとして570Sを第1弾に、新セグメントの開拓を狙っていく。

570Sクーペは、12Cや650S由来のカーボンファイバー製シャシーを採用しながら、スポーツシリーズモデルに最適化したボディやエンジンを採用する。ボディは空力性能とダウンフォースを高めた“シュリンクラップド”デザインを採用。フロントスポイラーやドア後部の開口部にその特徴が表れている。

3.8リッターV8エンジンは30％に新規開発部品を採用する。スペックは最高出力570ps、最大トルク600Nm。車体の乾燥重量は1313kg（ライトウエイトオプション装着車）。1トンあたり434psのパワー・トゥ・ウエイトレシオにより、0-100km/hを3.2秒で加速。最高速度は328km/hとされる。