■特別モデルが「スープラ」登場45周年を祝う
トヨタの北米法人は2023年6月21日(現地時間)、2ドアスポーツカー「GRスープラ」の特別仕様車「45周年記念エディション(45th Anniversary Edition)」を発表しました。
「スープラ」シリーズが45周年を迎えることを祝うモデルだと言います。
【画像】まさかの「80スープラ」再現!? 「ミカンオレンジ」採用の限定「GRスープラ」を画像で見る(74枚)
スープラは1978年に初代が誕生以降、「直列6気筒エンジン×FR車」という特徴を継承し続けている2ドアスポーツカーです。
現行型はBMWとの共同開発により2019年に復活し、通算5代目となる「GRスープラ」。BMWの2ドアオープンカー「Z4」とプラットフォームを共通しています。
今回北米で登場した特別仕様車は、3リッター直列6気筒ターボエンジンを搭載する「プレミアム」をベースに、エクステリアでは専用色「ミカン ブラスト」を設定。
ボディサイドには4代目「スープラ(JZA80)」に販売店オプションで用意されたサイドデカールを彷彿とさせるグラフィックをあしらい、懐かしさとセンスをもたらすと言います。
リアには大型リアウイングを装備しており、調整ネジによってテールにかかるダウンフォースを変化させることができます。
ホイールはマットブラック仕上げの19インチを装着し、フロントブレーキのGRロゴ入りのブラックキャリパーと相まって足元が一層スポーティになりました。
エンジンルームはTOYOTA GAZOO Racingのロゴ入りストラットタワーバーが装備され、剛性を高めるとともに特別感を演出します。
なお、発売は2023年秋を予定しており北米では900台限定、8速ATと6速MTの両方が選択できます。
価格は次の年次改良で登場する「2024年モデル」とともに発表されるとしています。
※ ※ ※
スープラは1978年に登場した「セリカXX」の北米仕様車「セリカ スープラ」として歴史がスタート。1982年登場の2代目(A60)ではリトラクタブルヘッドライトやデジタルインパネを装備し、近代化が図られました。
1986年には3代目(A70)となり高性能スポーツカーへと刷新。「セリカ」の名が消えて独立したモデルになりました。空力特性に優れたボディや230馬力を発揮する3リッター直列6気筒「7M-GTE」型ツインターボエンジン搭載グレード(のちに2.5リッターツインターボ車も登場)も用意されています。
そして1993年の4代目(A80)では全体的に丸みを帯び、洗練されたデザインを採用したほか、全車新世代の3リッター直列6気筒「2JZ」エンジンを搭載。さらにトヨタ車として初めて6速MT・運転席/助手席エアバッグを採用しています。
なお、歴代スープラは近年の国産スポーツカー人気などから高騰しており、特に3・4代目のツインターボエンジン搭載モデルは、映画や漫画などの影響から新車価格をはるかに超える価格で取引されています。
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