もくじ
ー F8トリブート日本発表会を取材
ー 報道発表は決戦の場?
ー 夜はVIPオーナー向けパーティ
F8トリブート日本発表会を取材
先日速報で紹介したフェラーリF8トリブートですが、ここでは趣向を変えて発表会会場の模様をご紹介しましょう。数ある新車発表会の中で最も注目を集めるのがフェラーリです。メディアといえど縁遠いクルマですので、取材する側にとっても気合が入るイベントでもあります。
そうしたなかで、注目のフェラーリF8トリブートのジャパン・ローンチが6月25日に行われました。この種の発表会はホテルで開かれることが多いのですが、そこは世界のフェラーリ。今回はハイソサエティな東京都現代美術館を貸し切って行われました。またオーナー向けと同じデザインの招待状が送られてきて、特別な発表会であることを感じさせます。
受付を済ませて会場に入ると、まずF8トリブートのデザインのモチーフとなった308GTBが出迎えてくれます。1979年製の日本仕様でオリジナルを保つ今や希少な1台です。308GTBを見終わって奥へ進むと第2次スーパーカー時代を切り開いたF40、それも日本に最初に上陸した極初期型がオーラを放っています。新型車のリアウインドウはF40にインスパイアされたことを実感させる憎い展示です。
メイン会場に向かうとレッドのLEDを使ったコリドーが設えてあり、正面にはF8トリブートの8気筒ターボチャージャー・エンジンが。普段目にすることのできない単体での展示で、細部まで見られるだけに注目を集めていました。
そうこうしているうちに、F8トリブートのアンベール時間が近づいてきます。
報道発表は決戦の場?
発表会ではフェラーリ社の極東・中東エリアの広報を担当するリム・フイ・ピンさんから車両の特徴が動画も交えて紹介され、説明を終えたところで参加者が固唾をのむ中アンベール。ここではディスプレイ・パネルが上がると、その奥からボディラインが強調するレーザーライトショーでマッピングされたブルー・コルサのF8トリブートが姿を現しました。その姿を独自のアングルでカメラに収めようとシャッター音が響き渡ります。
このあとはクルマを囲んで自由な撮影となります。傍から見ると大混乱状態に見えますが、そこはプロ。ちゃんと秩序が守られていて順に撮影を進め1時間を過ぎたころには終了。メディアの皆さんは急いで帰社して写真を整理して原稿を書いていたことでしょう。
フェラーリ発表会恒例のお土産は、599GTBから始まったリトグラフをいただきました。もちろんF8トリブートが題材ですが、今回のものは珍しくリア斜め上からのアングルで描かれたものでした。またプレス向け発表会として初めてシャンパンが提供されたのもニュースです。
続いて、夜に開催された豪華なVIP向けパーティも覗いてみましょう。
夜はVIPオーナー向けパーティ
ちなみに夜のカスタマー向け発表会は午後7時から同じ会場で行われました。昼とは違って会場全体をレッドのライティングで美しくショーアップしたフェラーリ・オーナーのための社交の場であり、新型車をいち早く確かめられる絶好の機会だけに各地から集まった150人を超えるVIPオーナーで大盛況でした。
会場ではフェラーリとライフスタイル・パートナーを結んだシャンパンとしてオーナーにはおなじみのヴーヴ・クリコと、洒落たフィンガー・スナックやローストビーフ・プレートも振る舞われ、旧知のオーナー同士で大いに盛り上がっていました。
また会場の窓から見える地下の壁には跳ね馬のプロジェクション・マッピングも施され、レッドのライティングがイタリアのガラパーティを思わせる特別な夜を演出していました。こうして特別で華やかなフェラーリ・ナイトは、大盛況のうち幕を閉じました。
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