テスラは主力4ドアセダン、『モデルS』の大幅改良を計画していると噂されている。スクープ班がその最終デザインを大予想した。2026年型モデルSに関する詳細は、今後数か月以内に正式発表されるはずで、テスラの売上減少を挽回する一手として期待される。
モデルSは、ロータスベースの『ロードスター』を経て、テスラ初の自社開発EVとして2012年にデビューして以来、10年以上にわたりラインナップの要となってきた。
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コンセプトカーとして2019年にデビューしてから3年後に発売され、2017年と2022年には大規模な改良が施された。技術の進歩に対応するために、数多くのアップデートを通じて、おなじみのシルエットを維持してきたが、2026年のアップデートでは、特に外観デザインにおいて顕著な変更がもたらされる可能性がある。
テスラのエンジニアリング担当副社長、ラース・モラヴィ氏は最近、噂を認め、モデルSと『モデルX』に近々アップグレードが行われることを示唆している。「数年前のアップグレードは、ほとんどの人が考えていた以上のものだった。2025年後半にはさらに力を入れる予定だ」と語っている。詳細は公式に確認されていないが、これらのアップデートにより、スタイリングとテクノロジーの両面で、より小型ではるかに人気の高い『モデル3ハイランド』や『モデルYジュニパー』に近づくだろう。
お馴染みNikita Chuicko/KOLESA RUから提供された2026年型モデルSの予想CGは、2026年型モデルYからインスピレーションを得て、最終デザインを完成させている。
フロントエンドには、分割されたLEDヘッドライトと、全幅LEDストリップバー、よりシャープなバンパーインテークを備えている。また後部には、今年初めにモデルYで導入された「間接照明」を備えた、全幅のLEDテールライトクラスターと、個性的なディフューザーが装備されている。
新たにデザインされた要素はモデルSに新鮮な外観を与えるだけでなく、空気力学も改善し、航続距離を延ばす可能性もある。テモラヴィ副社長によると、2022年型モデルSにはすでに大幅な構造的アップデートが施されており、それが2026年型にも引き継がれるということだ。テスラのエンジニアは、ホイールやブレーキの改良など、より小さな調整で効率を高める可能性がありそうだ。
モデルSの2022年のメジャーアップデートでは内装が全面的に刷新されたが、ちょっとした改良でも品質と使いやすさは向上できる。モデルYジュニパーのアプローチを踏襲するなら、2026年型モデルSには、アンビエント照明やフロントバンパーに取り付けられたカメラなど、機能が追加されるはずだ。
対してパワートレインの設定はキャリーオーバーされると思われる。現在、北米では、全輪駆動仕様がラインナップに含まれており、航続は410マイル(660km)、最高速度は130mph(209km/h)、0-60 mph(0-96km/h)の加速時間は3.1秒だ。また高性能の「プラッド」仕様では、最高出力1020psを発揮する3モーターをセットアップ、348マイル(560km)の航続、200mph(322km/h)の最高速度、0-60 mph (0-96 km/h)加速では驚異的な1.99秒を誇る。
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