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長期テスト 日産リーフ ZE1型 第1回

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長期テスト 日産リーフ ZE1型 第1回

もくじ

ー 3台目のリーフ 新車で購入
ー ふたつ目の購入理由は?
ー e-ペダルに興味、プロパイロットは…
ー 外観のカスタマイズも

日産リーフ 17年型試乗記 2代目どう変わった? 英国仕様との違いも

3台目のリーフ 新車で購入

EVのある日常生活を始めて6年、さらなる運転の楽しさと感動を求めて新型リーフに乗り換えました。

初期型モデルを4年、マイナーチェンジした後期型モデルは2年乗り、EVライフも3台目になりました。性能をさらに高めた、待望のフルモデルチェンジモデルです。

ちなみに、バッテリー容量は、初期型24KWh、後期型30KWh、そして新型リーフは40KWhになっています。

後期型については、EVの基本機能は備わっており、大きな問題はなかったのも事実です。しかし、あえて新型に買い替えようと思った理由は、3つありました。

最大の理由は、高速道路での加速性能。初期型に比べ、後期型はスペックダウンしており、とても不満に感じていました。

いろいろな理由はあったのでしょうが、運転の楽しさは半減です。ところが、今回のフルモデルチェンジでは、その点が大きく改善されているのには、ちょっと驚きでした。

多くのユーザーの声が届いた結果だと思われます。カタログ値では、最大トルク25.9kg-mから32.6kg-mに、最大出力80kWから110kWに改善されており、十分期待できる数値でした。

ふたつ目の購入理由は?

ふたつ目は、当然バッテリー容量の増加です。最初のリーフは、バッテリーの劣化もあり、容量不足は大きな問題でした。しかし後期型は、1日の走行距離が数十km程度の日常では、全く問題ありません。

また、充電スポットも多くなってきており、電欠不安になることはありませんでした。高速道路のサービスエリアや多くのホテル・旅館での充電も可能になっています。月に何回かある遠出の時でも、余裕を持って追加充電することができていました。

しかしながら、遠出の時、バッテリー容量は多いにこしたことはありません。後期型で初めて遠出した時は、別世界へ行ったと言っても過言ではない感じで、とても大きなインパクトがありました。

新型ではさらに容量は増えています。さらなる利便性の向上を期待でき、リーフでのドライブがより一層快適なものになるのは間違いありません。

また、充電回数は当然少なくります。これはバッテリーの充放電回数が減ることになり、劣化に対しても有利なものとなります。

e-ペダルに興味、プロパイロットは…

新しいe-ペダル機能が追加されました。アクセルペダルだけで発進と停止ができるもので、すでにBMWのi3や新型ノートで実現されています。

街中での運転では、スポーティなドライビングを期待できます。また、坂道の下りなどでは、通常のBモードより強い減速ができるのは、とても魅力的です。

後期型にあったBモードでは、回生ブレーキが十分ではありませんでした。このようなワンペダルによる操作は、運転のバリエーションも広がるので、とても有効です。

新機能である自動運転技術「プロパイロット」が話題になっています。新型リーフでは、同一車線自動運転や自動パーキング機能などが実現されています。

しかし、これは運転の楽しさや感動をもたらすものとは思えませんので、その機能のないXグレードを選択しました。また、Gグレードでは標準装備になっていますが、ほとんどその必要性は感じません。

外観のカスタマイズも

これまでのリーフは、次世代のクルマであることを意識させようとするスタイリングになっていました。それと比較して、とても一般的なデザインに生まれ変わったと言えそうです。

特にリアのスタイルはスポーティになっているのが特徴的です。ボディの色はラディアントレッドを選択。部分的に使われている黒とのコンビネーションが見栄えを良くしています。

さらに、全体のスポーティ感を上げたいと思い、サイドミラーのカバーを赤から黒に、スチールホイールをアルミホイールにカスタマイズしました。

新型リーフの納車は、予定よりも遅れました。日産の無資格検査問題の発覚によるものです。

先進性のあるクルマを、他社に先駆けて発売しているのに、とても残念なできごとでした。今後の信頼回復に向けた取り組みを期待したいと思います。

写真は、甲斐日産の甲府石和店と甲府市内にある自宅で撮影しました。次回は、日常の中で、実際に乗った感想を報告します。

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