レガシィとレヴォーグに囲まれながら密かに輝きを放ったエクシーガ
スバルの歴代モデルのなかでも、3列シートを有しているモデルは数少ない。軽規格のサンバーをベースに排気量を拡大したドミンゴ、オペル・ザフィーラのOEMモデルのトラヴィックといった、一風変わったモデルが多かった。 そんななかミニバン全盛期の突入とともに、スバルが誇る走りの良さを備えた7シーターを熱望するユーザーの声に応えるかの如く登場したのがエクシーガだ。
クルマ好きのお父さんの影響で「スバ女」に! バイトを掛け持ちして購入した「スバルWRX STI」の中身
ステーションワゴン感覚で運転できる取り回しの良さが魅力
エクステリアは4代目レガシィをひと回り大きくした印象で、ミニバンというよりもステーションワゴンのような洗練されたルックスで7名乗車を可能としながらも、日常の取り回しも扱いやすかった。それでいて、室内はしっかりと大人7人が乗車することができる空間を確保、モデル末期にはSUVスタイルを取り入れたエクシーガ・クロスオーバー7も登場した。 そして、エクシーガ最大の特徴ともいえるパワートレインは、スバル自慢の2.0L水平対向4気筒エンジンの「EJ20ターボ」、同2.0L NAのほか、のちにEJ25やFB25といった2.5Lエンジン搭載車も追加設定された。 駆動方式はAWDのほかFFも用意されていたが、トランスミッションは5速AT、4速AT、リニアトロニックCVTと当時のスバル車としては珍しくMTの設定がなかった。ゆえにパーキングブレーキも全車足踏み式であった。
走りにこだわるスバルの象徴としてSTIコンプリートモデルも設定
ミニバンとしてはスライドドアを持たないエクシーガは、箱型ミニバンほどファミリーユースから支持されなかった。だが一方でヒンジドアとしたことで重量増を抑え、軽快なフットワークと低い重心により高速道路でも横風に煽られふらつくミニバンを尻目に安定した走りが自慢であった。 さらに、EJ20ターボを搭載する「GT」グレードはワインディングでも7シーターということを忘れるほどのスポーツドライビングが可能であった点も、走り好きのお父さんや家族構成からどうしても多人数乗車のクルマが必要になったスバルファンから圧倒的な支持を得た。
また、走りのGTをベースとしたSTIコンプリートカー「tuned by STI」や「tS」なども限定販売され、サーキットからアウトドアユーズまでマルチに使えるモデルであった。カスタムやチューニングの面でもエクシーガ専用のパーツも設定されたほか、スバル乗りの定番ともいえる流用チューニングとして3代目インプレッサや4代目レガシィなどの一部パーツ流用が楽しめるのも、ほかのスバル車と同様だ。
ミニバン需要は絶対ある! 日本にもやっぱり7シーターモデルが欲しい!!
スバル車のなかでは珍しくひと世代で絶版となったモデルではあるが、その一方で走りと多人数乗車という相反する特徴を見事に両立したモデルとして、今もなお支持するユーザーはたくさん存在する。スバルらしい安全性の高さと走りの気持ち良さを、7人乗りで実現したモデルの復活を切望する声はいまも多い。 北米では7/8人乗りを設定する大型SUVのアセントが専売されているものの、そのボディサイズの大きさは、国内では「誰もが気軽に」とは言い難い。やはり国内向けにコアなエクシーガオーナーたちの受け皿として、扱いやすいサイズと高い運動性能を両立したモデルの登場に期待したいところだ。
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みんなのコメント
結構気に入って商談してたけど、
2歳児を抱えながら保育園バックを持った状態でドアの開閉が大変だと嫁さんに却下された。
クルマ好きを刺激する魅力はあったが、子育て真っ盛りの一番手がかかる時期だと、どうしてもスライドドアの利便性には敵わないんだよね。
初代オデッセイがバカ売れして、その後4~5年でスバルも出してれば売れてたと思いますよ。