9月14・15日、フランスのポール・リカール・サーキットで行われた2023FIM世界耐久選手権(EWC)第4戦ボルドール24時間耐久ロードレースの予選。渡辺一樹を擁するTEAM KAWASAKI WEBIKE TRICKSTARは7番手からスタートする。
■渡辺一樹(TEAM KAWASAKI WEBIKE TRICKSTAR) Rider Yellow
予選1回目:1分54秒702(総合 12番手)
予選2回目:1分54秒796(総合 12番手)
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昨年はヨシムラSERT Motulからボルドール24時間を戦った渡辺。サーキットも理解しており、事前テストに参加したためカワサキのマシンでも走行済みだ。
「海に近いというのもあって風の影響をすごい受けて、日によってトップスピードが大きければ10キロ近く変わるので、それを見越したファイナルのセットアップにはなっています。レギュレーションで登録できるミッションの数が制限があるので、そのひとつがボルドール用だと聞いています」
「前回のテストに関しては、鈴鹿からの感覚がどうしても残った状態できましたが、慣れるのに時間がかかって、最初のテストでズレは強く感じました」
予選では、渡辺のみ決勝用タイヤだったため、ランディ・ド・プニエとグレゴリー・ルブランのタイムで7番手からのスタートが決まった。
「予選の組み立ては、このコースはスリップストリームを使わないとかなりラップタイムを上げるのが厳しいので、場所取りがすごく大事になります。場所を探している場面はありました」
「一番最初に出てくるグループと、半周ずらして走り出すグループがあり、他のライダーがピットに入っているタイミングだったのか、誰もこなくて単独で走っていました」
「ただ予選に関しては、どういう理由かわからないですが、僕だけが決勝用のタイヤでアタックすることになって、通常の予選の組み立てで走ることができなかったので残念な気持ちは大きいです。他のふたりが予選用のタイヤでタイムは刻んでいます。決勝が一番大事ですね」
「予選は自分的には悔しいというかモヤモヤした気持ちで終わってしまったのが残念ですが、耐久レースは予選より決勝のためにどうするべきかということをしっかり組み立てて、何があるかわからない24時間の中で自分の力を出し切りたいと思います。応援してもらえれば嬉しいです」
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