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【どれだけ積める?】改良新型プジョー3008 PHEVの荷室 スーツケースで実測調査

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【どれだけ積める?】改良新型プジョー3008 PHEVの荷室 スーツケースで実測調査

プジョーの人気SUV サイズは?

text&photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)

【画像】プジョー3008改良新型 荷室の詳細【PHEV仕様】 全15枚

激戦区のCセグメントSUVで好調なセールスを続けているのがプジョー3008だ。

欧州市場ではフォルクスワーゲン・ティグアン、ボルボXC40などの強豪と渡り合いトップ3のポジションを競っている。

全長4450mm×全幅1840mm×全高1630mmという扱い易いサイズのボディに、180psを発揮する1.6Lターボと、177psの2.0Lディーゼルターボを用意。

ライオンの牙をモチーフとするデイタイム・ランニングライトを採用したフェイスリフト時に、プジョー初のプラグイン・ハイブリッド(PHEV)で四輪駆動となる「3008 GTハイブリッド4」が追加され、1月から日本にも導入された。

日本での販売価格は、内燃エンジン車は397万6000円~534万6500円。

3008はライバルを鑑みた戦略的な値付けで、ベースグレードは輸入車の本カテゴリーで最も安い価格帯。

注目のPHEV版は、「GTハイブリッド4」と名付けられた。

システム統合出力は300psを発揮し、現行のプジョーSUVラインナップで唯一の四輪駆動となる。電動化による複雑なメカニズムを備えるだけに565万円と高価だ。

それではラゲッジ・スペースの確認に入ろう。

後席 エンジン車とPHEVの違い

プジョー3008の荷室容量はカタログ値で520L(定員乗車時、VDA値)を確保。後席バックレストを倒せば1482L(PHEV車を除く)のスペースが出現する。

後席は、エンジン車ではバックレストを倒すと、シート座面が沈みフラットな床面が出現するという凝った構造を採用。

今回チェックした3008 GTハイブリッド4は、後席下に走行用バッテリーが搭載されるため、シート座面は沈まずバックレストが単純に倒れる構造となる。そのため折り畳み時にフラットにならない点がエンジン車と異なる。

荷室を実測してみると、後席を使用した定員乗車時は床面で前後950mm、左右1050mm、高さはルーフ後端で750mm、後席後端部分で810mmとなる。

後席を畳んだ2名乗車時は、前後長は前席シートバックまで1760mmあることを確認した。後席前端部分の高さはシートバックが前上がりに畳まれるため654mmとなる。

寸法はともかく荷室内はスクエアな形状にされており、積み込む際に邪魔になる出っ張りがないのは、荷物を多く積めることを重視するフランス車ならではの美点だ。

また助手席のバックレストは前方に倒すことができ、ボードのような長い荷物も楽に積むことができる。

スーツケースを積んでみた

【どれだけ積める?】シリーズでは、単に荷室を計測した寸法だけでは実感として理解しにくいため、実際の使用を想定してスーツケースを積み込んで収容力を確認している。

サンプルは大小のケースを使用。

一番大きいLサイズのスーツケース(790×530×280mm:容量84L)、ひとまわり小さいMサイズのスーツケース(710×425×260mm:容量61L)を基本とする。

ここに機内持ち込みサイズのボードケース(550×400×200mm)と、パイロットケース(540×400×265mm)を組み合わせて確認している。

まず定員乗車の状態で積み込んでみると、開口部が一段引っ込んでいるため、Lサイズのスーツケースは進行方向には惜しくも収まらなかった。

Mサイズのスーツケースは進行方向に寝かして楽々収まった。

また、ラゲッジシェルフが付いた状態でMサイズのスーツケース、ボードケース、パイロットケースが搭載でき、スーツケースの上にはボードケースが積めるだけのスペースが残っていた。

バックレスを倒すと?

後席バックレストは60:40の分割可倒式となっているので、大きな荷物を積む必要がある場合もフレキシブルに対応できる。

40部分のバックレストを倒せばLサイズのスーツケースを進行方向に立てて積め、その横にパイロットケースが入る。左側にはMサイズのスーツケースとボードケースを進行方向に向けて収められた。

荷室の床下には工具、チェーン、三角停止表示板などを収めることができるトレイで区切られたスペースがあり有用だ。

また荷室底板は左サイドのラッチで簡単に固定できるので、出し入れも楽。

リアバンパー下で足を動かすと自動開閉する「ハンズフリー電動テールゲート」も備わり、両手がふさがっている時の利便性を高めている。

SUVながら荷室床面は地上から730mmと低く積み込み性も良いので、日常の使い勝手も良好だろう。

扱い易いボディサイズで使えるパッケージの3008は、日常使いからアウトドアまで幅広く使える1台。さらにガソリンとディーゼルに加え、3つ目のパワーユニットであるPHEVが選べることも大きなポイントといえる。

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みんなのコメント

2件
  • まあ、不正ワーゲンや中華ボルボのボッタクリ車買うよりはマシかもね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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