現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【人気モデル研究】クルマ好きを魅了する走り味。シビックe:HEVのほとばしるホンダイズム

ここから本文です

【人気モデル研究】クルマ好きを魅了する走り味。シビックe:HEVのほとばしるホンダイズム

掲載 20
【人気モデル研究】クルマ好きを魅了する走り味。シビックe:HEVのほとばしるホンダイズム

ワールドクラスの5ドアHB。ホンダ最新テクノロジーを傾注

ホンダ・シビックe:HEV 価格:394万200円
総合評価/78点
CDテストモード燃費/28.3km/リッター

【クルマの通知表】世界中で「市民」の生活を支える実力車。11代目シビックの走りと使い勝手をマルチレポート

 外観はすっきりとスマート。11代目は万人に受け入れられることを念頭に置いたのだろう、印象がガラリと変わった。視界は全方位で良好。ドアミラーとピラーに空間があるおかげで死角が小さく、鏡面はベルトラインに沿わせてできるだけ広く後方を映し出すように配慮されている。

 走りは気持ちいい仕上がり。新開発のe:HEVはとにかく乗りやすい。レスポンスがよく低速から力強く、非常に滑らかな走り味を実現している。e:HEVは、高速走行が主体となる状況以外では、基本的に駆動力を生み出すのはモーターになるが、その味付けは着実に進化している。

 従来のe:HEVは、アクセル操作に対する加減速とエンジンの動作がいまひとつしっくりこないイメージがあった。シビックは、キャリブレーションの最適化はもとより新たに採用された直噴エンジンが効いてか、そのあたりが大幅に改善されている。

 高速巡行時のフラット感や直進安定性、ワインディングでのピタリと決まるライントレース性は印象的なレベル。車体各部に目をやると、かなり剛性を意識した作りになっている。それが走りに効いている。もちろん、シビックがこのクラスの日本車でいちはやく採用したデュアルピニオンEPSの効果も明確だ。

 ときおり気になったのは乗り心地だ。路面のあまりよくない一般道を低~中速で走ると、やや足回りの動きの渋さと突き上げを感じる。乗り心地とハンドリングのバランス面で、現状が最適の落としどころと判断したのだろう。だが、もう少しよく動いてくれたほうがベターだ。最新のシビックはホンダらしい1台、クルマ好きの琴線に触れる魅力を持っている。

Brief Comment

 全体の完成度はかなり高い。世界に誇れるレベルだ。e:HEVのパワートレーンは、魅力的で高評価になった。レスポンスがよくスムーズでパワフルというe:HEVの強みが存分に味わえる。クルマとしての使い勝手も、上出来。気になった点は小回りが利かないこと。また足回りは日常的な使い方では乗り心地がやや硬い。一方、実走燃費テストではWLTCの郊外モードを上回る数値を達成したことに大いに感心した。

ホンダ・シビック主要諸元

グレード=e:HEV
価格=394万200円
全長×全幅×全高=4550×1800×1415mm
ホイールベース=2735mm
車重=1460kg
エンジン=2リッター直4DOHC16V
エンジン最高出力/トルク=104kW(141ps)/182Nm(18.6kgm)
モーター最高出力/トルク=135kW(184ps)/315Nm(32.1kgm)
WLTCモード燃費24.2km/リッター
駆動方式:FF

