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世界ラリークロス:eスポーツシリーズに参戦する選手が続々と発表。レギュラー組も数多く参加

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世界ラリークロス:eスポーツシリーズに参戦する選手が続々と発表。レギュラー組も数多く参加

 WorldRX世界ラリークロス選手権とプロモーターであるIMG、コードマスターズとモータースポーツゲームスが共同開催を発表している新生eスポーツ・シリーズ『World RX ESports Invitational Series』開幕戦に向け続々と参戦ドライバーがアナウンスされるなか、かつてGRCグローバル・ラリークロス選手権でホンダ・シビック・クーペ・タイプRをドライブしたオリバー・エリクソンの参戦が発表されている。

 本来、2020年のWorldRXカレンダー開幕戦予定日だった4月19日(日)に開催予定の『WorldRX ESports Invitational Series』は、オンライン・ゲーミング・プラットフォームの"Steam"を介して『DiRT Rally 2.0』を採用する新たな代替eスポーツ・シリーズとして創設された。

世界ラリークロス:初のデジタルイベント『RX eスポーツ・インビテーショナル』開催

 その舞台も現実の開幕戦予定地同様にスペイン・バルセロナのカタルーニャに設定された特設トラックで争われ、WorldRXレギュラー組も数多く参戦を表明。2020年からシリーズ本格復帰を表明したばかりのヨハン・クリストファーソンをはじめ、ティミー&ケビンのハンセン兄弟、アンドレアス・バッケルド、ティモ・シャイダーら、RXスーパーカー・クラスの主要メンバーが顔を揃える。

 またモータースポーツ・カテゴリーをまたいでのゲスト参戦も決まっており、WEC世界耐久選手権のLMGTE-Proクラス常連でル・マン24時間クラス優勝の経験も持つニッキー・ティームや、今回使用される『DiRT Rally 2.0』の現ワールドシリーズ王者であるキリアン・ダロルモのエントリーも発表されている。

 このメンバーに加えて、2018、2019年とRX2インターナショナル・シリーズ2連覇を達成し、氷上のRally X on ICEやGRC Liteでもタイトル獲得経験を持つエリクソン兄弟の末弟オリバーも、同じくRX2参戦組のヘンリック・クログステッドとともにラインアップに加わり、久々にワールドクラスの豪華ドライバー陣との対戦に挑むこととなった。

「再びレースフィールドに戻れるのは本当に良いことだと思う。それが現実世界では難しい現在のような状況では、オンラインでの実戦は考えうる限り最良の策になると思うよ」と語った21歳のオリバー。


 父アンドレアス・エリクソン率いるオルスバーグMSEとともに、兄のケビン同様ラリークロス界でキャリアを積むオリバーは、過去2シーズンにわたりRX2クラス最速のドライバーであることを証明しており、2019年は14戦8勝、10回の表彰台フィニッシュという圧巻の戦績でシリーズ連覇を果たしている。

「普段のオフシーズンなら地元のアイスクロスや現実のラリークロス・シーズンに向けた準備で忙しいから、これまではあまり多くの時間をシミュレーターに割くことはできていなかった。でも機会を得たからにはトレーニングのため、そして楽しむために可能な限りの準備をしたいと思っている」と、意気込みを語るオリバー。

「この日曜日の段階では、グリッド上でもっとも経験豊富なシムドライバーというわけにはいかないが、僕らはみな生まれながらの“競争人種”であり、誰もが勝ちたいと思っている。ここから最善を尽くして、イベントでは“爆発”するつもりだ」

 一方のクログステッドもRX2ランキング3位の実績のみならず、直近ではiRacingを使用したRXシリーズで世界ランク2位を記録するなど、仮想領域でのスキルも証明しつつある。

「僕はシミュレーター自体をほんの数カ月前に購入したばかりだから、こういうシーズンのディレイを考えると完璧なタイミングだったかもしれないね」と、2020年もRX2でYellowSquadのフィエスタをドライブする予定のクログステッド。

「それ以来、iRacingではマイレージを稼いできたけどDiRTシリーズはまた異なる感覚を持っていて、適応するのにとても時間が掛かるだろう。バルセロナも初挑戦だし、常識的に考えれば少し遅れをとるだろうし、通常はシムレーサーが強いだろう。でも長い間レースから遠ざかっていたし、いつでも戦う準備はできているよ」

 この『WorldRX ESports Invitational Series』開幕戦“Catalunya Edition(カタルーニャ・エディション)”は、4月19日(日)の中央ヨーロッパ時間15時/日本時間22時から競技が開始されており、WorldRX、RX2の公式FacebookページやYouTubeチャンネルでライブ配信が行われている。

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  • あの荷重を掛けながらなおかつ最小限のスライドで走らなければいけない緊張感と達成感…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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