日産のミニバンのトップモデルとなるのがエルグランドです。現行モデルは、2010年に「キング・オブ・ミニバン」を謳ってデビューした、第3世代モデルとなります。そのパワートレインは、どのようなものなのか。また、その性能は、いかほどのものなのかを解説します。文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
2つのパワートレインのスペック
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エルグランドには、2つのエンジンが用意されています。ひとつは3.5リッターのV型6気筒で、VQ35DEのガソリン・エンジンです。プレミアム・ガソリン仕様となります。もうひとつが、2.5リッターの直列4気筒のQR25DEエンジンで、こちらはレギュラー・ガソリン仕様となります。
トランスミッションは、どちらも6速マニュアルモード付のCVTである「エクストロニックCVT-M6」。FFだけでなく、電子制御の4WDモデルも用意されています。
エンジンのスペックは、3.5リッターV6が、最高出力206kW(280ps)、最大トルク344Nm。燃費性能はFFで8.7km/l(WLTCモード)、4WDで8.4km/l(WLTCモード)。2.5リッターの直4は、最高出力125kW(170ps)、最大トルク245Nm。燃費がFFで10.0km/l(WLTCモード)、4WDで9.7km/l(WLTCモード)となります。
エンジン特性としては、3.5リッターV6エンジンは、低回転から高回転まで、よどみなくふけ上がるのが特徴です。206kW(280ps)もの十分なパワーがありますから、街中から高速道路まで、軽快で胸のすくような加速を味わうことが可能です。
2.5リッターの直4エンジンは、低回転域から力強いトルクを発生させることができるというキャラクターです。それでいて、ふけ上がりがスムーズというのも美点のひとつ。CVTとの組み合わせでスムーズな走りを実現します。
ロー&ワイドなシャシーが実現する走り
現行型エルグランドの特徴は、FFプラットフォームを採用することで、低床化を実現しているところにあります。その実現のためにエンジンの搭載位置を下げるだけでなく、燃料タンクも非常に薄いものとなりました。
また、床を低くするだけでなく、全高も下げることで、ロー&ワイドなプロポーションとなっているのも特徴のひとつ。全高が低いため、空力特性が良好で、横風を受けてもふらつきにくくなっています。
サスペンションは、フロントがストラットで、リアがマルチリンク式。フロントのストラットはアルミを多用することで軽量化が図られています。ダンパーには、リバウンドスプリング内蔵式を採用。これにより、路面からのショックをいなす、しなやかさと、伸び側のストロークを抑えた安定したコーナーリングを両立します。
ステアリングコラムの剛性も高められたことで、ハンドル操作に対する車の動きは、より正確になっています。
最小回転半径は5.7m。この数値は、より小型なセレナと同等のもの。大柄なボディに、18インチの大きなタイヤ&ホイールを装着しながらの数値としては、とても優秀なものと言えるでしょう。
日産のミニバンのトップモデルとなるエルグランド。そのため、パワートレインにも、セレナと比べると、より大きな排気量のエンジンが採用されています。特に3.5リッターのV6エンジンなどは、ミニバンの中でも最大級。また、全高の低い、ロー&ワイドな車体もあいまって、エルグランドは、胸のすくような気持ちのよい走りを実現します。
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みんなのコメント
ましてや、500万クラスのクルマで採用されているなんて、以ての外でしょ!
MAZDAなんて、MAZDA2の前身であるデミオですら(トルコン式)6速AT採用してのに、日産はFF用の7速(8速)ATの開発すら出来ないのか・・・。もしくはDCTとか・・・。
情けないメーカーだ!!