こんな記事も読まれています

[15秒でわかる]エンジンマウント交換で車のフィーリング劇的変化
[15秒でわかる]エンジンマウント交換で車のフィーリング劇的変化
レスポンス
メルセデス・ベンツのコンパクトミニバン「Tクラス」ってどんなクルマ? 日本上陸の可能性はある!?
メルセデス・ベンツのコンパクトミニバン「Tクラス」ってどんなクルマ? 日本上陸の可能性はある!?
VAGUE
狙うは全戦優勝争い。マクラーレン、次戦F1スペインGPからのアップデート投入を予告「状況に左右されず勝利を狙えるように」
狙うは全戦優勝争い。マクラーレン、次戦F1スペインGPからのアップデート投入を予告「状況に左右されず勝利を狙えるように」
motorsport.com 日本版
トヨタが新型「カローラ」発表! 斬新な「レトロ×スポーツ」デザイン採用! ド派手な「リアスポ」も! 「1987年式のFX16」敬意を表す仕様が米登場、日本の反響は?
トヨタが新型「カローラ」発表! 斬新な「レトロ×スポーツ」デザイン採用! ド派手な「リアスポ」も! 「1987年式のFX16」敬意を表す仕様が米登場、日本の反響は?
くるまのニュース
後側方警戒支援システムの最新技術 聴覚で直感的に支援するヤマハ「感覚拡張HMI」について開発者に直撃インタビュー
後側方警戒支援システムの最新技術 聴覚で直感的に支援するヤマハ「感覚拡張HMI」について開発者に直撃インタビュー
バイクのニュース
[音のプロが推す“超納得”スタートプラン]純正高級オプションシステムの音を良くしたいなら「アンプDSP」がお薦め!
[音のプロが推す“超納得”スタートプラン]純正高級オプションシステムの音を良くしたいなら「アンプDSP」がお薦め!
レスポンス
日産、「ノート オーラ」のデザインを変更するなど、マイナーチェンジを実施
日産、「ノート オーラ」のデザインを変更するなど、マイナーチェンジを実施
月刊自家用車WEB
日産、車中泊モデルの「MYROOM(マイルーム)」にNV200 バネットを投入すると発表 その一部を先行公開
日産、車中泊モデルの「MYROOM(マイルーム)」にNV200 バネットを投入すると発表 その一部を先行公開
月刊自家用車WEB
【パイオニア】カーナビを選ぶ際はこれを見ればOK!カーナビ選びをサポートする特設サイト「カーナビも、選ぼう」を公開
【パイオニア】カーナビを選ぶ際はこれを見ればOK!カーナビ選びをサポートする特設サイト「カーナビも、選ぼう」を公開
月刊自家用車WEB
アルファロメオ ジュリア クアドリフォリオ【1分で読めるスーパーカー解説/2024年最新版】
アルファロメオ ジュリア クアドリフォリオ【1分で読めるスーパーカー解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
強い線で描かれた非対称グラフィックのSHOEI「Z-8 BEAUT」が8月発売へ
強い線で描かれた非対称グラフィックのSHOEI「Z-8 BEAUT」が8月発売へ
WEBヤングマシン
【買っておきたい21世紀名車】マニアの願いを叶えたビスポークモデル、アルピナB3の肖像
【買っておきたい21世紀名車】マニアの願いを叶えたビスポークモデル、アルピナB3の肖像
カー・アンド・ドライバー
30年ぶり復活!? ホンダ「シティ」登場か? 丸目ライト&背高フォルムが超カッコイイ「サステナC」は26年発売か
30年ぶり復活!? ホンダ「シティ」登場か? 丸目ライト&背高フォルムが超カッコイイ「サステナC」は26年発売か
くるまのニュース
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】シティオフローダーに仕立てた[チャレンジャー]は兄貴分のパジェロをなぜ超えられなかったのか?
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】シティオフローダーに仕立てた[チャレンジャー]は兄貴分のパジェロをなぜ超えられなかったのか?
ベストカーWeb
スズキ「アヴェニス125」【1分で読める 原付二種紹介 2024年現行モデル】
スズキ「アヴェニス125」【1分で読める 原付二種紹介 2024年現行モデル】
webオートバイ
魅惑のイケメン帰国子女! アメリカの香りがする左ハンドルのホンダ[USアコードクーペ]はなぜヒットしたのか?
魅惑のイケメン帰国子女! アメリカの香りがする左ハンドルのホンダ[USアコードクーペ]はなぜヒットしたのか?
ベストカーWeb
キャンパーはこれでいい! しっかり装備でも大きすぎない日産NV200バネットがベースのキャンパー
キャンパーはこれでいい! しっかり装備でも大きすぎない日産NV200バネットがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
ええ[N-BOX]越えやん!! 2代目ワゴンRヤバ!!  サンルーフに天井スピーカーあったってマジかよ
ええ[N-BOX]越えやん!! 2代目ワゴンRヤバ!!  サンルーフに天井スピーカーあったってマジかよ
ベストカーWeb

みんなのコメント

20件
  • グローバルでは、バカ売れ?
  • こんなに有事が多い日本で、意図的に1500Wの給電機能を廃止した国内唯一のアホメーカーがホンダ!しかも全く売れない、売る気もないようなホンダeにだけ設定車残してる。
    少なくともトヨタと比べりゃ180度消費者感覚からずれている、それが全く売れない体たらくホンダ車のすべてを物語る
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

193.7235.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.9260.3万円

中古車を検索
シビックの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

193.7235.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.9260.3万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村