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トヨタ「新型SUVミニバン」世界初公開! 斬新ドア&タフ外装がカッコイイ! 新型「クロスバン ギア」市販化の可能性は?

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トヨタ「新型SUVミニバン」世界初公開! 斬新ドア&タフ外装がカッコイイ! 新型「クロスバン ギア」市販化の可能性は?

■トヨタ新型「SUVミニバン」!? 「クロスバン・ギア・コンセプト」市販化の可能性は?

 2023年10月25日のプレスデイからスタートした「ジャパンモビリティショー2023」。そこでトヨタ車体は、「クロスバン・ギア・コンセプト(X-VAN GEAR CONCEPT)」を世界初披露しました。
 

【画像】超カッコイイ! ”車”としても完璧なトヨタ新型「クロスバン ギア」を画僧で見る(37枚)

 トヨタ車体は、トヨタグループの一員であり、「ノア/ヴォクシー」「アルファード/ヴェルファイア」などのミニバンや、「ハイエース」、さらには「ランドクルーザー300」などの生産を担っています。特にミニバン系は企画から開発、生産にまで携わる主力商品です。

 そんなトヨタのミニバンの専門家たちが用意した「クロスバン・ギア・コンセプト(X-VAN GEAR CONCEPT)」が提案するのは、ミニバンとSUVとの融合です。

 寸法は、全長4695×全幅1820×全高1855mm。幅こそ大きいものの、トヨタの「ノア/ヴォクシー」クラスのミニバンと同等です。それでいて、タイヤは「ノア/ヴォクシー」クラスと比べると直径で90mmほども大きな225/55R19というサイズを採用しています。

 タイヤが大きくなっただけ最低地上高も拡大しており、これで悪路に対応しようというわけです。これがミニバンでありながら、SUV的な悪路走行を実現する鍵となります。

 また、大きく広がるドアも特徴のひとつ。後席ドアは普通のスライドドアで、前席ドアには「新しいセンチュリー」にもオプション採用されたグライドドア(アイシン製のリンク式パワードア)。つまり、このドアは、まったくの飾りではなく、技術的裏付けがあり、現実味があることを意味します。

 凸凹としたボディ全体のフォルムも特徴的です。車体側面の中央にある黒い横線のうち、後ろ側は飾りではなく、後席スライドドアのレール部分。前側の線もヘッドライトに続いており、機能が与えられています。つまり、これも機能と結びついたデザインで、現実味を感じる部分です。

 ルーフは、「ノア/ヴォクシー」と比べると、前方に400mmほども長く、フロントガラスが垂直方向に立っているのも特徴的です。このスクエアなフォルムも、ギヤ感を生み出している理由の一つでしょう。

 車内の特徴は、前席から後席まで、床面が完全にフラットになっていることです。そうしたフラットな床面を活用する豊富なシートアレンジも、このクルマの特徴の一つ。助手席を回転させたり、2列目シートをテーブルにするなど、6パターンのアレンジが可能です。また、シートベルトやウインドウスイッチなどの機能部品もしっかりと配置されていたのも確認できました。

 インテリアでは、他にCピラーの内側に室内のエアコンなどの機能を集約しているというのもユニークな点。エアコンの配管をCピラー部に沿って配置しているため、その途中に配置したドリンクホルダーに、温め&冷やし機能を付けることができるとか。また、前席のダッシュボードの収納は引き出し式で、3列シートの下にも引き出し収納を用意するなど、利便性についての新しい提案もありました。

「クロスバン・ギア・コンセプト(X-VAN GEAR CONCEPT)」は、あくまでも新しい提案のためのコンセプトカーで、量産化の予定があるわけではないようです。

 しかし、それでも採用されたドアには技術的な裏付けがあり、細かな作り込みの良さを確認することもできました。もしも、量産化が決まれば、意外なまでに早いタイミングで市場に登場することが可能なのではないでしょうか。

 アウトドア向けのミニバンというのは、ライバルの少ない領域です。一方でキャンプに行くのに大人数で向かうというシチュエーションは少なくありません。

 大人数でアウトドアを楽しみたいという人に向けた新しいミニバン。考えるほど、意外に「クロスバン・ギア・コンセプト(X-VAN GEAR CONCEPT)」はアリなんじゃないかなと思えます。この先の展開を期待したい1台です。

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