3連覇狙う野尻智紀が首位発進。宮田莉朋、リアム・ローソンとタイトル候補が揃って上位に｜スーパーフォーミュラ第8戦・第9戦鈴鹿：フリー走行

　10月27日、鈴鹿サーキットでスーパーフォーミュラ第8戦・第9戦のフリー走行が行なわれた。トップタイムをマークしたのは野尻智紀（TEAM MUGEN）だった。

　今季のスーパーフォーミュラは、この鈴鹿ラウンドをもってフィナーレを迎える。現時点でポイントリーダーの宮田莉朋（VANTELIN TEAM TOM’S）を筆頭に、TEAM MUGENのリアム・ローソンと野尻智紀が10点差以内につけており、まさに三つ巴のタイトル争いとなった。

　レースウィーク金曜日の14時からスタートした90分間のフリー走行はドライコンディション。序盤に小高一斗（KONDO RACING）のクラッシュと落下物回収のため2度の赤旗が出されたが、その後はスムーズに進行していった。

　セッション終盤にはTCS NAKAJIMA RACINGの大津弘樹と佐藤蓮が1分39秒台にタイムを入れてワンツーとなったが、ラストアタックで野尻がただひとり1分38秒台に入れトップに。このタイムを上回る者は現れないままセッション終了となった。

　なお、宮田も野尻と0.230秒差の2番手、ローソンも0.294秒差の4番手につけており、タイトル候補は皆上々の滑り出しとなった。なお、大湯都史樹（TGM Grand Prix）の代役として今回スーパーフォーミュラデビューを果たす大草りきは、トップと1.1秒差の17番手タイムだった。

■スーパーフォーミュラ第8戦・第9戦鈴鹿：フリー走行タイム結果

1. 野尻智紀（TEAM MUGEN）1'38''895
2. 宮田莉朋（VANTELIN TEAM TOM’S）1'39''125
3. 坪井翔（P.MU／CERUMO・INGING）1'39''182
4. リアム・ローソン（TEAM MUGEN）1'39''189
5. 太田格之進（DOCOMO TEAM DANDELION RACING）1'39''223
6. 山下健太（KONDO RACING）1'39''299
7. 阪口晴南（P.MU／CERUMO・INGING）1'39''313
8. 大津弘樹（TCS NAKAJIMA RACING）1'39''418
9. 佐藤蓮（TCS NAKAJIMA RACING）1'39''429
10. 牧野任祐（DOCOMO TEAM DANDELION RACING）1'39''434
11. 福住仁嶺（ThreeBond Racing）1'39''436
12. 松下信治（B-Max Racing Team）1'39''508
13. 関口雄飛（ITOCHU ENEX TEAM IMPUL）1'39''591
14. 国本雄資（Kids com Team KCMG）1'39''676
15. 大嶋和也（docomo business ROOKIE）1'39''785
16. 平川亮（ITOCHU ENEX TEAM IMPUL）1'39''926
17. 大草りき（TGM Grand Prix）1'40''016
18. 笹原右京（VANTELIN TEAM TOM’S）1'40''194
19. 小林可夢偉（Kids com Team KCMG）1'40''378
20. ジェム・ブリュックバシェ（TGM Grand Prix）1'40''505
21. ラウル・ハイマン（B-Max Racing Team）1'43''182
22. 小高一斗（KONDO RACING）1'48''656